普段履いている靴のメンテナンスはどのようにしているでしょうか?靴に限らず、大切なものを長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが重要です。
そこで、今回は靴の磨き方について、最適な頻度や正しい磨き方、ポイント・コツなどをご紹介します。ご自宅でも気軽にできる方法ですので、是非こちらを参考にして大切な靴のお手入れを楽しんでみてください。
靴磨きをする理由
出典:写真AC
靴磨きは、ただ靴の汚れを落とすだけではありません。大切な靴を長持ちさせるために重要な基本のお手入れになります。お手入れの頻度は、汚れ落としからクリームで栄養補給、ブラッシングまでする場合は1か月に1度で良いでしょう。同じ靴を8日~10日ほど連続で履き続けた場合は、1度お手入れをしてあげれば良いです。
中には、大切な靴を毎日でも磨きたい!なんて方もいると思います。ですが、過剰に靴磨きをしてしまうと靴の革に負担をかけすぎてしまったり、クリームの油分で型崩れを引き起こしてしまい、かえって靴をダメにしてしまうおそれがあります。何事も適切な頻度が良いのですね。
靴磨きの手順
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では、さっそく靴磨きの手順を確認していきましょう。
①シューキーパーを入れる
②土やホコリなど表面の汚れを落とす
③以前のクリームやワックスを取り除く
④クリームを塗りつけ革に栄養を与える
⑤クリームを革に馴染ませる
⑥クロスでクリームをふき取り磨いて艶を出す
⑦鏡面磨きで仕上げ
靴磨きに必要な道具
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靴磨きに必要な道具を確認していきましょう。
①シューキーパー
②豚毛ブラシ
③馬毛ブラシ
④クリーナー(ステインリムーバー)
⑤乳化性クリーム
⑥クロス
⑦油性ワックス
靴磨きの方法STEP1<靴ひもをほどきシューキーパーを入れる>
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まず、靴磨きをする前に革靴にシューキーパーを入れます。シューキーパーを入れることによって革靴の型崩れを防止することはもちろん、履きジワを伸ばして細かい部分も磨くことができます。シューキーパーは値段も質も様々ですので、自分の靴にあったものを選んでみてください。
靴磨きの方法STEP2<ブラッシングで土・ほこりを落とす>
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STEP1ができたら、次に柔らかい馬毛ブラシを使って革靴についている土やホコリなどの表面の汚れを取り除きます。馬毛ブラシは毛が細く、密集しており毛足が長いのが特徴です。そのため、細かい隙間や皺の多い革靴の土汚れやホコリを落とすのに最適なブラシなのです。
また、馬毛ブラシは1日履いた靴を少しブラッシングしてあげることで綺麗な状態を保つことができます。
靴磨きの方法STEP3<クリーナーで汚れをふき取る>
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クロスや使い古した布にクリーナーを馴染ませてホコリや土汚れはもちろん、前回塗ったクリームやワックスも落として綺麗にしていきます。前回塗ったクリームやワックスも時間が経てば汚れてしまいます。
いわば、クリーナーは化粧落としのようなものでしょう。化粧を落とさずにまた上から化粧を施してしまえば綺麗になりませんよね。
汚れを拭きとる際には、一度拭き取った汚れが付かないようになるべく綺麗な布の面を使って拭いていきます。布を指に巻きつけて作業をすると外側も内側も綺麗に汚れを落とすことができます。
ここで、注意していただきたいことが「こすらないこと」です。一度で汚れが拭き取ることができなければ何回か繰り返しましょう。こすってしまうと革がダメになってしまうので、撫でるようにして優しく拭き取ってください。