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桔梗は秋の花じゃない?桔梗の咲く季節や花言葉を紹介

桔梗という名前の由来


出典:写真AC

桔梗とは多年生植物であり、美しい青紫色、白色の釣鐘型の花です。

秋の七草の一つでもあり、根が薬にもなります。食べることができるわけですが、美味とは言いがたいです。しかし、古くから健康によいとされている植物なのです。

名前は英語ですと「Balloon flower」というのですが、これはつぼみがまるで風船のように見えることから、とされています。

日本の場合は色々と説はありますが、桔梗を神仏に捧げるものであり、「吉凶」を占ったものであるとされており、吉凶が、桔梗と言われるようになったとされています。

他の説としては、漢名の桔梗をきちこうと呼ぶので、音読みにして「ききやう」と読んだという説もあります。

また、花として運命を案じるものとされており、戦国武将などが家紋に用いたことが多かったことでも有名です。名門家が桔梗を家紋としていたので、決して悪いイメージを昔の人も持っていることはなかった、といえるわけです。

桔梗が咲く季節は?


出典:写真AC

桔梗の開花する季節ですが、秋の花と思っている人が多いかもしれません。

しかし、実は開花時期は6月中旬の梅雨時からになります。そして夏も越して、初秋の9月頃まで咲いています。

桔梗の花は、秋の花でもあるのですが、夏の花でもあるのです。

山野の日当たりのよいところによく育つ花であり、暑さにも弱くない花でもあります。普通に一般家庭でも季節さえ誤ることさえないのであれば、観賞用として育てることは可能であり、園芸の花としては常に人気がある花です。

咲く季節も多様・桔梗の種類

桔梗と一言でいっても様々な種類によって花をつける季節などの違いがあります。

ウズキキョウ

草丈が高くなく、葉に皺がよっており、古代からある品種になります。

五月雨

一般的な園芸用の桔梗になります。早生種でもありますから、季節は5月頃から花を咲かせることになります。

アポイギギョウ

小さいタイプで、北海道のアポイ岳に産するのでこの名前となりました。

ミゼット

鉢植え用の草丈の低い品種となります。

それぞれに特徴があり、魅力がある花になっています。

桔梗の花言葉

出典:写真AC

桔梗にも花言葉があり、いくつかありますが「永遠の愛」、「誠実」や「清楚」などのかなりよいイメージの花言葉になっています。

「永遠の愛」というのは西洋では一般的な桔梗の花言葉になっています。

【梅の花言葉】日本人美意識のルーツ「梅」その魅力や花言葉

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【河童がそこら中に?】御朱印帳も大人気!櫛引八幡宮の魅力

櫛引八幡宮とは


出典:櫛引八幡宮

櫛引八幡宮とは、青森県八戸市にある神社で、平泉合戦にて武功を建てた南部光行が源頼朝から恩賞として糠部郡を拝領し、この地に武家の信仰心の厚い八幡大神を祀ったのがはじまりとされています。

この神社の特徴は、神社の境内のいたるところで河童を見ることが出来る点です。例えば櫛引八幡宮の本殿の脇障子には河童の彫刻が彫られており、全国的に見ても河童の彫刻が彫られているのは非常に珍しく一見の価値は十分あると言えるでしょう。

また、櫛引八幡宮の国宝館には白糸威褄取鎧と赤糸威鎧の2つの南北朝時代の国宝を見ることができ、これらの鎧ではありませんが、鎧を試着することが出来ます。

櫛引八幡宮と河童の関係


出典:櫛引八幡宮

前述したように櫛引八幡宮は本殿に河童の彫刻が彫られているなどなにかと河童に縁のある神社です。

なぜ櫛引八幡宮は河童と縁のある神社なのかというと、日光東照宮の眠り猫を彫ったことで有名な左甚五郎が、櫛引八幡宮の建造に携わった際に柱を誤って切ってしまったため、柱を川に捨てようとすると柱が捨てないでくれと訴えました。

