松本クラフトフェアとは
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松本クラフトフェアとは、長野県松本市で毎年5月最終土曜日・日曜日に開催されている野外クラフトイベントです。松本クラフトフェアには、300からなるブースがあり、それらのブースは陶芸・ガラス・木工・金属・染色など、いろんなジャンルのものがあります。
松本クラフトフェアの開催地であるあがたの森公園では、様々なジャンルの工芸家たちが集まり、およそ300ものブースが立ち並びます。
このフェアを立ち上げた当初の1984年には、工芸家は65人でしたが現在では1000組を超える応募が殺到し、来場者数も2017年は5万4千人とかなりの盛り上がりを見せています。
そんな松本クラフトフェアの最大の魅力は、なんといっても1つ1つの作品のクオリティーが非常に高くまた個性豊かであることが挙げられます。
そのため工芸に関心のある人々だけではなく、ギャラリーの関係者も訪れるそうです。
松本クラフトフェアがスタートした理由
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そもそもなぜ松本クラフトフェアを開催するほど松本は工芸が盛んなのでしょうか?それには歴史をさかのぼる必要があります。かつて江戸時代では、他の城下町同様に、松本は人が集まり賑わっていました。それにともない、城下町には職人たちが集まっていたのです。
時代が変遷し戦後になると、柳宗悦によって民芸運動が唱えられるとさらに工芸が盛んに行われるようになったのです。
現在でも松本駅の周辺にはたくさんのギャラリーショップが立ち並び、職人たちが生活を送っています。そんな工芸が盛んに行われていた町だからこそ、松本クラフトフェアが開催されていたのです。
松本クラフトフェアの詳細
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そんな松本クラフトフェアの気になる開催期間ですが、5月の最終土曜日・日曜日に開催されています。
入場料は無料です。ぜひ気になる方は足を運んでください。開催場所は、〒390-0812 あがたの森公園 (長野県松本市県(あがた)3-2102-4)になります。
松本クラフトフェアの出展品
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松本クラフトフェアで手に入るもののジャンルとしては、陶芸・ガラス・木工・金属・染織などがあります。
売り物の楽器を演奏することが出来たり、木工の家具、例えば椅子なら試しに座ることもできたりします。
松本クラフトフェアの楽しみ方
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松本クラフトフェアの楽しみ方はいくつかあります。
1つ目の楽しみ方は、300ものブースを順繰りに眺めていくと何かしらの発見が出来ます。
2つ目は、ブースにいる工芸家と話をしてみたり、野外ならではのバンドのライブを楽しんだりするのもいいでしょう。
3つ目は、あがたの森公園の芝生の真ん中にはブースなどが置かれておらず、松本市内の人気飲食店も出店しているので食事や日向ぼっこを楽しむのもおすすめです。