山梨県の甲府盆地を、国道140号笛吹ラインが笛吹川に沿って走っています。 この南アルプスを望む国道沿い、山梨県中央市に位置する道の駅とよとみは、「平成21年度 全国直売所甲子園」の初代グランドチャンピオンに輝いた実績を持ち、バスツアーでも人気のスポットです。 ドライブの休憩だけに使うのではなく、駅自体を目的地にして訪れたい施設です。 【営業時間】 午前9時~午後6時 【休館日】 ・毎週月曜日(祝日の場合は翌日) ・12月30日~1月3日 【アクセス】 ・車:中央自動車道甲府南インターから8分 ・バス:コミュニティバス「とまチュウバス」「道の駅とよとみ」バス停下車(1日7本) 【電話番号】 ・055-269-3424 【駐車場】 ・小型車:62台 ・大型車用:8台 ・身体障害者用:2台 道の駅「とよとみ」では名産フジザクラポークのグルメが楽しめる! 出典:写真AC 道の駅とよとみ内ふるさとカフェ「シルク」では、地元の名産フジサクラポークを使ったしょうが焼き、ポークソテー、カツカレーやカツ丼、野菜たっぷりのほうとうや、地元野菜をかき揚げにしたうどん、そばなどもいただけます。 「青春のトマト焼そば」という、ミートソースを使ったご当地グルメも楽しめます。 こちらは、地元で町おこしのため開発した焼きそばで、地元にも観光客にも人気を集めています。同じくB級グルメの「鶏もつ」もおすすめです。 いちごから味噌まで!?多様なソフトクリームが楽しめる! 出典:フォト蔵 道の駅とよとみでは、バラエティ溢れるソフトクリームが人気を集めています。 ソフトクリームは定番のいちごや名産の桃のほかにも、トマト、味噌、しょうが、もろこし、ゆず、かぼちゃ、桑の葉などがあります。 もっとも人気が高いのは、シルクソフトで、舌触りに独特の滑らかさがあります。このソフトクリームは、かつて養蚕がこの地で盛んであったことに由来しており、食用シルクパウダーを使用しています。 関東で一人旅をしよう!おすすめスポット8選|日帰りから泊まりまで お土産に買うならこれ! …
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規則正しく並ぶ姿はシンプルなデザインでありながら、作り込みは非常に複雑な姿をしています。その凛とした姿から見るものを感動させてくれる「組子細工」(くみこざいく)という工芸品があります。おそらく一度はお寺や神社などで目にしたことがあるはずです。 「組子」とは本来は建具を作る上で必要となる、細かい部材のことを表しています。1700年代に生み出された「組子細工」は、細い板3本で正三角形を正確に組み合わせて作り出す「三組手」といわれる技術が発展したものだといわれています。 また「組子細工」は島根県で多く作られているため、島根県ふるさと伝統工芸品として認定されています。 近代日本における曼荼羅と言われている「組子細工」ですが、飛鳥時代の建築物として歴史的にも有名な法隆寺の金堂・五重塔・中門などの高欄に施されているのが最も古い「組子細工」となります。 室町時代になると障子などにも「組子細工」が施され、さらには欄間や建具、桟など多くの場所でその技術が見られるようになりました。現在では「組子細工」の模様や組み方は200通りを超えると言われており、江戸時代までのシンプルなデザインからは飛躍的に進歩しています。 「組子細工」が表現している世界観は日本の季節を鮮やかに演出してくれていて、その「組子細工」が作り出す光と影の空間は、日本建築の装飾において非常に重要な役割を果たすものとなっています。 組子細工のしくみ photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋 「組子細工」では釘などを使うことはありません。数ミリからなる細い板に「ほぞ」や「切り込み」を入れたものを丁寧に手作業で組合せることで、あの正確で規則正しい模様を生み出していきます。