桔梗という名前の由来
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桔梗とは多年生植物であり、美しい青紫色、白色の釣鐘型の花です。
秋の七草の一つでもあり、根が薬にもなります。食べることができるわけですが、美味とは言いがたいです。しかし、古くから健康によいとされている植物なのです。
名前は英語ですと「Balloon flower」というのですが、これはつぼみがまるで風船のように見えることから、とされています。
日本の場合は色々と説はありますが、桔梗を神仏に捧げるものであり、「吉凶」を占ったものであるとされており、吉凶が、桔梗と言われるようになったとされています。
他の説としては、漢名の桔梗をきちこうと呼ぶので、音読みにして「ききやう」と読んだという説もあります。
また、花として運命を案じるものとされており、戦国武将などが家紋に用いたことが多かったことでも有名です。名門家が桔梗を家紋としていたので、決して悪いイメージを昔の人も持っていることはなかった、といえるわけです。
桔梗が咲く季節は?
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桔梗の開花する季節ですが、秋の花と思っている人が多いかもしれません。
しかし、実は開花時期は6月中旬の梅雨時からになります。そして夏も越して、初秋の9月頃まで咲いています。
桔梗の花は、秋の花でもあるのですが、夏の花でもあるのです。
山野の日当たりのよいところによく育つ花であり、暑さにも弱くない花でもあります。普通に一般家庭でも季節さえ誤ることさえないのであれば、観賞用として育てることは可能であり、園芸の花としては常に人気がある花です。
咲く季節も多様・桔梗の種類
桔梗と一言でいっても様々な種類によって花をつける季節などの違いがあります。
ウズキキョウ
草丈が高くなく、葉に皺がよっており、古代からある品種になります。
五月雨
一般的な園芸用の桔梗になります。早生種でもありますから、季節は5月頃から花を咲かせることになります。
アポイギギョウ
小さいタイプで、北海道のアポイ岳に産するのでこの名前となりました。
ミゼット
鉢植え用の草丈の低い品種となります。
それぞれに特徴があり、魅力がある花になっています。
桔梗の花言葉
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桔梗にも花言葉があり、いくつかありますが「永遠の愛」、「誠実」や「清楚」などのかなりよいイメージの花言葉になっています。
「永遠の愛」というのは西洋では一般的な桔梗の花言葉になっています。