みなさんは、脱サラについて考えたことはありますか?脱サラは、「脱サラリーマン」の略で、サラリーマンをやめて自立して生きることを指し、一度は考えたことがあるという方も多いでしょう。
今回は、脱サラの意味からメリット、デメリット、リスク、適したタイミングや仕事内容まで紹介します。
脱サラとは
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世間では「脱サラして幸せになろう」「脱サラして後悔した」というような情報が溢れていますが、ところで脱サラとは一体何を意味するのでしょうか。
「脱サラ」という言葉を文字通りに理解すれば「サラリーマンを脱すること」といえます。会社勤めや公務員などの組織をやめることですね。
では、退職してほかの会社に就職することは脱サラといえるのでしょうか。これは、世間的に言う脱サラとは程遠いでしょう。
一般的には、サラリーマンをやめることだけでなく、組織に属さずに自立して生きることを指し、企業をしたり、個人事業主として生きることを指します。
組織に属することは、いわば大きな全体の「歯車」になることであり、企業や個人事業主として生きることは「(小さな)機械」そのものになることと言えます。
脱サラのリスク
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それでは、脱サラのリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?
まず、経済面があげられます。
組織に属していると、基本的に毎月同じ金額の給料が支払われ、自身の成績に関わらず安定した収入を得ることができます。ところが、脱サラをすると、来月の収入がゼロになるかもしれないなどのリスクがあります。
続いて、仕事と生活のバランスがあげられます。
脱サラをして自営業になると、どれだけの時間を仕事に使うか決められるようになりますが、病気になったり冠婚葬祭などで休めばその分だけ利益が減っていきます。会社に勤めていると有給休暇などがあり、ある程度休む事情があっても収入が保証されますが、そういったものがないというのは大きなリスクです。
最後に、すべての責任が自分にかかってくるということです。
知らないうちに法律に違反してしまったり、商品の不具合などが発生してしまった場合、企業勤めであれば組織が守ってくれる場面もありますが、自営業であればすべて自分の責任で対処しなければならなくなります。