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初心者におすすめ!靴磨きの方法・コツをチェック!|手順・道具

普段履いている靴のメンテナンスはどのようにしているでしょうか?靴に限らず、大切なものを長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが重要です。

そこで、今回は靴の磨き方について、最適な頻度や正しい磨き方、ポイント・コツなどをご紹介します。ご自宅でも気軽にできる方法ですので、是非こちらを参考にして大切な靴のお手入れを楽しんでみてください。

靴磨きをする理由


出典:写真AC

靴磨きは、ただ靴の汚れを落とすだけではありません。大切な靴を長持ちさせるために重要な基本のお手入れになります。お手入れの頻度は、汚れ落としからクリームで栄養補給、ブラッシングまでする場合は1か月に1度で良いでしょう。同じ靴を8日~10日ほど連続で履き続けた場合は、1度お手入れをしてあげれば良いです。

中には、大切な靴を毎日でも磨きたい!なんて方もいると思います。ですが、過剰に靴磨きをしてしまうと靴の革に負担をかけすぎてしまったり、クリームの油分で型崩れを引き起こしてしまい、かえって靴をダメにしてしまうおそれがあります。何事も適切な頻度が良いのですね。

靴磨きの手順


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では、さっそく靴磨きの手順を確認していきましょう。

①シューキーパーを入れる

②土やホコリなど表面の汚れを落とす

③以前のクリームやワックスを取り除く

④クリームを塗りつけ革に栄養を与える

⑤クリームを革に馴染ませる

⑥クロスでクリームをふき取り磨いて艶を出す

⑦鏡面磨きで仕上げ

靴磨きに必要な道具


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靴磨きに必要な道具を確認していきましょう。

①シューキーパー

②豚毛ブラシ

③馬毛ブラシ

④クリーナー(ステインリムーバー)

⑤乳化性クリーム

⑥クロス

⑦油性ワックス

靴磨きの方法STEP1<靴ひもをほどきシューキーパーを入れる>


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まず、靴磨きをする前に革靴にシューキーパーを入れます。シューキーパーを入れることによって革靴の型崩れを防止することはもちろん、履きジワを伸ばして細かい部分も磨くことができます。シューキーパーは値段も質も様々ですので、自分の靴にあったものを選んでみてください。

靴磨きの方法STEP2<ブラッシングで土・ほこりを落とす>


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STEP1ができたら、次に柔らかい馬毛ブラシを使って革靴についている土やホコリなどの表面の汚れを取り除きます。馬毛ブラシは毛が細く、密集しており毛足が長いのが特徴です。そのため、細かい隙間や皺の多い革靴の土汚れやホコリを落とすのに最適なブラシなのです。

また、馬毛ブラシは1日履いた靴を少しブラッシングしてあげることで綺麗な状態を保つことができます。

靴磨きの方法STEP3<クリーナーで汚れをふき取る>


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クロスや使い古した布にクリーナーを馴染ませてホコリや土汚れはもちろん、前回塗ったクリームやワックスも落として綺麗にしていきます。前回塗ったクリームやワックスも時間が経てば汚れてしまいます。

いわば、クリーナーは化粧落としのようなものでしょう。化粧を落とさずにまた上から化粧を施してしまえば綺麗になりませんよね。

汚れを拭きとる際には、一度拭き取った汚れが付かないようになるべく綺麗な布の面を使って拭いていきます。布を指に巻きつけて作業をすると外側も内側も綺麗に汚れを落とすことができます。

ここで、注意していただきたいことが「こすらないこと」です。一度で汚れが拭き取ることができなければ何回か繰り返しましょう。こすってしまうと革がダメになってしまうので、撫でるようにして優しく拭き取ってください。

三味線に猫皮・犬皮を使う理由|動物愛護の問題・仕入れ方法

日本古来の伝統的な楽器である「三味線」。皆さんは、この三味線の音色の要となる”皮”の材料が何かご存知でしょうか?

今回は三味線の驚きの材料について様々な角度からご紹介します。

三味線の材料とは?