さらに板の太さを調整したり、板に穴や溝などで加工を加えることでさまざまな模様を表現しています。 「組子細工」の原材料となる木材は主にヒノキや杉などを利用します。木材の特性に合わせて組み込む必要があるため、扱う木材の性質を熟知していることが重要です。 また、コンマ数ミリの差が生まれるだけで、木を組み合わせることが出来なくなるため、職人としての技術力はもとより品質の良い木材を選別できる眼も兼ね備えている必要があります 組子細工のデザイン(柄) その模様と組み方で200通り以上のデザインを持つ「組子細工」ですが、大きく分けると主なデザインは2種類に区分することができます。 まずは、「菱組子」と呼ばれる菱を基本とした模様で、このデザインは「組子細工」の基本ともいえる模様です。もう1つは「格子組子」と呼ばれている縦と横に網目状に木材を組み合わせる水平と垂直を基本にした「組子細工」です。 これらの組み方を基本としながら、隙間部分などに装飾された木片などをはめ込むことで様々なデザインが生み出されます。 「組子細工」を施す場合には、作り上げる模様により木材や道具を変える必要があり、全ての模様に長ける職人になるには長い修行と経験が必要となります。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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山口県は日本海、瀬戸内海、関門海峡と三方を海に囲まれており、人や物の流通が活発な地域です。。 盆地が点在していて農業にも適しているほか、豊かな自然を活かした県産の酒米も高品質です。山口では、周辺との交流が活発ではあるものの、地元の料理に合わせた日本酒造りが進められています。 日本酒は蔵元のある地域の自然環境や使用する酒米、麹などによって味わいがずいぶん異なってきます。隣接する島根県の日本酒が甘く濃厚な特徴を持っているのに対し、山口の日本酒はミネラルウォーターのように淡麗で軽い飲みやすさが人気です。 オリジナルの酒米である「西都の雫」や県内産の「山田錦」は、山口の日本酒造りに欠かせない原料です。 国内では日本酒の需要が伸び悩んでいることから蔵元の数も減少傾向になっていましたが、山口で作られている日本酒が全国的にブームになったことがきっかけで、海外進出まで果たしています。 山口県のおすすめ日本酒① 獺祭 山口県のおすすめ日本酒として外せないのが、旭酒造の獺祭です。通常の蔵元とは全く異なる製造工程をとっており、環境などにほとんど左右されず、安定しておいしい日本酒を生み出しています。 特徴としては、雑味のもととなる酒米のたんぱく質を極限まで磨いて取り除き、小規模であることを逆に活かして大吟醸だけを製造しています。また、遠心分離システムで酒を搾り、純度が高く香りや味わいはそのままの日本酒に仕上げているのです。 空調設備で環境を安定させ、杜氏制度を廃止して社員で作業をするなど、斬新な方法で日本酒を製造しています。獺祭は今や山口だけでなく全国から注文が来るほどの人気で、海外にもシェアを伸ばしています。 クセがなく飲みやすいながらもキレやふんわりとした香りがあり、上品な味わいです。 山口県のおすすめ日本酒② 東洋美人 山口には、全国的に高く評価されている日本酒がたくさんあります。 澄川酒造場の東洋美人もその一つで、山口では獺祭と並んで人気の高い銘柄です。銘柄通りの上品でしっとりした味わいは、山口で昔から愛されているだけでなく、県外や海外でも高く評価されています。こちらの酒蔵は大正10年創業の老舗で、銘柄は東洋美人一種のみに限定しています。 さらに、ここで作られている日本酒の大半が清酒の製法品質表示基準の要件を満たす、「特定名称酒」になっており、透明感がありながら米の旨みがはっきり感じられる逸品です。 