しかし左甚五郎はその願いを聞き入れず川に柱を捨ててしまいます。するとその柱は河童となり、人々を襲うようになりました。

河童の悪事に困り果てた人々が八幡様に救いを求めると鷹が現れ河童を懲らしめたといいます。その河童が鷹に懲らしめられた様を、本殿の脇障子では見ることが出来ます。

櫛引八幡宮の由緒とご利益


出典:櫛引八幡宮

櫛引八幡宮のご利益としては、安産祈願・身体健康・商売繁盛・心願成就・職場安全・学業成就・家内安全・交通祈願・大漁祈願などがあります。

なかでも武運勝負や安産守護のご利益には定評があります。安産祈願は犬の安産にご利益をもらうため妊娠5か月あたりの戌の日に赤ちゃんが無事生まれるように、そして母体の無事を祈ります。

櫛引八幡宮の国宝を紹介


出典:櫛引八幡宮

櫛引八幡宮には国宝館があり、白糸威褄取鎧と赤糸威鎧など国宝に指定されているものをはじめこの他にも国の重要文化財に指定されている鎧が3つ、舞楽面や太刀そして鰐口なども見ることができます。

例えば赤糸威鎧は大袖と兜に菊一文字の装飾が施されているのが特徴で、鎌倉時代の金工芸術の意匠を凝らした作品として知られ、春日大社の赤糸威鎧と並んで装飾の華麗さにおいて、現存する甲冑の双璧と言われています。

また他にも舞楽面陵王があり、陵王とは中国の武将の名で、陵王が奇妙な面をつけて戦っていたことから考案された舞です。元々は戦の勝利を祝う際の舞でしたが、龍をつけていることから雨乞いの舞として重用されるようになったそうです。

櫛引八幡宮のどんど焼き

土鍋はすぐに使っちゃダメ!使い始めに必要な「目止め」とは?

土鍋を買ってすぐに使ってはいけない


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冬場の鍋料理や湯豆腐、焼きうどんや炊飯もこなせる、使い勝手の良い調理器具が土鍋です。土鍋で作られたと聞いただけで「いつもよりも美味しい」と感じる人も少なくないのではないでしょうか。

耐熱性の高い粘土を原料に作られている土鍋は、遠赤外線効果も高く美味しく調理できる反面、原料の性質上どうしても「吸水性」の問題が存在します。

土鍋の吸水性は「土鍋の中の水分が滲む」、「汚れや匂いを吸着する」、「割れの原因」などのデメリットを引き起こす原因となります。

そのため、新しい土鍋は使い始めに吸水する粘土の目をでんぷん質などで埋める必要があり、この作業を「目止め」と呼びます。

金属鍋には使い始めの処理が必要ないので少々面倒に感じるかも知れませんが、使い始めに目止めをすれば土鍋を長く使うことができ、使い込むほどに味も出ます。

目止めは土鍋の使い始めに欠かすことのできない大切な儀式のようなものだと言えます。

土鍋の使い始めに必要な「目止め」

方法① おかゆを使って


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使い始めの土鍋に欠かせない目止めで、最もポピュラーな方法がお粥を炊く方法です。

「使い始めの調理前に必要なのでは?」と疑問に感じるかも知れませんが、お粥にはでんぷん質が豊富に含まれますので、お粥を焚きながら目止め処理ができる一石二鳥の方法です。

○お粥を炊く目止めの方法最初に土鍋をしっかり水洗いし、よく拭いてから自然乾燥させます。濡れている状態で火にかけるとひび割れの原因となりますので、しっかり乾燥させるのがポイントです。

しっかりと乾燥したのを確認し、土鍋を8分目ほどの水で満たしてご飯を入れほぐします。弱火でゆっくり時間をかけてお粥を炊きます。炊き上がったら火を止め冷めるまで置いておきます。土鍋が十分に冷めてからお粥を取り出し土鍋を水洗いします。

○お粥で目止めを行うポイント

・土鍋の水洗い後はしっかり乾燥してから使い始める→濡れたまま使い始めるとひび割れの原因となります。

・火加減は弱火で炊く→火が強いと土鍋のひび割れの原因となります。

・できあがったお粥は土鍋の中で十分冷ます→冷める過程でもお粥のでんぷん質が土鍋に吸収され目止めが行われます。

目止めの方法は他にもいくつかあります。

日本の風習5選|外国人が理解に苦しむ?日本の独特な風習を紹介

「風習」と「文化」や「習慣」の違いは?