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三味線には主に猫皮・犬皮・合成皮が使われています。猫は腹部分の皮を、犬は背中部分の皮を三味線の材料として用います。三味線はむかし、琉球より伝わりました。中国の三弦(サンチェ)が三線(さんしん)となってそれを改良した楽器といわれています。

三線(さんしん)では、猫や犬皮ではなく蛇の皮が使われていました。しかし、三味線へと改良を進めていき猫皮や犬皮が使われるようになったのです。

今では、高価な猫皮や犬皮よりも比較的安価で入手できる合成皮の三味線もあります。やはり、音色の良さは多少落ちますが動物の皮と違って湿気にも強く破れにくい、そして特別な手入れが必要なく扱いやすいことから合成皮の三味線も好まれています。

三味線に猫の皮・犬の皮が使われる理由


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三味線の材料が猫や犬の皮を使うことがわかりました。では、なぜ猫や犬の皮を三味線の材料として使うのでしょうか?実際にその理由を見ていきましょう。

理由の一つとして三味線の”音色”が挙げられるでしょう。三味線の良い音を出すためには三味線の”胴”部分に適した厚さ・サイズの皮でなければなりません。そこで、試行錯誤の上、江戸時代に小動物で手に入りやすい犬皮・猫皮の三味線が完成されました。

実際には、猫皮は貴重で価格が高いため三味線には犬皮の方が多く使われているそうです。

三味線の皮に適した猫とは


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三味線の胴部分には既述の通り猫の腹の皮を使います。三味線はわずかな傷でも音色が左右されてしまうため、傷のないメス猫。つまり、交尾をすると爪痕ができてしまうので交尾をしていないメス猫が三味線の皮に適しています。若ければ若いほど皮が薄く繊細な音色が出るため、子猫が好まれていたそうです。

猫には三毛猫やトラ猫、黒猫など様々な種類の猫が存在しますが、この種類も三味線の皮と大きく関係してきます。黒猫の皮は加工がしにくいため格下となり、白猫よりもトラ猫が三味線の皮に適していたそうです。

三味線の猫皮・犬皮の仕入れ方法


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では、どのようにして三味線に使う猫皮や犬皮を手に入れていたのでしょうか?江戸時代では、猫皮の三味線が非常に流行ったために「猫捕り」と呼ばれる仕事もあったようです。

ですが、今ではほとんどが輸入に頼っています。猫皮の場合は99%が輸入、犬皮の倍は98%が輸入とほとんどの三味線の皮が輸入です。しかし、それも動物愛護法によって入手困難となってきています。

また、動物愛護によって保健所にいる殺処分された犬・猫の皮の使用が中止され、国産の皮は死んでしまったペットの飼い主が「楽器として生きてほしい」と三味線職人に提供する場合もあるようです。

猫捕りとは?


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上記に挙げた江戸時代に流行した職業「猫捕り」とはいったい何なのでしょうか?詳しく掘り下げていきましょう。

「猫捕り」とは猫を捕まえて三味線職人や作っている業者に流す者のことです。これは、昭和まで存在していたとされているので驚きです。この猫捕りが世に蔓延って(はびこって)いた様子が「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざからも見て取れます。

このことわざは、全く関係がないと思っていたところに影響が出る様を表した言葉で、言葉の背景から「猫捕り」のことがわかります。

大風で土ぼこりが立つ

土ぼこりが目に入って、失明する人が増える

失明する人が増えたため三味線を弾く人が増える

三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される

ネコが減ればネズミが増える

ネズミは桶をかじる

桶の需要が増え桶屋が儲かる

”御用達”の正しい意味と使い方|言葉の成り立ち・読み方・英訳

ビジネスシーンや日常生活など様々な場面で登場する「御用達」という言葉。「ここはカリスマモデル御用達の店だ」「VIP御用達のレストラン」などを耳にしたことがある方は多いことでしょう。ではこの”御用達”、正しい意味をご存知でしょうか?

こちらでは、「御用達」の由来や意味、類語・対義語などをご紹介します。是非、こちらを参考に”御用達”の正しい知識をチェックしてみてください。

【意味】 宮中や官庁などに品物を収めること・それを生業とする商人。お気に入りの・よく使っている・おすすめの
【由来】 江戸時代で幕府や諸藩への独占的な専売特権を与えられた商人のことから。
【類語】 「行きつけ」「お気に入り」「調達者」「贔屓」「用足し」
【対義語】 「馴染みのない」「面識のない」
【英訳】 「favorite」「purveyor」「warrant」

御用達の読み方と正しい意味


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御用達の意味を紹介する前に、読み方を確認しましょう。「御用達」は”ごようたし”と読みます。他にも、”ごようたつ””ごようだち”など様々な読み方があり、どれも正しい読み方ですが、「御用達(ごようたし)」が一般的な読み方といえます。

御用達の本来の意味は、「宮中や官庁などに品物を収めること・それを生業とする商人」となります。ですが、現在では「お気に入りの」「よく使っている」「おすすめの」などの意味として使われているようです。

御用達の由来・成り立ち


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御用達が現在では正しい意味とは少し違った意味で使われていることがわかりました。その理由は御用達という言葉の成り立ちや歴史にあります。

