伊勢神宮参拝の際に訪れたい名物「伊勢うどん」は老舗「ちとせ」で

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三重県伊勢市の特産品である「伊勢うどん」は、以前「郷土料理レシピ」シリーズで紹介した「手こね寿司」と並ぶ名物グルメです。昔からお伊勢参りをする人々のために作られていたといわれる伊勢うどん。今では市内の多くの飲食店で味わえるほか、お土産に持ち帰りやすい茹で麺とだしのセットなども販売されています。

伊勢うどんってどんなもの?

伊勢うどんは、たまり醤油ベースの濃厚なつゆを、太いうどんに絡めて食べるのが特徴。長時間かけて茹でる麺はとても柔らかく、一般的なうどんの食感とはまったく異なるものです。そのルーツは、江戸時代以前からこの地に住んでいた農民が、地味噌のたまりをつけたうどんを食べていたことに由来するとか。

甘辛いつゆと混ぜたふわふわのうどんを食べ進めるうちに、クセになってしまうほどの不思議なおいしさです。

伊勢神宮の近くにある、伊勢うどんの老舗「ちとせ」へ!


お伊勢参りのために三重旅行に出かけた筆者。クチコミを頼りにたどり着いたのが、近鉄宇治山田駅のすぐ近くにある老舗「ちとせ」でした。

観光文化会館の近くにあり、有名人もよく訪れるというこちらのお店。歴史を感じる、趣きのある佇まいが素敵です! 店内は昭和の食堂を連想させる、飾り気のないアットホームな雰囲気。お昼どきは満席になることが多いので、時間をずらして訪れるのが正解かも。

地元客も足繁く通う「ちとせ」は、伊勢うどんの人気店


「伊勢うどんならここ!」というファンも多い、「ちとせ」の伊勢うどん。極上の醤油と昆布を使い、出汁をとる時間も合わせると三日間かけてつゆを仕上げているそう。

ちなみに卓上メニューには、伊勢うどんのほかにもラーメン、丼もの、おかずなど50種類以上の料理がずらり。地元の人からは、毎日のように通う定食屋さんとしても愛されているようです。

「ちとせ」でまずは、伊勢うどん本来の味をシンプルに味わって

「玉子入り伊勢うどん」は、シンプルな伊勢うどんに卵がからんだ定番メニューです。つゆは昆布、かつおの出汁が効いていてやや甘め。真っ黒な見た目のわりに意外とあっさりしています。トロトロ、モチモチとしたうどんは食べごたえがあり、つゆとの相性も抜群! テーブルに置かれた天かすを追加していただくと、さらにおいしくなります。

伊勢うどん「ちとせ」は、アレンジメニューも違ったおいしさ

定番の伊勢うどんのほか、鳥なんばやきつね、肉、おろしなど、好みに合わせてトッピングをチョイスできます。「天ぷら伊勢うどん」は、大きな海老が2尾ついてボリューム満点。よくかき混ぜた後、熱いうどんをすすりながら天ぷらのサクサクとした食感を味わうのがたまりません!

新しいうどんに出会える伊勢うどんの老舗「ちとせ」

いかがでしたでしょうか? 伊勢うどんを一度食べてみると、それまでのうどんのイメージが変わるはず。旅行やお出かけの際には、ぜひ名店に立ち寄って、そのおいしさを体感してみてくださいね。

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