【日本三大囃子の一つ】秋田県で行われる花輪ばやしで風物詩を楽しむ

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花輪ばやしは秋田県鹿角市花輪で毎年8月19日から20日にかけて行われているお祭りで、花輪の総鎮守である幸稲荷神社に奉納される祭礼ばやしです。夏の終わりの風物詩になっています。

花輪ばやしは日本三大ばやしの一つであり、2014年(平成26年)3月10日には「花輪祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに2016年(平成28年)11月30日には「山・鉾・屋台行事」の33件の中の1件としてユネスコ無形文化遺産に登録されています。

毎年20万人近くの見物客が訪れている人気のお祭りです。

2018年の日程・アクセス


出典:花輪ばやしガイド

花輪ばやしは2018年も秋田県鹿角市花輪で8月19日と20日に開催されます。

花輪へのアクセスは電車の場合はJR花輪線「鹿角花輪駅」下車、車の場合は東北自動車道「鹿角八幡平IC」から約5分となっています。 岩手県北バス・秋北バスの高速バス「みちのく号」、国際興業バスの夜行高速バス「ジュピター号」とバスでも行くことができ、鹿角花輪で下車します。

花輪ばやしの歴史

花輪ばやしは幸稲荷神社が創建された1204年(元久元年)から続いていると言われていますが、1470年(文明2年)に再建される以前に火災が起きて文献が失われているため、起源やどのような歴史的背景があったかはよく分かっていません。

花輪ばやしに関する最も古い記録は江戸時代の1765年(明和2年)のもので、江戸時代末期の文化文政頃に現在のような花輪ばやしの形になったとされています。

明治時代には「本屋台」、「サギリ屋台」、「人形屋台」など様々な屋台が登場するようになり、華やかさが増しました。 昭和になると花輪のお囃子が花輪以外で演奏されたり、ラジオ放送で流れることで有名になり、花輪ばやしと呼ばれるようになりました。

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出典:花輪ばやしガイド

花輪ばやしの1日目、8月19日の午後5時半になると御旅所で花輪ばやし開始の挨拶が行われて、舟場元町、舟場町、新田町、六日町、谷地田町、大町、旭町、新町、横丁、組丁の10町内からそれぞれ金箔や漆を使った豪華な屋台が出発します。屋台は鹿角花輪駅の駅前広場に向かってパレードし、広場に到着すると円陣を組んで並び、囃子の演奏や審査が行われます。

その後、屋台は各町内に向けてパレードしていきます。20日午前0時になると稲村橋と枡形に向かう朝詰パレードが始まり、枡形行事で神事が行われます。明け方には屋台は各町内に戻ります。 花輪ばやしの2日目、8月20日の午後7時になると屋台は駅前広場に向かって赤鳥居詰パレードを始めます。その後、赤鳥居にて赤鳥居行事が行われて、翌21日午前3時頃に花輪ばやしは終了します。

夜通し行われるパレードで、囃子を聴きながら美しく飾られた屋台を見物することが花輪ばやしの最大の見どころです。囃子の演奏者は屋台の移動に合わせて、歩きながら演奏しています。駅前広場で全ての屋台がそろった光景は圧巻です。 朝詰パレードでは谷地田町と六日町の町境で互いに屋台をぶつけて押し合い、町境から押し出そうとするけんか屋台も行われ、迫力ある様子が楽しめます。

屋台は「腰抜け屋台」と呼ばれる底に床がない形式で、鬼板(おにいた)・懸魚(げぎょ)・破風(はふ)で構成されています。実際に使われている屋台で最古のものは昭和12年作で、保存されている最古の屋台は明治12年作です。かつては2階建ての本屋台もありましたが、現在では残っていません。

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