御用達という言葉は江戸時代から使われるようになりました。もともと、江戸時代で御用達は幕府や諸藩への独占的な専売特権を与えられた商人のことをいいました。御用達は一般商人よりも格上(かくうえ)とされ町人の身分でありながら苗字を名乗り、太刀を持つことが許可されることもありました。

明治時代になると、日本の伝統文化・技術の維持向上や洋式化をすすめることを目的に「宮内省御用達制度」が始まりました。その後、宮内省から宮内庁に変わり、大日本帝国憲法によって正式に許可されたもののみ名乗ることを許された「宮内庁御用達」という言葉が生まれます。

この宮内庁御用達に選ばれるには、厳しい基準を通ったもののみで、不具合が見つかった場合には「宮内庁御用達」の資格を取り消されてしまうこともありました。「宮内庁御用達」というのは宮内庁が使っている、利用しているということを意味するため、その名を汚さぬよう格式あるものでないといけなかったのですね。

今では、宮内庁御用達制度は廃止されてしまったためにそのような制度は存在しませんが、この制度によって御用達が「お気に入りの」「おすすめの」を意味する言葉として親しまれるようになったのです。

御用達の使い方・例文


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御用達の意味と由来がわかったところで、実際に御用達がどのような場面で使われているのか見てみましょう。

「有名人御用達の美容院に行く」

「海外セレブ御用達のホテル」

「この三つ星レストランは芸能人御用達の店らしい」

「ここは皇室御用達の和菓子屋さんだ」

以上に挙げたものは、本来の意味ではなく「お気に入りの」「おすすめの」「よく使っている」という意味を持つ御用達の例文です。どれも、セレブや有名人、皇室など一般人ではない人に対して使っており、自分自身を含めて友人や家族など自分にとって身近な人物に対しては使うことを控えた方が良いでしょう。

「徳川家の御用達である茶屋四郎次郎は江戸時代の豪商として有名である」

「あの商人はかつて御用達として名を馳せていた」

これらの文は上の4つとは違う本来の御用達の意味で使われている例文です。今では、あまり使う機会が少なそうですね。

御用達の類語・対義語


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こちらでは、御用達の類語と対義語についてご紹介します。

御用達の類語

御用達の類語には「行きつけ」「お気に入り」「調達者」「贔屓」「用足し」などが挙げられます。

「行きつけ」と「お気に入り」は御用達の今現在使われている意味となるため御用達の類語または言い換えが可能の言葉といえます。

「調達者」とは金銭や品物、サービスなどを整え用意し提供する者で、御用達の「宮中や官庁などに品物を収めること・それを生業とする商人」の意味に近いために類語として挙げられます。

「贔屓(ひいき)」とは、気に入った相手を可愛がったり引き立てることを意味する言葉です。「いつもご贔屓に、ありがとうございます」などというフレーズをよく耳にするのではないでしょうか。これも、御用達の類語といえます。

「用足し(ようたし)」とは、品物を収めることやそれを生業とする者を指し、御用達の本来の意味と非常に酷似するため類語として挙げられるでしょう。

御用達の対義語

御用達の対義語は、「馴染みのない」「面識のない」などの言葉が挙げられるでしょう。

御用達の「お気に入りの」「おすすめの」「よく使っている」などの現在使われている意味とは反対の語が対義語となります。

脱サラ農業をはじめよう!|メリット・デメリット・成功例・失敗例

近年「脱サラといえば農業」と連想されるほど、脱サラ農業の人気が高まっています。

なぜ脱サラで農業が人気なのでしょうか?人気の理由、メリットやデメリット、成功する人の特徴や資金面などを紹介します。

脱サラ農業起業が人気の理由とは?

近年、20代や30代の若者が会社を辞めて農業に参入するといった「脱サラ農業」の人気が高まっています。なぜなのでしょうか?

実は、「青年就農給付金」と呼ばれる給付金が理由の一つだと言われています。

従来、農業は耕作放棄を防ぐため、算入にあたり規制が敷かれていましたが、近年の農業人口の高齢化などを受け、若者の就農を促進しようという動きになっています。その一環として、2012年に始まったのが青年就農給付金です。

農業の研修期間中はもちろん、就農後の収入が不安定な時期にも給付を受けられるのが大きな特徴で、資金の少ない若年層がチャレンジするための後押しとなっています。

青年就農給付金では、研修期間の最長2年間と、就農後の最長5年間、最大150万円の給付金を受け取ることができます。最低でも5年間農業を続けなければならないなどの制約はありますが、大きな資金源を確保することができ、大きいメリットがあります。