決して順風満帆に発展していったわけではなく、過去には集中豪雨で日本酒が流され、機械が壊れるといった被害もありましたが、山口の日本酒としてあちこちに定着していたこともあり、全国の蔵元関係者や酒販店、ボランティアなどの多くの助けを得て、2013年末から仕込みを再開しています。 山口県のおすすめ日本酒③ 雁木 八百新酒造の雁木は、力強い飲みごたえが特徴で、すべて無濾過仕立てで仕上げています。 雁木というのは船着き場の階段のついた桟橋のことですが、かつては原料の酒米をここから水揚げしていたことから名づけられています。少量仕込みの伝統的な製法で、大量に出回るお酒ではないものの、コストパフォーマンスが高いと日本酒ファンから高く評価されています。 山口の日本酒は、山口の郷土料理に合わせた味わいにしているものが多いですが、雁木は米の旨みとキレがしっかりしていながら、全体的なバランスが良くいろいろな料理に合います。 【純米大吟醸になる条件は?】手間をかけた最高級の日本酒「純米大吟醸」おすすめ3選 酒を作る、蔵人の仕事を紹介|気になる年収や必要な資格は? 杜氏の仕事を紹介|気になる読み方やなり方は? この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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PIAPITではピアノの調律・修繕をおこなっている。オーバーホールと呼ばれる分解点検修理も行い、グランドピアノでは約1万個のパーツを点検、修理をする。言わばピアノの医者である。 千葉県印西市にあるPIAPIT。異世界に入り込んだような魅力的な空間になっていて、歌手のKのプロモーションビデオ撮影や、JUN SKY WALKER、末光篤(木村カエラの『Butterfly』の編曲・作曲家)の撮影にも使用されたことがあるほどだ。 その空間には、気さくで優しい方たちが集まっていた。なかでも職人気質でありながら、明るい人柄の渡辺さんに話を聞いた。 ピアノ調律師を目指したきっかけとは 「高校時代は漠然と音楽に携わる仕事がしたいと思っていた。ただ、何の仕事がやりたいかは明確ではなかったんだよね。どうしようかと考えた時に僕は手先が器用だったから楽器を作るような職がいいと思ったんだよね。 やっぱりミュージシャンで食べていくのは難しいことだと分かっていたからさ。音楽に携わる仕事で食べていける仕事がピアノ調律師だと思った」 高校生の時に音楽の道に進むことを決断した渡辺さん。 「振り切ったほうがいいと思った。ダメだったとしても、いくらでも修正できるって思ってたしね。まずはやってみる。足をつっこんでみる。でも調律師になってみて、やっぱり自分に合っているとは感じるけどね」 自分に合っていると思う理由の一つが、ジャンルは違えど、周りに音楽好きな人がたくさんいて心地がよかったとのこと。みんなで集まると音楽の話はもちろんのこと、演奏もしているそうだ。 渡辺さんは現在56歳、調律師になってからの苦労について聞いた。 100点のない仕事 「どんなにオーバーホールをしても100点が取れないってことかな。褒められるとおしまいだっていう世界。もっとこうしてください、ああしてくださいという要望があって、楽しみながら苦められる仕事だよね。常に目の前の楽器に悩まされるよ。 でも100点のない仕事だからこの仕事を続けられる一番の要因だと思っていて、ゴール地点がまったく見えない、だからこそこだわれるし、これでOKとはならない。それが面白いけど大変なことかな」 大変なことでもあり、やりがいでもあると語る渡辺さん。 インタビュー中、工房を案内してもらうことができた。 会社を立ち上げてから、自ら足場を組み立て、0から作り上げたそうだ。従業員は現在17名。どのような職場作りを心掛けているのか。 仕事は楽しむもの 「うちは子供がいる主婦でも仕事ができる環境が整っているし、みんなが和気あいあいと楽しめる職場かな」 「みんなが楽しく仕事ができるように、仕事中でも飴を舐めてもいいし、ラインやメールをしても誰も怒らないよ。ねこも4匹いるしね。