「風習」という言葉は一般的に「文化」や「習慣」と混同されがちですが、実際には意味合いが異なります。

風習というのは、限定された地域で受け継がれてきた特有のならわしです。文化は人々が社会生活において培ってきた知識やならわしであり、より普遍的な意味合いを持ちます。

風習であれば、地域や国が変われば異なるケースも多く見られますが、文化というのは国単位のような広範囲で共有している事柄が多く、多くの人が行っていることから、異なった文化を持つ人からも受け入れられやすいです。

一方、習慣というのはどちらかといえば個人の癖に近く、繰り返し行ってきたために無意識下で行う動作などを表すことが多いです。団体や地域単位での習慣もありますが、風習よりもさらに狭い範囲で用いられがちです。

日本の風習が独特なワケ


出典:ぱくたそ

風習は地域によって若干の違いがあるものの、ある程度広範囲の人に受け入れられているならわしであるため、日本国内ならば多少の違和感があっても基本的に受け入れられます。

しかし、日本は島国という立地条件の上、鎖国を行っていた時期もあったため、他国の文化や風習を取り入れる機会がほとんどありませんでした。

そのため、同じ日本人から見れば普通のことであっても、海外の人からすれば驚かれるような風習もたくさんあります。

日本は他国の影響を受けにくい環境下で長年かけて培われてきた風習も多く、他国にも類似する風習がないケースが少なくありません。

外国人が驚く日本の風習①

家の中に仏壇と神棚がある


出典:写真AC

日本の風習の中でも、海外で最も驚かれるものの一つに、家に神棚と仏壇の両方を飾っていることが挙げられます。

海外は基本的に一つの宗教のみを進行しており、信仰心も日本に比べると強い傾向にあります。そのため、異なる宗教の象徴である神棚と仏壇が一つの家庭にあるという状況が、にわかには受け入れがたいのです。

日本では、八百万の神々を信仰する風習が広まっていますので、神棚と仏壇を同時に祀っていても特に問題視はされません。また、物や自然にはそれぞれに異なる神々が宿っているという認識を持っているため、異なる対象にそれぞれに手を合わせることも当たり前のように考えられているのです。

外国人が驚く日本の風習②

冠婚葬祭でお金を包む


出典:ぱくたそ

日本では当たり前のように行われている、冠婚葬祭でお金を包む行為も、海外では驚かれます。

海外では宗教に関係なく、冠婚葬祭にお金を包むことはまずありません。例えば、結婚式に関して言えば、アメリカでは新郎新婦がほしいものリストを掲載し、招待客がそれらの中からプレゼントを選んで購入し、品物で贈るのが一般的な風習です。

現金やギフトカードを送ることもありますが、日本のご祝儀よりはずっと少なめです。また、不幸があったときには、花やカードを送るのみで、お香典に該当するものを渡すような風習はありません。

外国人が驚く日本の風習③

サインではなく印鑑ばかり


出典:写真AC

海外では、ビジネスにおいてサインを使って本人であることを証明するのが一般的です。

ですが、日本ではサインよりも印鑑の方を使用する風習であり、海外では驚かれるのです。世界中で見ても、印鑑を法的な証明として用いる国は日本以外に台湾と韓国くらいで、少数派の風習といえます。

確かにサインの方が模倣されにくく、本人であることを証明しやすいという側面もありますが、日本では複製が困難な複雑な陰影の実印や銀行印を用意して、普段使用する認印よりもセキュリティを強くするなどの対策が取られています。

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【2019年度版】松本クラフトフェアの楽しみ方|日程・出展方法