実際、2010年に600人だった39歳以下の就農者は2014年に2,000人まで急増し、脱サラ後の人気の仕事の一つとなりました。

農業を始める前に知っておきたいこと

脱サラ農業が人気の理由がわかったでしょうか?ここで、農業を始める前に知っておきたい、費用や企業にかかる時間、農業という仕事について紹介します。

①初期費用

機械や設備を多く使う農業は、起業にかかる初期費用が多くかかるイメージを持つ方も多いかと思います。

実は、農業は数十万円から始められるといわれています。トラクターなどの機械類は借りたり中古品を購入することで、それほど投資をせずに始めることができます。

なお、トマトなどのハウス栽培では温度管理などの設備で数百万円から一千万円ほどかかるといわれています。

②起業にかかる時間

一般的に、農業で生計が立つまで2年半以上かかると言われています。土づくりや苗を育て、定着させるにはこのくらいの時間が必要だと言えます。

現在、手厚い給付金はありますが、3年間生活できるだけの資金があると安心です。

③農業という仕事

そもそも、農業というのはどのような仕事なのでしょうか?

まず、早寝早起きで自然に近い暮らしをするということがあげられます。外での作業なので、朝、日が出るとともに起床し、畑に出て、夕方日が落ちる頃に帰宅するという生活です。これはイメージ通りなのではないでしょうか?

そして、農業は工夫が必要なクリエイティブな仕事です。

たとえば、農薬を使う生産方式なのか、無農薬栽培をするのか。品種はどうするか、そもそも何を作るのかなど。決めることが多くあります。そして、時には感覚に頼りながらの作業もあります。

脱サラ農業のメリット・デメリット

それでは、脱サラして農家になることや、農業を選ぶことにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?見ていきましょう。

脱サラ農業のメリット

まず、脱サラ農業は一般的に精神面も含めて体に良い影響を与えます。朝太陽の光を浴びることで、生活リズムが整い、夜もぐっすり眠れるので、太陽の動きに合わせて生活する農業に従事してからは、うつ病が治ったという人も現れています。

自分で作った新鮮な野菜を食べられることで野菜の摂取量が増えることや、農作業で身体を動かすことでも健康な身体を手に入れることができます。

続いて、自分で休みを選べることもメリットになります。作物によっては長い休暇があったり、雨が降れば仕事ができないのでお休みになります。もちろん、選ぶ作物や栽培手法によっては毎日面倒を見なければならない場合もありますが、自分で仕事と休みのバランスを決めることができると言えるでしょう。

そして、やり方次第でかなりの収益を上げれることも大きなメリットです。

農業では、自分が経営者となり、効率化や規模を決め、ブランディングなどもしていくこととなります。

中には、仕事の効率化を図り閑散期は週休5日で年収2,000万円をたたき出す人も現れています。

脱サラ農業のデメリット

台風などにより作物に被害があった場合は、収入が激減する場合があります。そのほかにも、日照時間など経営者以外の要因により収入が浮き沈みしてしまうことは大きなデメリットだと言えるでしょう。

また、時間を縛られることもデメリットだと言えます。農業では、天候に合わせて作業をしたり、成長に合わせて作業をしなくてはなりません。風邪をひいても作物の成長は待ってくれないのです。

脱サラは成功するの?成功率・メリット・デメリット・リスク

みなさんは、脱サラについて考えたことはありますか?脱サラは、「脱サラリーマン」の略で、サラリーマンをやめて自立して生きることを指し、一度は考えたことがあるという方も多いでしょう。

今回は、脱サラの意味からメリット、デメリット、リスク、適したタイミングや仕事内容まで紹介します。

脱サラとは


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世間では「脱サラして幸せになろう」「脱サラして後悔した」というような情報が溢れていますが、ところで脱サラとは一体何を意味するのでしょうか。

「脱サラ」という言葉を文字通りに理解すれば「サラリーマンを脱すること」といえます。会社勤めや公務員などの組織をやめることですね。

では、退職してほかの会社に就職することは脱サラといえるのでしょうか。これは、世間的に言う脱サラとは程遠いでしょう。

一般的には、サラリーマンをやめることだけでなく、組織に属さずに自立して生きることを指し、企業をしたり、個人事業主として生きることを指します。

組織に属することは、いわば大きな全体の「歯車」になることであり、企業や個人事業主として生きることは「(小さな)機械」そのものになることと言えます。

脱サラのリスク


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それでは、脱サラのリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?