オンオフが大事だよ」 PIAPITでは一人ひとりが個人事業主で、職人たちで仕事を振り分けている。なので業務量によってそれぞれの給料も違い、経営者感覚で仕事をしているという。 10部屋近くある広い工房を回り、この工房自体がPIAPITの魅力なんだと渡辺さんは言う。 「個人でやっている人なんかだと工房を持っていない所が多いよね。倉庫やガレージだけ借りてやっているとかね。でもうちは工房をもっているから、いろんな職人さんが来るし、もしかしたら体験中にその人たちにも教えてもらえる可能性もあるかもしれないね」 最後にギターが飾ってある部屋に案内してもらった。ピアノだけではなくギターも演奏してもらい、仕事を趣味のように楽しんでいる姿はとても魅力的に感じた。 若い世代に繋いでいきたい 創業から23年になるPIAPIT。今後の目標について聞いた。 「やっぱりこの技術を若い世代に継承していきたい。どんな職人の世界でもなかなか見つけられないからさ。電話だけでは伝わらないところが多いから、体験してきてほしいね」 最後に体験希望者へメッセージをお願いした。 「自分も色んな方と話をすることは勉強になるので、来ていただけるのは楽しみです。ぜひ、手ぶらで体験してきてください」 …
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日本の職業の一つにデザイナーというものがあります。デザイナーといっても、洋服のデザインを手掛けるデザイナーや工業製品のデザインを手掛けるデザイナー、広告業界で重要なデザイナー、印刷物のレイアウトを考えるデザイナーなど様々な業界でのデザイナーが存在します。 そこで、今回は様々な種類のデザイナーをご紹介します。まずは、デザイナーとはどんな仕事なのか見ていきましょう。 デザイナーってどんな仕事? デザイナーは「視覚で確認できる領域」における設計や図案を手掛ける仕事です。 それに関わる人の言葉を「デザイナー」と呼んでいます。デザイナーはおしゃれな仕事に就きたい人にとって、憧れの仕事の一つといっていいかもしれません。 デザインの仕事に就くためには、「専門学校などに通ってテクニックを磨く」or「アルバイトなどで業界に飛び込んで、下積みを積む」のが一般的です。どちらにせよ、一流のデザイナーになるには、長い年月が必要です。それにプラスして、コミュニケーション能力も重要となります。 出典:ぱくたそ これは、クライアントと打ち合わせをして、「どんなデザインを求めているのか?」を読み取る必要があるからです。したがって、黙々とテクニックを磨いていれば良いというわけではありません。 また、一言でデザイナーと言っても、デザインの仕事内容は多岐に渡っています。はっきり仕事内容が分かれているデザイナーもいれば、分類が曖昧なデザイナーも多いのです。なので、ジャンル分けは難しい場合もあります。 世の中には一体どんなデザイナーの仕事が存在しているのでしょうか。順番に紹介していきたいと思います。 デザイン関係の仕事その1「プロダクトデザイナー」 工業製品のデザインを作る 出典:ぱくたそ プロダクトデザイナーは家電製品や業務用機器、自動車、飛行機、医療機器などのデザインを行う人達です。大きく言ってしまうと、「工業製品」のデザインを担当しています。 しかし、時には家具や食器のデザインを担当する場合があります。それにプラスして、グラフィックやファッションをデザインすることもあるため、仕事内容はこの限りではありません。 したがって、プロダクトデザイナーの分類は、少し難しいのが実情です。 デザイン関係の仕事その2「グラフィックデザイナー」 広告業界の要 出典:ぱくたそ グラフィックデザイナーの主な仕事は、写真や動画、イラストや文字などをレイアウトしていくことです。それらをうまく組み合わせて、第三者に伝わるパンフレットや広告、ポスターをデザインしていきます。 