会津鉄道沿線の観光地⑥
新宮熊野神社「長床」
関東から東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道を経由し喜多方ラーメンで有名な磐越西線の喜多方駅が位置する福島県喜多方市を代表する神社が新宮熊野(しんぐうくまの)神社です。
国の重要文化財に指定されている拝殿は長床(ながとこ)と呼ばれ熊野神社の象徴的な存在だと言えるでしょう。
新宮熊野神社は源頼義によって1055年に勧請されたと伝えられ、約970年近い歴史を持つ格式の高い神社として長い間会津の人たちの信仰を集めてきました。
長床の前に植えられたイチョウは樹高30m、根本周りは8.1mにも達する大イチョウで樹齢は600年といわれ、新宮熊野神社の歴史の長さを物語っています。喜多方市の天然記念物に指定されています。 数多くの文化財が保管されている新宮熊野神社では、保有する文化財を一般に公開していますので、会津の歴史を学ぶには非常に効果的な場所だと考えらられます。
喜多方市には会津鉄道経由でアクセスすることができます。 関東からの場合は「ゆったり会津 東武フリーパス」の会津鉄道経由・喜多方駅プランを利用すればお得に喜多方を訪れることができます。
会津鉄道沿線の観光地⑦
猿楽台地
(福島県南会津郡下郷町に位置する猿楽台地(さるがくだいち)は約40haもの面積を誇るソバ畑が見所の観桜スポットです。
1965年に国営農地開発事業により整備されたソバ畑は、例年8月下旬~9月上旬にはソバの花が台地一面に咲き誇ります。
可憐なソバの花の絨毯のような光景は、農林水産省主催の「美しい日本のむらコンテスト」生産部門で農林水産大臣省を受賞したこともあることから、日本一のソバ畑と言っても過言ではないでしょう。
見渡す限り広がるソバ畑の光景は、ソバ好きでなくても見る者の心を震わせる感動的な景色だと言えます。美しいソバの郷、猿楽台地には会津鉄道の養鱒公園駅、会津田島駅、会津下郷駅の3つの駅からアクセスすることができます。
養鱒公園駅からは徒歩約30分、会津田島駅からは車で約20分、会津下郷駅からは車で約15分の場所ですから、会津鉄道を利用してアクセスするのに悪くない位置にある観光スポットだと言えるでしょう。
会津鉄道へ足を運ぼう
国鉄民営化で生まれた多くの鉄道会社の中で会津鉄道は、アクティブに乗客誘致を行っている鉄道会社だと言えるでしょう。会津の自然や文化を楽しむために会津鉄道を利用するのは非常に有効的です。
会津鉄道では様々なイベントを企画、開催していますので会津に足を伸ばす際には会津鉄道の公式サイトを覗いてみては如何でしょうか?
きっと魅力的な提案がサイト内で公開されていると思いますよ!
会津鉄道公式HP
http://www.aizutetsudo.jp/
鉄道模型もあります。
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