まず、経済面があげられます。

組織に属していると、基本的に毎月同じ金額の給料が支払われ、自身の成績に関わらず安定した収入を得ることができます。ところが、脱サラをすると、来月の収入がゼロになるかもしれないなどのリスクがあります。

続いて、仕事と生活のバランスがあげられます。

脱サラをして自営業になると、どれだけの時間を仕事に使うか決められるようになりますが、病気になったり冠婚葬祭などで休めばその分だけ利益が減っていきます。会社に勤めていると有給休暇などがあり、ある程度休む事情があっても収入が保証されますが、そういったものがないというのは大きなリスクです。

最後に、すべての責任が自分にかかってくるということです。

知らないうちに法律に違反してしまったり、商品の不具合などが発生してしまった場合、企業勤めであれば組織が守ってくれる場面もありますが、自営業であればすべて自分の責任で対処しなければならなくなります。

酒は百薬の長は本当?意味・由来・類語・対義語・英訳もチェック

「酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)」という言葉を聞いたことはないでしょうか?酒好きにはなんとも嬉しい言葉ですね。ですが、本当にお酒は健康に良いのでしょうか。この言葉に甘んじてお酒を過剰摂取してる方は要注意です。

今回は「酒は百薬の長」の意味や由来から、この言葉が事実となる適量までご紹介します。

【意味】 酒はどんな良薬よりも効果があり最も優れている良いものということ。
【由来】 漢書の「夫れ塩は食肴の将、酒は百薬の長、嘉会の好、鉄は田農の本」から。
【類語】 「酒に十の徳あり」「酒は憂いの玉箒(さけはうれいのたまははき)」「酒は天の美禄(さけはてんのびろく)」
【対義語】 「酒は命を削る鉋(かんな)」「酒は諸悪の基(さけはしょあくのもと)」「酒は百毒の長」「酒は気違い水」
【英訳】 「Good Wine makes good blood」「Sake is the best of all medicines」

酒は百薬の長の意味


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「酒は百薬の長」とは、酒はどんな良薬よりも効果があり最も優れている良いものとして、酒を評価する言葉です。ただし、むやみやたらに酒を飲んでもよいというわけではなく、適量を飲んだ場合にこの言葉が当てはまるのです。

まったくお酒を飲まないよりも適度の酒を飲む人の方が死亡率が低いということが研究結果として出されています。一方で「酒は万病の元」という言葉も存在します。酒を適量でなく過剰摂取した場合、この言葉のとおり、百薬から一変して万病の元となってしまうのでしょう。

酒は百薬の長の始まりとは


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「酒は百薬の長」という言葉は、中国から来ている言葉です。漢書に「夫れ塩は食肴の将、酒は百薬の長、嘉会の好、鉄は田農の本」という新朝の皇帝であった「王莽(おうもう)」の放った言葉が記されています。

これを現代語訳にすると「塩は食物の中で最も重要である、酒はどんな薬より効果がある上に宴の席には欠かせない、鉄は農業に必要なものの基本である」となります。この文から酒が塩や鉄の農具同様な扱いを受けていたことがわかります。

王莽が建立した新朝は、わずか15年の短い王朝でした。皇帝の位に立っている間に王莽はさまざまな改革を行い、失敗していきます。その1つが上記にあげたものです。塩・酒・鉄の3つを政府の専売とし、その詔に既述したものを命令として下しました。

また、この他にも酒を讃えているものが残っており酒を非常に良いもの、素晴らしいものとして扱っていたことがわかります。

酒は百薬の長は本当なのか?


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ここまで「酒は百薬の長」の意味と由来についてみてきました。では、本当に「酒は百薬の長」なのでしょうか?摂取する際の適量とともに、ご紹介していきます。

冒頭にも述べたとおり、適度な量の飲酒は健康に良い影響をもたらします。その”適度な量”とは「1日平均約20グラム」です。この数値は厚生労働省が推奨しているものです。しかし、「20グラムってどのくらい?」と思われる方も多いでしょう。具体的な目安量は以下のものを参考にしてみてください。(サッポロビール株式会社参照)

ビール(アルコール5%)・・・中ビン1本(500ml)

日本酒(アルコール15%)・・・1合(180ml)

焼酎(アルコール25%)・・・0.6合(110ml)

ウィスキー(アルコール43%)・・・ダブル1杯(60ml)

ワイン(アルコール14%)・・・1/4(180ml)

缶チューハイ(アルコール5%)・・・1.5缶(520ml)

いかがでしょうか?1日の平均と考えると多い気もしますね。お酒を適量飲むことで、アルコールが悪玉コレステロールを抑制し、善玉コレステロールを増やしてくれます。また、血液の流れをよくしてくれるため心筋梗塞などの虚血性心臓病のリスクを軽減してくれる効果もあります。

一方で、酒を過剰に摂取してしまうと、中性脂肪が増加し、一転して善玉コレステロールが減り悪玉コレステロールが増えてしまうのです。さらには、血圧上昇や高血糖状態となってしまうおそれもあります。