ここ20年ほどの間では、インターネットの普及が急激に進んでいることもあり、Webサイトの制作もグラフィックデザイナーの仕事として、重要なポジションを占めています。 前述したように、写真や動画、イラストや文字など、いろんな素材を使用するため、イラストレーターがグラフィックデザイナーを名乗っていたり、フォトグラファーがグラフィックデザイナーを名乗ったりするケースも増えるようになりました。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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にわのわとは、「にわのわアート&クラフトフェア・チバ」のことです。日本全国で開催されているクラフトフェアの一つであり、千葉で開催されています。 にわのわの特徴として、千葉県出身、千葉県で制作活動をする、千葉に住んでいたことがあるなど、「千葉」という土地に愛着をもつ作家を中心に、作り上げるクラフトフェアになっています。 数多くあるクラフトフェアの中でも、独特なものになっていますが、千葉県に多くの作家が、住んでいることを知って欲しい、作家同士の交流の場に、使って欲しいと言う旨でにわのわは作られました。 2012年のプレ開催以降、多くの方にご来場頂いており、毎日の生活をより楽しむために、にわのわは尽力しています。 にわのわ 2018年の日程・アクセス・入場料 出典:写真AC にわのわの会場となる場所は、千葉県佐倉市の佐倉城址公園になります。 にわのわでは、駐車場を用意しておりませんので、会場となる佐倉城址公園へ行くには京成佐倉駅、JR佐倉駅から公共機関を使っての移動となります。 京成佐倉駅からバスを乗る場合は、南口1番のりば「ちばグリーンバス」から、田町車庫行き、京成臼井駅行き、志津駅行き、四街道駅行きのどれかに乗って頂き、国立博物館入口、または国立歴史民俗博物館で下車して下さい。 JR佐倉駅からバスを乗る場合は、北口1番のりば「ちばグリーンバス」から、田町車庫行き、京成佐倉駅行きのいずれかに乗って頂き、国立博物館入口、または国立歴史民俗博物館で下車して下さい。 また、旧平井家住宅付近の宮小路町、二番町からもにわのわの会場まで徒歩で10分ほどになりますので、合わせてご利用下さい。 東京駅から高速バスでも行くことができ、八重洲北口から徒歩5分、京成高速バス3番のりばから出ています。 【行き】 東京駅 9:55発→国立歴史民俗博物館 11:31着 【帰り】 国立歴史民俗博物館 15:00発→東京駅 17:01着
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出典:星野リゾート 界 加賀 星野リゾートが全国14ヶ所に展開する温泉旅館ブランド「界」は、その地域ならではの文化を存分に楽しめる上質な温泉宿です。 そのなかのひとつ、石川県加賀市にある「星野リゾート 界 加賀」をご紹介します。 「九谷焼」のアートを楽しむ大浴場 1300年の歴史を誇る金沢の山代温泉にある「星野リゾート 界 加賀」。山代温泉は、その昔、行基という高僧が霊峰白山に向かう道中で発見したと語り継がれる温泉です。弱アルカリ性でとろみがある泉質で、「美人の湯」として広く知られています。 大浴場には金沢に昔から伝わる伝統工芸「九谷焼」のアートパネルと金沢名産の金箔の細工を施した作品があり、湯に浸ってくつろぎながら加賀ならではの伝統文化を楽しむことができます。 出典:星野リゾート 界 加賀 内風呂の壁面には、男湯女湯それぞれに九谷焼のアートパネルが4枚、計8種類飾られています。それらはすべて九谷焼の若手作家がデザインしたものだそう。アートパネルのデザインは春夏秋冬を表していて、「色絵」「青手」「赤絵」「藍九谷」という技法を使って描かれています。 「色絵」は九谷五彩と言われる緑や黄、紫、紺青、赤を使用し、華やかな春を表現。「青手」は緑、黄、紫、紺青という斬新な色使いで、夏の力強さを表しています。 