松本クラフトフェアとは


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松本クラフトフェアとは、長野県松本市で毎年5月最終土曜日・日曜日に開催されている野外クラフトイベントです。松本クラフトフェアには、300からなるブースがあり、それらのブースは陶芸・ガラス・木工・金属・染色など、いろんなジャンルのものがあります。

松本クラフトフェアの開催地であるあがたの森公園では、様々なジャンルの工芸家たちが集まり、およそ300ものブースが立ち並びます。

このフェアを立ち上げた当初の1984年には、工芸家は65人でしたが現在では1000組を超える応募が殺到し、来場者数も2017年は5万4千人とかなりの盛り上がりを見せています。

そんな松本クラフトフェアの最大の魅力は、なんといっても1つ1つの作品のクオリティーが非常に高くまた個性豊かであることが挙げられます。

そのため工芸に関心のある人々だけではなく、ギャラリーの関係者も訪れるそうです。

松本クラフトフェアがスタートした理由


出典:写真AC

そもそもなぜ松本クラフトフェアを開催するほど松本は工芸が盛んなのでしょうか?それには歴史をさかのぼる必要があります。かつて江戸時代では、他の城下町同様に、松本は人が集まり賑わっていました。それにともない、城下町には職人たちが集まっていたのです。

時代が変遷し戦後になると、柳宗悦によって民芸運動が唱えられるとさらに工芸が盛んに行われるようになったのです。

現在でも松本駅の周辺にはたくさんのギャラリーショップが立ち並び、職人たちが生活を送っています。そんな工芸が盛んに行われていた町だからこそ、松本クラフトフェアが開催されていたのです。

松本クラフトフェアの詳細


出典:フォト蔵

そんな松本クラフトフェアの気になる開催期間ですが、5月の最終土曜日・日曜日に開催されています。

入場料は無料です。ぜひ気になる方は足を運んでください。開催場所は、〒390-0812 あがたの森公園 (長野県松本市県(あがた)3-2102-4)になります。

松本クラフトフェアの出展品


出典:写真AC

松本クラフトフェアで手に入るもののジャンルとしては、陶芸・ガラス・木工・金属・染織などがあります。

売り物の楽器を演奏することが出来たり、木工の家具、例えば椅子なら試しに座ることもできたりします。

松本クラフトフェアの楽しみ方


出典:Pixabay

松本クラフトフェアの楽しみ方はいくつかあります。

1つ目の楽しみ方は、300ものブースを順繰りに眺めていくと何かしらの発見が出来ます。

2つ目は、ブースにいる工芸家と話をしてみたり、野外ならではのバンドのライブを楽しんだりするのもいいでしょう。

3つ目は、あがたの森公園の芝生の真ん中にはブースなどが置かれておらず、松本市内の人気飲食店も出店しているので食事や日向ぼっこを楽しむのもおすすめです。

松尾芭蕉が読んだ、旅の情緒あふれる俳句5選

皆さんは、毎日の暮らしの中で日本の文化や歴史に触れていますか。

これまでの日本の文化や歴史を作ってきた偉人や文化人など、後世への影響を強く残した人物も数多く存在します。

そのような、先人のおかげで今の我々があると言っても過言ではありません。そして、 今回スポットをあてるのはかの有名な俳人「松尾芭蕉」です。

松尾芭蕉とは


出典:ぱくたそ

教科書にも載っている歴史的人物ですので、日本人なら多くの人が知っています。「松尾芭蕉」と言えば俳句で有名で、 江戸時代前期の俳諧師(「俳諧」とは、俳句の元の事)として、 「俳諧」を芸術として確立させた偉大な人物です。

松尾芭蕉の出身地は、現在の三重県伊賀地方にあたる伊賀国で、 農民として生まれました。 そんな松尾芭蕉が俳句を始めたのは10代後半の頃になります。 当時、俳人(俳句を作る人)として有名であった 北村季吟(きたむらきぎん)の下で俳諧(俳句)の勉強を始めたのです。