飲酒量によって身体の健康に大きな影響を及ぼします。健康に良い適量を守って楽しくお酒を味わいたいですね。

酒池肉林(しゅちにくりん)の意味と使い方|由来・類語・対義語

皆さんは「酒池肉林(しゅちにくりん)」という故事成語をご存知でしょうか。この言葉は中国からきており、誤用の多い言葉の一つです。では、実際に正しい意味や由来、類語・対義語などを見ていきましょう。

【意味】 酒や肉など食べ物が豊富にあり、非常に贅沢なこと
【由来】 『史記(殷本紀)』の「以酒為池、懸肉為林(酒をもって池となし、肉を懸けて林となす)」から
【類語】 「栄耀栄華(えいようえいが)」「暖衣飽食(だんいほうしょく)」「驕奢(きょうしゃ)
【対義語】 「うだつが上がらない」「爪に火を灯す」「糊口を凌ぐ(ここうをしのぐ)」「素寒貧(すかんぴん)」「火の車」
【英訳】 「sumptuous feast」「debauch」「prodigal feast」「Oceans of wine and mountains of meat」

酒池肉林の正しい意味


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酒池肉林(しゅちにくりん)の正しい意味は酒や肉など食べ物が豊富にあり、非常に贅沢なこと、または宴です。

美女に囲まれている宴や性的に乱れている宴という意味だと解釈している人も少なくありませんが、それは間違いです。酒池肉林(しゅちにくりん)の「肉」から肉欲という言葉が連想されますが、食用の肉を指しており、そのような意味は含んでいません。

「酒池肉林(しゅちにくりん)」に性的な意味が含まれると間違って解釈してまうのには語源・由来に関係があります。

酒池肉林の始まりとは


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では、実際に酒池肉林(しゅちにくりん)の言葉の始まりを見ていきましょう。

もともと「酒池肉林」は『史記(殷本紀)』の「以酒為池、懸肉為林(酒をもって池となし、肉を懸けて林となす)」からきている故事成語です。

大量の酒で池を作り、肉の塊を吊るして林とした豪奢な遊びを形容した言葉でした。中国の暴君として知られている殷(いん)の紂王(ちゅうおう)が開く宴は毎度豪華なものでそれを見事に表現しています。

また、この文の後に「使男女倮相逐其間、為長夜之飲(男女をして倮にしその間に相逐わしめ、長夜の飲をなす)」と続きます。これは、男女を裸にして池や林の間を追いかけっこさせたりしながら、何日も酒宴をしたという意味の文です。このことから、「酒池肉林(しゅちにくりん)」を誤って解釈してしまう人がいるのでしょう。

後に、この暴君である殷の紂王は民衆の反感と周の武王によって滅ぼされてしまいます。

酒池肉林の使い方・例文をチェック


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酒池肉林(しゅちにくりん)の正しい意味と由来を学んだところで、実際の使い方・例文を見ていきましょう。

「宝くじに当選したら、酒池肉林の日々を過ごしたい」

こちらの例文では、宝くじに当選し豪勢な日々、贅沢な日々を過ごしたいという「酒池肉林」がどれだけ豪奢で贅沢かがわかるような文です。同じいような表現で他にも、以下のようなものがあります。

「先日取り行われたパーティーが酒池肉林なものだった」

「いつかは酒池肉林のような日々を送りたいものだ」

一方で「酒池肉林(しゅちにくりん)」はこのような使い方もできます。

酒池肉林のような生活はやめて堅実な生活を送ったらどうか」

酒池肉林のような贅沢な生活は誰もが憧れるかと思いますが、お金はいずれなくなります。現実と向き合って堅実に暮らすことも大切です。

くだをまく(管を巻く)の意味と使い方|語源・類語・対義語・英訳

会社の飲み会などで「上司がくだをまきはじめて参ったよ。」などと言っている場面を見たことある人もいるのではないでしょうか。くだをまくの「管」ってなに?なんで「巻く」なの?と思っている方も多いことでしょう。

今回は「くだをまく(管を巻く)」の正しい意味や使い方、語源を見ていきましょう。

【意味】 わけのわからない愚痴や不平不満をぐだぐだと繰り返し言うこと
【由来】  機織(はたお)りの機械が糸を巻く際、単調な音を繰り返すことから
【類語】  「ぐだぐだ」「くどくど言う」「くだくだしい」「つべこべ言う」「口数が多い」「冗舌」
【対義語】  「寡黙」「おとなしい」
【英訳】  「to grumble over one’s wine cups」「babble/blather/jabber drunkenly」

くだをまくの意味とは


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「くだをまく」の意味は、「(主にお酒に酔っているときなどに)わけのわからないことや愚痴、不平不満をグダグダと延々と言うこと」です。

普段は文句の1つも言わないような人が、お酒に酔うと同じことを何度も言っている場面、経験したことのある人も多いのではないでしょうか。楽しいのはくだを巻いている本人だけで、周りの人はあきれてしまっているような状況でよく使われます。