また、「赤絵」は赤一色を使い、燃え盛るような紅葉で秋を表し、「藍九谷」は藍色の濃淡だけで冬の静謐な空気を感じさせます。 繊細優美な露天風呂の仕切りガラスと湯上がりの加賀提灯 内風呂と露天風呂の間にしつらえられた仕切りガラスには、金箔をふんだんに使って加賀地方のシンボルである白山が描かれています。金箔の国内生産のシェア9割を占めるという金沢ならではの贅を凝らした工芸品です。 華麗ななかにも品を感じさせる金色に輝く白山は、背後の松の庭を一層美しく見せてくれます。 出典:加賀温泉旅行 ホテルの大浴場 星野リゾート 界 加賀 また、湯上がりに並ぶ加賀提灯も温泉の見どころのひとつです。加賀提灯は金沢の希少伝統工芸に指定されているのですが、竹ひごを一本、一本切り出し、円形に組みあげて作られます。その昔、提灯は松明(たいまつ)の代わりに作られ、携帯できる灯火具として使われていました。 祭礼用、観灯、装飾用などさまざまな用途に利用される中で形を変え、江戸時代初期に火袋を折りたたんで使う、いまに伝わる提灯ができました。また、江戸時代に安価な和ろうそくが作られるようになったこともあり、提灯は広く使われるようになったそうです。 最盛期には金沢に60軒もの提灯屋があったというのですから、当時の人々の生活に欠かせないものであったことが伺えます。時を経て懐中電灯の普及や街灯の整備が進み、昔のように加賀提灯が使われることはなくなりましたが、「星野リゾート 界 加賀」では、温かみのある灯りが毎日ともされています。 しっとりと落ち着いた星野リゾート 界 加賀の「伝統工芸の間」と食事 客室はすべて「ご当地部屋」としてしつらえられ、地域の文化を身近に感じることができます。加賀の客室は「加賀伝統工芸の間」と呼ばれ、和室にはローベッドとソファが備えられていて、日ごろ洋室で暮らす人もくつろぎやすい造りになっています。 室内には加賀水引や加賀友禅、九谷焼、山中漆器、4つの伝統工芸品が用意されていて、九谷焼の茶器を手にしてくつろぎのティータイムを過ごしたり、山中漆器で作られた壁掛けを間近で眺めたりすることができます。 出典:星野リゾート 界 …
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こぎん刺しは三大刺し子の一つで、江戸時代から青森県津軽地方に伝わる刺し子のことで、刺し子と布に糸を縫い重ねていく刺繍したものです。刺繍は、主に装飾のために行ないますが、刺し子は布の補強のために行なったのが始まりです。 刺し子の中でもこぎん刺しや、同じ青森県の南部刺しは補強のためだけでなく、縫い重ねることで布の織り目の穴をふさいで風を通しにくくするという、防寒のための工夫がこらされています。 こぎん刺しの特徴は、縦糸を奇数で数えて刺すことです。菱形正方形を布一杯にびっしりと縫い重ねます。どのモドコ(基礎となる菱形模様)を使うか、どう配置するかで美しいこぎん刺しの布が出来上がります。もう一つのこぎん刺し特徴は、藍色の布に白い糸で刺すことでしたが、今では様々な色の布や糸が使われています。 こぎん刺しの伝統的な図案 出典:写真AC こぎん刺しの基本は菱形模様です。しかし、一口に菱形といっても基礎となる模様・モドコは約40種類あります。また、モドコの名前は日常使う言葉からついたものも多く、こぎん刺しが津軽の人々の生活と深い関わりがあることがわかります。代表的なモドコをご紹介します。 ・石畳:三角を四つ組み合わせ、真ん中を四角く空けた菱形 ・花コ:中に点が一つ入った菱形 ・うろこ:三角を何個も組み合わせて出来た菱形 ・猫のまなぐ:猫の目(まなぐ)のように横1本の線が入った菱形 こぎん刺しはこれらのモドコを組み合わせ、大きな模様を作っていきます。 こぎん刺しを作るのに必要な道具 こぎん刺しに難しい道具は必要ありません。基本的には布と糸と針、図案を描くための方眼紙があれば十分です。布は、昔は麻布と木綿糸を使っていましたが、どんな布や糸を使ってもかまいません。 