18歳から北村に一人前として認められるまでの30歳まで、12年にも及ぶ長い下積み時代がありました。 後世に影響のある人物となった芭蕉にも、地道な修行時代があったのです。

その後、松尾芭蕉は江戸に住み多くの俳人と交流をし、武士や商人などの街の人々に俳句を教える傍ら、数多くの作品を発表していきます。

松尾芭蕉の俳句の中でも最も有名なのが「古池や蛙(かわず)飛びこむ水の音」であり、また紀行文である「奥の細道」も有名です。 歴史の教科書にも登場しますので、皆さんもご存じのことでしょう。

松尾芭蕉は、作品を生み出すと共に、様々な場所へ旅にも出向いていました。 そして数々の俳句を発表し、旅を続け年齢を重ね、50歳の時に大阪にて病死しました。

人望も厚かった松尾芭蕉

この時、松尾芭蕉の葬儀にはなんと300人以上の弟子達が参列しました。 俳句の素晴らしさだけでなく、人間的にも多くの人々に親しまれ魅力ある人物であったのです。

松尾芭蕉の没後、彼の作品である俳句は、今現在でも語り継がれる歴史的産物として、今も我々の生活に根付いています。 松尾芭蕉の俳句をはじめとした作品は、どのようなものがあるのか、その代表作をいくつかピックアップして解説していきます。

松尾芭蕉の代表作「奥の細道」

松尾芭蕉の代表作として知られている「奥の細道」とは、一体どのような作品なのでしょうか?

俳句で有名な芭蕉ですが、「奥の細道」は、俳句ではありません。 「奥の細道」は、実際の旅の行程をまとめた紀行文です。 旅のルートは東北地方から現在で言うところの富山県、石川県などの北陸地方を中心として旅を続けていました。

その旅の道中で詠んだ俳句も記されています。 「奥の細道」の中でも有名な俳句もいくつかあります。 次からは具体的に松尾芭蕉の俳句を解説していきましょう。

松尾芭蕉の俳句①

 「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」


出典:ぱくたそ

この作品は、源義経について詠まれたもので、 現在の岩手県平泉町で詠まれた作品です。 どこかノスタルジタックな雰囲気を感じるせつない風情のある作品となっています。

松尾芭蕉の俳句②

「閑(しずけ)さや岩にしみ入る蝉の声」

この作品も大変有名でメジャーな作品と言えるでしょう。  夏の風情を感じさせる、目の前に情景が広がるような作品です。 俳句という限られた文字数の中で、日本の夏を表現した素晴らしい作品です。

こちらの作品は、 現在の山形県山形市立石寺(りっしゃくじ)で詠まれました。

松尾芭蕉の俳句③

 「五月雨(さみだれ)をあつめて早し最上川(もがみがわ)」

梅雨の時期の情景を表現した作品で、 最上川の雨の様子を詠んでいます。

この作品は、現在の山形県北村山郡大石田町で詠まれました。

松尾芭蕉の俳句④

「行春や 鳥啼き魚の 目は泪」

【お彼岸参りにはどんな意味が?】お彼岸のさまざまな風習を解説

毎年春と秋の時期に、スーパーなどに落雁やおはぎなどが並ぶのを見かけませんか?この時期は「お彼岸」と呼ばれ、先祖の墓参りをする風習があります。「お彼岸」の意味やルーツ、時期、お供え物など、お彼岸のあれこれをまとめて紹介します。

お彼岸とは?時期はいつ?


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お彼岸とは雑節のひとつで1年を24等分した二十四節気や季節の節目の行事を行う五節句よりも、さらに季節の移り変わりをより的確に把握するために、暦に定められている暦日ですお彼岸の期間は、春は3月の春分の日」と、秋は9月の秋分の日」の年2回ありそれぞれ前後3日間7日間のことをいいます