漢字で「管を巻く」「管をまく」のように表記することもあります。

くだをまくの由来

くだをまくという言葉の語源には、いくつかの説があります。今回は、有力な説を2つ紹介します。

語源の説①機織り(はたおり)の軸


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くだをまくの「管(くだ)」とは、機織りで糸を紡ぐのに使われる軸のことです。昔の機械なので、糸を紡ぐために巻き始めると「ぶうんぶうん」と同じ音を単調に鳴らし続けます。その様子と酔っ払いが同じことを言い続ける姿が似ていることから、「くだをまく」という表現が生まれたという説です。

語源の説②「くだくだしい」

語源の二つ目の説は、「くだくだしい」の「くだ」が語源となったという説です。

くだくだしいという言葉は、同じことを何度も繰り返し、長ったらしいさまを言いますが、これを酒に酔った人に限定した使い方だと言えるでしょう。

くだをまくの使い方・例文


出典:Pixabay

「部長がくだをまいて説教を始める」

こんな場面に遭遇したことがある方は多いのではないでしょうか。お酒に酔って「くだをまく」と、説教を始める癖がある人が多くいます。くだをまき始めたら、真に受けていても仕方がありません。参考になることは聞き、ある程度聞き流すのが得策でしょう。

くだをまいて余計なことをしゃべってしまった」

お酒に酔うと判断力が鈍りますよね。酔うとついつい余計なことまで話してしまうことがあります。口は災いの元と言うように、発言は時に人間関係まで破壊することも…

お酒の席は無礼講とも言いますが、失礼なことを言ってよいわけではないですよね。この記事を読んでる皆さんも、くだをまいて周りの人に迷惑をかけないよう、気を付けてみてくださいね。

「彼は普段無口だが、お酒を飲んでくだをまくと話が長い。話したいことがたまっているのだろう。」

こんな例もあるのではないでしょうか。普段あまり話せない人でも、お酒の力を借りると冗舌になったりしますよね。いつもくだをまいていては困りますが、たまには大目に見てあげるのも良いのかもしれません。

「無礼講(ぶれいこう)」の意味と使い方|語源・類語・対義語・英訳

会社の飲み会などで「今夜は無礼講ですので大いに楽しみましょう!」などと言っている場面を見たことある人もいるのではないでしょうか。実はこの”無礼講(ぶれいこう)”は「無礼をしてもかまわない」という意味ではありません。

今回は「無礼講(ぶれいこう)」の正しい意味や使い方、語源を見ていきましょう。

【意味】 身分や地位を無視して行う宴会のこと
【由来】  鎌倉時代、後醍醐天皇が1324年に正中の変を起こす際、極秘に鎌倉幕府を討幕を図る密議のために側近たちと上下関係のない宴の席を開いたことから。
【類語】  「裃を脱ぐ(かみしもをぬぐ)」「忌憚なく(きたんなく)」「城府を設けず」「胸襟を開く(きょうきんをひらく)」
【対義語】  「慇懃講(いんぎんこう)」
【英訳】  「informal」「do away with ceremony」「without the formality」「loosen up and enjoy」

無礼講(ぶれいこう)の意味


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無礼講は、身分や地位を無視して行う宴会のことを指します。つまり、身分や上下の差別なく、かしこまった礼儀作法を気にせずに宴会を楽しもうということです。

中には、「無礼講=無礼な態度をとっても良い」と解釈している人も少なくないようですがそれは大間違い。無礼講だからと言って目上の人や上司に対して失礼な態度・言動を取ることはよろしくありません。あくまでも、あまり堅苦しくなくてよいというはからいの言葉であるので、その点をわきまえて無礼講を楽しみましょう。

無礼講(ぶれいこう)はいつから始まったのか


出典:写真AC

無礼講という言葉は「失礼な態度をとっても良い」という意味ではないことがわかりました。無礼講の由来・語源を見ていくとその理由がわかります。

遡ること鎌倉時代、後醍醐天皇が1324年に正中の変を起こす際、極秘に鎌倉幕府を討幕を図る密議のために側近たちと上下関係のない宴の席を開きました。

当時の宴会の席ではお酌をする順番が身分によって決められており、上下関係の礼儀を重んじなければなりませんでした。礼儀があってはそれぞれの本心が見えず、討幕計画の話が円滑に進まなくなります。

そこで、後醍醐天皇は、公家の烏帽子や僧侶の法衣など身分のわかるものを脱ぎ、上下関係を取り払って酒を取り交わしました。「無礼講」はここから始まったとされています。「無礼‐講」ではなく「無‐礼講」であることがよくわかりますね。

無礼講の使い方・例文をチェック


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無礼講の意味、そして由来を見てきました。こちらでは、無礼講の使い方を見ていきましょう。実際の場面で使う際、使われている際には是非、こちらを参考にしてみてください。

「今宵は無礼講なのだから分け隔てなく酒を飲み交わそうではないか」

こちらの例文は、酒の席でかしこまった宴会を嫌う上司が部下に言っているような場面が伺えます。ですが、いくら上司が「無礼講」といっても最低限の礼儀を忘れてはいけません。

「昨日の無礼講の席で、羽目を外しすぎてしまい上司との仲が険悪になった」

こちらは、無礼講という意味を正しく解釈しておらず羽目を外してしまったという例文です。正しく無礼講の意味を解釈せず、礼儀を重んじなければ上司や他の人との関係も崩れてしまう可能性があるのです。

無礼講だからといって、礼儀を忘れてはいけない」

こちらの例文では、かしこまった形式や上下関係のあるような形式を取り払った無礼講ではあるが、最低限の礼儀、失礼があってはならないと釘を差しているものです。お互い気持ちよくお酒を飲み楽しむためにも、無礼講という言葉の意味を正しく理解していきたいですね。

鋳造と鍛造の違い|特徴・メリット・デメリット・加工の種類

私たちの身の回りには「包丁」や「自動車」など金属を加工した製品であふれています。金属の加工方法はたくさんありますが、なかでも「鋳造」と「鍛造」が主に有名な加工方法として挙げられるものでしょう。

今回はこの2つの違いやメリット・デメリット、特徴をご紹介します。

鋳造(ちゅうぞう)とは


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鋳造(ちゅうぞう)は古い歴史を持つ金属加工の方法です。日本では青銅器や大仏の建立で鋳造(ちゅうぞう)の技術が使われていました。

鋳造の作り方は、作りたい型をあらかじめ制作し、その型に熱してドロドロに溶かした金属を流しいれて冷やし固めるというものです。鋳造はどんな複雑な形であっても、鋳型を作ってしまえば比較的容易に加工することができます。また、大量生産も可能です。

鋳造(ちゅうぞう)はそれぞれ金属の特性を活かすことができる加工方法です。現在では、強度や見た目に優れた鋳物の製造にも鋳造の技術が使われています。

鍛造(たんぞう)とは


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鍛造(たんぞう)も鋳造(ちゅうぞう)と同様に古い歴史を持つ金属加工の方法です。私たちの生活に身近な「包丁」や「自動車」から空を飛ぶ「飛行機」の部品にまで鍛造(たんぞう)の技術が使われています。古来日本では、主に日本刀の製造において鍛造(たんぞう)の技術が使われていました。

鍛造の作り方は、金属をハンマーや金敷、金型などで圧力をかけて変形させるというものです。金属に熱を加えて変形しやすくしてから圧力をかけることもあります。

鋳造・鍛造の特徴は


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鋳造(ちゅうぞう)の特徴

鋳造の特徴の1つ目として上記にもある通り、短時間で大量生産ができることが挙げられます。鋳造の場合、同じ型を何回も使うことができるのでこのことが可能になるのです。

鋳造の特徴の2つ目は、各金属の特性にあった製品を作ることができる点です。鋳造ではさまざまな金属が利用できるため、それぞれの特性を最大限に活かした製品を作ることができます。

鋳造の特徴の3つ目は、いかなる製品も製造可能という点です。以前は、薄い製品やデザイン性の高い複雑なものはあまり作れませんでした。しかし、近年では技術が進み様々な方法を用いてそれらの製品も作ることが可能となったのです。

鍛造(たんぞう)の特徴

鍛造(たんぞう)には、強度が強い製品を作ることができるという特徴があります。そのため、強度が必要な飛行機や自動車などの部品などあらゆる場面で鍛造が使われています。

鋳造・鍛造の違いを見てみよう


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鋳造(ちゅうぞう)と鍛造(たんぞう)は加工方法が異なることはもちろんですが、大きな違いとして「強度」が挙げられるでしょう。

鋳造は、溶かして液状にし形成するため内部に気泡ができてしまうおそれがあります。それによって強度が下がってしまうのです。また、厚みの異なる部分を冷やした際に内側から圧力がかかってしまう場合があり、これも強度を下げてしまいます。

一方で、鍛造は叩けば叩くほど金属の結晶が整うため鋳造と比べて強度が大変強いです。ですので、強度が必要な製品を作る際に鍛造の技術が使われます。

鋳造は、熱が加わっても変形しにくいため鉄道の部品やエンジン周りの部品など高温になりやすい箇所や熱を発する部分に使われます。