一般的にはコングレスやリネン刺繍布など、刺繍用の布を使うと布目がわかりやすいのでお勧めです。布目がわかりにくい布を使いたい場合は、抜きキャンバスも必要です。抜きキャンバスは網目状の布で、使いたい布の上に重ねて縫い、作業が終わったら糸を引き抜きます。 糸はこぎん刺し専用のこぎん糸がありますが、刺繍糸や毛糸も使うこともできます。針も自分の使いやすいものを選ぶといいですが、刺し子用の針なら長さもあり、先が丸くなって布が傷みにくいのでおすすめです。 こぎん刺しの作り方 出典:写真AC まず、図案を決めます。図案集を購入するか、ネットで検索するかして、作りたい図案を考えます。初めての方はこぎん刺しキットを使うのもよいでしょう。 自分で考える場合は、方眼用紙に図案を描きます。こぎん刺しのモドコは基本的に正方形ですが、使う布によって縦長になることもあります。布の織りを確認しておかないと、イメージ通りに仕上がらないこともあります。抜きキャンバスを使用する場合は、布の上に仕付け糸で縫いつけておきます。 次に、図案にそって模様を刺していきます。右から左へ、横糸一段ずつ刺していきます。こぎん刺し用の糸は6本撚りの糸です。刺している最中に撚りが緩んでくるので、ときどき撚りを戻しながら刺しましょう。 途中で糸が足りなくなったり、刺し終わったりしたら、裏側で何回かくぐらせて始末します。抜きキャンバスを使用している場合は、仕付け糸を取り、抜きキャンバスを1本ずつゆっくり抜きます。 日本の織物・染物の魅力が詰まった、織物染物の記事一覧 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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今回向かった場所は神奈川県川崎市にある石渡染色工房。 代表の石渡さんは「手描友禅」の技能の持ち主で、皇族がお召しになった着物の模様を手掛けたこともある職人。下絵から彩色まで、ひとりで仕上げることができる。 電車に揺られつつ、最寄り駅である二子新地駅に到着。二子新地駅から徒歩10分程度にある石渡染色工房は手描友禅の匠、石渡弘信と奥さんの二人で営んでいた。笑顔で迎えてくれる奥さんと遅れて照れくさそうに迎えてくれる石渡さんの姿が印象的だ。 石渡さんに手描友禅の魅力について話を伺った。 手描友禅の魅力とは 「手描友禅とは自然の美しさを失うことなく、着物などを美しい模様や色合いで、すべて手描きで表現する技法です。型染めが多くなっているなか、手描友禅は絵のように描けるので優美で絵画的な表現に適した技法なんですよね。」 「僕が思う手描友禅の一番の魅力は自己表現ができること。これがすごく楽しくてこの世界に入ってから56年、今でもこの仕事が大好きですね。」 楽しそうに語る石渡さんは現在74歳。若いころの修行時代を振り返ってみると、色々な苦労があったそうだ。 厳しい修行時代 「この世界に入ったきっかけは叔父の家が染物屋をやっていて、そこで手伝わないかと誘われたのが始まりです。住み込みでいざ入ってみると辛いことだらけで、特に最初は全然仕事をさせてもらえなかったです。だから家出はよくしたものですよ。」 高架下で野宿をし、お腹が空けば頭を下げて叔父のところに戻ることを繰り返していたとのこと。 「職人は見て覚えろとか言いますけど、覚えようと見ているだけだと『何やってるんだ』と理不尽に怒られましたね。見続けることもできないし、触らせてくれないし、いつまで経っても上手くなりませんでしたね。」 「弟子も僕を含めて5人程度いましたけど、僕が一番出遅れていました。でもここまで自分が仕事を続けていられる理由は明確で、手描友禅だけは嫌いにはなれませんでしたから。」 嫌いになれない理由を聞くと、手描友禅は最初から最後まで自己責任でできるからだと語る。自由に作品を作り、うまくいけば全部自分の手柄になるところが表現者にとっては魅力だという。 