最初の日を彼岸の入り」、終わりの日を彼岸明け」といい春分の日と秋分の日は中日」といいます期間は毎年変わりますが3月と9月の中旬過ぎが目安となります

また、春のお彼岸の頃は冬が終わり秋のお彼岸は夏が終わって過ごしやすく、お墓参りがやすい時期でもあります

お彼岸の意味・由来


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お彼岸の彼岸」は仏教用語でもともと煩悩を脱した悟りの境地のことを指します仏教では私たちが暮らしている迷いや煩悩に満ちたこの世」の世界を「此岸(しがん)」といい修行によって迷いを脱し此岸を渡りきった悟りの境地が彼岸なのです

このためお彼岸は極楽浄土に思いを馳せ悟りの境地に近づくための修行の期間という意味合いもありますまたお彼岸は仏教が発祥したインドなどではみられない日本独特の行事です。

仏教が伝来した後でも神道にまつわる行事が行われていたため太陽を神として信仰する神道と日願であるお彼岸を結び付けやすかったからだと考えられます

また農耕民族であった日本人には春の豊作の祈願や秋の収穫の感謝の風習があり同じ時期のお彼岸も結びつきやすいものだったと思われます

お彼岸にお参りをする


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仏教において彼岸は西此岸は東にあるとされ春と秋のお彼岸の時期は太陽が真東から昇り真西へ沈みますこのためあの世とこの世が通じやすくなると考えられて先祖供養のためにお墓参りをする風習が生まれました

お彼岸のお墓参りには特別な作法はありませんがまずご先祖様に感謝を込めて手を合わせお参りしその後お墓の掃除をし、墓石に打ち水をして花立てに生花を添え菓子や果物などを供えてからろうそくと線香を手向けるのが一般的です

お墓参りはお彼岸の期間中であればいつ行ってもかまいませんが通常は午前中がよいとされています

お彼岸に行われる法会・彼岸会について

彼岸会は単に彼岸ともいわれ春分と秋分の前後1週間に行われる法会のことを指します聖徳太子の時代に始まったと伝えられ平安時代初期になると朝廷で行われるようになり江戸時代には年中行事化されたとされています

一般の仏教信者はこの期間に、お寺まいりやお墓まいりをするのが習慣となり日本独特のお彼岸の風習の基本となりました

お彼岸の食べ物・ぼたもちとおはぎの由来


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お彼岸のお供え物には故人が好きだったものやお酒果物お菓子などを供えることがありますが一般的にはぼたもち」、あるいは「おはぎ」を供えますこれらを供えるのは原料であるもち米などの穀物をはじめとした農作物が豊作となるよう、「五穀豊穣」の願いが込められているからです

また古来より赤いものには魔よけの力があるとされていてお祭や祝いの席では赤が好んで用いられましたこのためぼたもちやはぎ以外でも小豆を使った赤飯などは祝い事で欠かせない食べ物なのです

ところでこのぼたもちとはぎには基本的に違いはありませんぼたもちは牡丹餅」と書き春に咲く牡丹にちなんでいますそして、おはぎは御萩」で、秋に咲く萩の花にちなみますこのため春のお彼岸に供えるのがたもち秋のお彼岸に供えるのがはぎと呼ばれます

地域によってはそれぞれの花の大きさに合わせてこしあんで大きめにつくるのがたもち粒あんで小さめにつくるのがはぎという場合もありますいずれにしてもかつては甘いものが貴重だったためお供え物として特別だったことに変わりありません

お彼岸の魅力

いかがでしたか?お彼岸のあれこれをまとめて解説しました。

お彼岸の時期は毎年気候も良く、墓参りついでに散歩やちょっとしたおでかけをするのにもぴったりです。案外、忙しい日常から離れる機会を作り、家族や先祖とのつながりや季節の移り変わりを感じるいいタイミングなのかもしれませんね。

今年のお彼岸は、ぜひこの記事を参考にお墓参りに行ってみてください。

お盆の時期はいつ?|地域による違いや迎え火と送り火の時期も紹介

お食い初めの石はどこで手に入る?|ベストな石の選び方や石の使い方

赤ちゃんの歯が生え始めるのに合わせて行われる「お食い初め」と呼ばれる儀式があります。

赤ちゃんの歯が健康に生えることを願っての儀式ですが、この儀式に必要不可欠になるのが「石」です。

今回は、どんな石がいいのか、どこで手に入れるのか、お食い初めの石について解説します。

お食い初めの石に込められた願いとは?


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「お食い初めの石」とは、歯固めの風習で使われている石歯固め石のことです歯固め石は生後3ヶ月が経過すると歯が生え始めるのに合わせて、石のように固く丈夫な歯が生えるよう準備するものです。

また歯が丈夫であることが、長生きをする上欠かせないものだとみなされていたため、健康長寿を祈るという意味合いでも使われてきました

そんな歯固めの風習ですが具体的にいつ頃から始まった風習であるかは分かっていません

また全国各地で歯固めの風習を見ることができますが各地域によって歯固めに使うものが異なっていて、どの地域でも歯固めに石が使われていたわけではなかったようです。

お食い初めの石はどこで手に入る?


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お食い初めで行われる歯固めの儀式に必要不可欠な歯固め石ですが、そんな歯固め石を入手する方法は4つあります。

1つ目は、日枝神社や子安神社など祝箸と一緒に授与される神社でお宮参りをする方法です。

これらの神社のようにお宮参りのご祈祷を行った際に歯固め石を授与される神社があります。気になった人は調べてみるといいでしょう。もしくは、神社の境内にある小石を拝借し、お食い初めの儀式を終えた後に元の場所に戻すのも良いです。

2つ目は、家の近くにある氏神を祀っている神社の境内にある石を1つ2つ見繕ってお借りする方法です。

そして神社の境内の石をお借りする場合は、境内の隅など往来の少ない場所からにしましょう。

かならず神社の方に許可を取ってから持ち帰るようにしてください。そして、お食い初めが終わったら元の場所に戻すようにしましょう。

3つ目は外出先や家の近くの河原で拾う方法です。

河原で歯固め石を見繕う場合は小さく凹凸のないものを選ぶといいでしょう。

4つ目は、Amazonや楽天などの通販サイトで購入する方法です。

通販サイトで購入する方法は神社や河原に赴く必要がなく手間暇がかからないので、非常に手軽に歯固め石を入手できます。

ただし、神社や河原などで石を拾ってお食い初めを行う場合は、人の通行が少ない場所から石を取り、熱湯消毒をして乾かしてから使用してください。お食い初めが終わった後は、石を洗って感謝の気持ちを込めて元の場所に戻しましょう。

住職の仕事を紹介|気になる年収や資格の必要性は?

お寺に行くとにこやかな笑顔と柔和な声で訪れる人を癒してくれる住職。

実はそんな柔和な雰囲気と違って、実際にはすることも守るべき決まりもたくさんある大変な仕事です。そんな住職の職業事情を解説します。

住職とは


出典:写真AC

住職というのは一般的に住持職と呼ばれている人であり仏教の職名の一つになります具体的には一つ以上の寺院を管掌している僧侶でありその寺の最高責任者ということになります

日本の仏教は多くの宗派があり宗派ごとに資格規定がありますから一概に僧侶であれば誰でも住職になれるというわけではありません

住職と言う名前の通り寺院に住み込み、または寝泊りしていることが殆どなのですが無人の寺院の住職になることもあるようです

住職の仕事


出典:京都フリー写真素材集

住職の仕事はその寺の管理のほぼすべてということになります人を雇って行わせることもありますし自分でできることは自分でやります

具体的にいえば寺の掃除などは自分でもできますが、他にやることが多ければ人を雇ってしてもらうこともあるようです。庶務に加えて当然修行の身なので読経などの日々のお勤めも欠かさずやることになります

住職はその寺の檀家さんのところを回ることも一つの仕事です。説法なども積極的に行う住職もいますし、申し出があれば法事や葬儀などで行うこともあります。

住職の年収/勤務体系/福利厚生

気になる年収ですが、その寺の経済状況によって住職の収入も大きく違うことになります。平均値があまり意味をなすような仕事でもないのですが、あるデータでは600万円~700万円が平均収入とされています

勤務体系としては朝が早く夜も早く終えるということになります。きちんした宗教法人のところは会社員同様、正規雇用で理事的な立場になる人も中にはいます

雇われ住職というのもいます福利厚生も、普通の組織として厚生年金健康保険積み立てなど行っているところが殆どです。

住職のメリット・デメリット


出典:ぱくたそ

住職のメリットは安定がまず一点目に挙げられます。それ以外に、意外と収入があることもメリットです

デメリットとしては私生活も立場を弁えた態度を貫かなければならないことと、宗派によっては結婚もできない(許可制)ということです

また、収入がよい寺院には基本的に空きがありません実家が寺院であれば気にすることはありませんが、せっかく住職を志しても求人がなければ意味がありません。

住職に向いている人、向いてない人

住職に向いている人はコツコツと修行をすることが好きな人でしょう少なくともそれが苦にならないという人はかなり適性があります。また、前提条件として信仰心が強くなければいけません。

逆に向いていない人は、朝は早く夜も早く、規則正しく規律正しくという制限に耐えられない人です。自由を謳歌したい人には向いていないといえるでしょう

 

次のページでは住職という仕事の将来性を紹介します。

季節の花おすすめ8選!特徴・花言葉・見ごろ・水切り方法

日々の生活に彩がほしいとき、私たちは時折花を飾ります。人工物にあふれている暮らしの中で、長い歴史を生きてきた四季折々の花たちが力をくれる気がしますよね。

ここでは、四季ごとに飾りたいおすすめの季節の花を紹介していきます。

春の花<ラナンキュラス>


出典:Pixabay

春の季節の花として知られるラナンキュラスは、3月~4月に薄紙細工のような色とりどりの花を咲かせます。葉の部分がカエルの足を連想させることから、ラテン語のカエル「rana」にちなんで名付けられました。

幾重にも重なった花びらは光や温度に反応して開閉し、大きく開くほど美しさが際立つのが特徴であり魅力だと言えます。近年品種改良が進み、毎年のように品種が発表されています。西アジアやヨーロッパの原産のため比較的暑さに弱く、秋に植えて春先に花を開き、暑い季節には休眠します。

切花としては晩冬から春先に出回るので、肌寒い季節の花だと言えますね。花言葉は「とても魅力的」や「華やかな魅力」ですが、色によって変化します。

例えば、赤は「あなたは魅力に満ちている」、紫は「幸せ」、白は「純潔」、ピンクは「飾らない美しさ」、オレンジは「秘密主義」、黄色は「細やかな心配り」などです。どれも魅力的な女性をイメージさせる素敵な言葉ですね。

花言葉 「あなたは魅力に満ちている」
「幸せ」
「純潔」
ピンク 「飾らない美しさ」
オレンジ 「秘密主義」
「細やかな心配り」
見ごろ 3月~4月

春の花<スズラン>


出典:Pixabay

春先の花として知られるスズランは香りが高く香水の原料としても用いられます。原産地は日本、アメリカ、ドイツと非常に広域ですが、現在日本で栽培されているものはドイツ品種の物が中心となっています。

君影草(きみかげそう)や谷間の姫百合とも呼ばれます。名前の通り、可憐な小粒の鈴のような花が数珠繋ぎに並んで花を咲かせている姿は非常に愛らしく、多くの人から愛されている花だと言えます。

名前は蘭ですが、蘭科ではなく百合科です。また可憐な見た目とは裏腹に有毒で、牧草地でも牛や馬に食べられずに残り群生していることもあります。開花時期は4~5月ですが、切花としては3月中旬ごろから出回り始めます。冬の終わりを告げ、春の訪れを知らせてくれるような春の季節の花だと言えますね。

フランスでは5月1日に愛する人にスズランの花束を贈る習慣があります。「ミュゲー(スズラン)の祭日」と呼ばれ、贈る人に幸せが訪れると言われています。花言葉は「無意識の美しさ」や「純粋」です。

花言葉 「無意識の美しさ」「純粋」
見ごろ 4月~5月