修行期間わずか5年で独立 出身地である川崎市(現工房兼自宅)にて独立を決意した石渡さん。修行期間5年という短さでの独立には理由があったのだろうか。 「ただ単に自分でやろうと思いました。筆と机さえあれば仕事はできてしまいますからね。」 当時は24歳。自宅の一室を工房としているので、そこまで初期投資はかからないという。手描友禅は仕事さえできれば独立のしやすい環境のようだ。 仕事が好きな理由 仕事をしていて、気が付くと夜中になっていることも多々あるという石渡さん。仕事で時間を気にしたことがないとのこと。ここまで夢中になれるほど仕事が好きというのは、どのような状態なのだろうか。 「どう表現すればいいのか分からないけれど、どれだけ頑張っても苦にならないという状態ですかね。プロ野球選手もそうだけど、影ですごい努力しているよね。でも簡単そうだけど、努力できることが好きに繋がっていると思いますよ」 仕事に対する努力を苦痛だと感じたことがないと笑顔で答える石渡さんが印象的だ。 日本文化を盛り上げていきたい 最後に今後の展望について聞いた。 「手仕事の世界を普及させたいですね。手描友禅だけではなくて、伝統工芸とよばれる日本文化を盛り上げていきたいですね」 インタビュアー後記 手描友禅という仕事が心から好きという気持ちが伝わってくるインタビューでした。実際に作業を少し見せていただきましたが、一つ一つの工程がとても繊細で職人技だと感じました。仕事に対しても真摯に向き合う姿は、技術以外の部分でも学べることは多いと思います。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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photo by hoge asdf 富士吉田といえば、やはり名産品に挙げられるのが吉田のうどんです。 その特徴は、しっかりとした歯ごたえある硬めのねじれ麺。麺類でありながら、噛めば噛むほど小麦の美味しさを楽しめるうどんです。 もともと稲作に向かない富士吉田では、麦を素材にほうとうがよく食べられていました。 やがて昭和初期に繊維業がさかんになると、働き手の女性のために、食べやすく腹持ちのよいうどんを男性たちが作るようになります。 それが、力強く練られた吉田のうどんを生んだといわれています。 道の駅富士吉田では、そんな吉田のうどんの打ち立ての麺をお土産に購入できます。その種類だけでも10以上あり、なかには「顎砕きMAX」というユニークなものもあります。 醤油と味噌をベースに、馬肉やキャベツ、ニンジン、ネギ、油揚げを具材にするのが定番です。 馬肉の代わりに豚肉を使用し、冷やしうどんやつけ麺にしても美味しく食べられます。 けっして、他では味わうことのできない独特の食感が魅力です。道の駅富士吉田へ行ったら、ぜひお土産として友人や知人にもすすめてみましょう。 高級絹織物のグッズ!道の駅富士吉田のお土産② ネクタイ photo by Kousuke Sekidou 富士吉田は繊維業のさかんな地域です。なかでも、絹の先染め織物である「甲斐絹」は江戸時代から続く伝統産業として有名です。 玉虫のような美しい光沢が特徴で、羽織の裏地や、夜具、座布団、風呂敷などの地として用いられてきました。 昭和初期をピークに一時見られなくなりますが、現在ではその独特の技術を活かし、婦人服やインテリア雑貨などの高級絹織物として用いられています。 じつは、なかでも最も生産量の多いのがネクタイで、その割合は国内の40%以上です。 道の駅富士吉田の物産館では、そんな甲斐絹のネクタイも人気のお土産として購入できます。特に、富士山の柄を意匠化したものは富士吉田らしさを表していておすすめです。 価格は、1本2,000〜3,000円ほど。他にも、バッグやハンカチなども販売されています。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう