【行って、乗って、楽しい】絶対に訪れたいローカル線7選

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ローカル線というのは、輸送量の少ない鉄道路線を指しています。路線が都心部を通っていたとしても、通過人数が少ない場合にはローカル線と呼ぶことがある一方で、地方を運行していても利用者が多い場合にはローカル線には該当しません。

ローカル線の多くはJRの地方交通線ですが、市電や地方の私鉄なども含まれており、全国でおよそ150本近くといわれています。

ローカル線の中には、都会では見ることのできない特徴を持つ鉄道や、豊かな景色を楽しめる鉄道などもある一方で、採算がとれないためにサービスが低下したり、設備や車両の老朽化が進んだりしやすいというデメリットもあります。

ローカル線の現状

ローカル線の現状は、あまり好ましいものではありません。元々が利用者の少ない鉄道ということもあり、鉄道会社から見れば、運行すればするほど赤字になるケースも数多く見られます。

観光地を走っているものや鉄道自体にオリジナリティを持たせて集客力を高めているものなど、ローカル線独自の魅力を出しつつ、健全に運営できているところもあります。

しかし、その一方で、対策の取りようがなく、コストカットの目的で廃線になりつつある鉄道も少なくありません。

ローカル線は毎年、一路線は廃線になっているといわれますが、公共の交通機関の整備が乏しい地方においては、通勤や通学などで必要です。

そのため、自治体や民間の団体で廃線が検討されているローカル線を存続させるための取り組みをしているところも少なくありません。

風情のあるおすすめローカル線①

津軽鉄道

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photo by Amiden

全国的に見ると、風情のあるおすすめローカル線はたくさん見つかります。例えば、津軽鉄道は青森県の津軽地方を走る鉄道ですが、地元の農協や沿線の住民が株主となっており、20.7kmの路線を運行しています。

収益を増やすために弁当やポテトチップスなどの加工食品を販売しているほか、冬はダルマストーブを設置したストーブ列車、夏は風鈴列車、秋は鈴虫列車と季節に応じてイベント列車を運行しています。

季節に応じて、地元の旬の特産品を使った駅弁を販売していますので、芦野公園の桜まつりや立佞武多の館などに出向くときに、観光だけでなく、ローカル線ならではの駅弁グルメを楽しむこともできます。

【ストーブで車内あったか!】ノスタルジックな車両が走る「津軽鉄道」の魅力

風情のあるおすすめローカル線②

SLばんえつ物語
磐越西線SLばんえつ物語。新津駅停車中。 #twntrain #jreast
photo by (C)Memorin(上総っぽ◆C57/N774P.)

SLばんえつ物語は、1946年に完成したSL列車です。完成当時は、大きい動輪や細いボイラーなど、優美な外観から貴婦人の称号で親しまれてきましたが、ディーゼル車が広まるにつれて運行されることはなくなりました。

この列車は運行しなくなってからも新津で保存されていましたが、復活を望む市民の要望によって1999年に再び日の目を見ることになりました。

ローカル線の一つである磐越西線を走る季節定期列車として、SLばんえつ物語号という名称になり、現在も多くの人に愛されています。

当時をしのばせるレトロな内装は、木目調で落ち着きがあります。パノラマ展望室に出られるグリーン車や子供が遊べるフリースペースなど、快適性も向上しています。

ローカル線周辺には自然豊かな街並みや穴場の観光スポットも多いですが、こちらでは喜多方にある座敷蔵や酒造蔵が立ち並ぶエリアが人気です。

大和川酒蔵北方風土館では酒蔵の見学や試飲ができますし、周辺には喜多方産の醤油を使用した喜多方ラーメンの店も数多くあります。

【大正ロマン感じる列車】福島-新潟間を走るSL「ばんえつ物語」の魅力

風情のあるおすすめローカル線③

黒部峡谷鉄道

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photo by Toshinori baba

黒部峡谷鉄道は、ローカル線といっても観光地を走っていることから、利用客の多い鉄道です。元々は資材運搬のために作られた鉄道でしたが、現在では美しい黒部峡谷を列車に乗ったままで眺めることができるトロッコ列車を運行しています。

日帰りコースや宿泊コースなど、予定に応じて黒部峡谷を存分に楽しめるプランが用意されており、ローカル線とはいえ、観光客でにぎわいのある路線です。

ローカル線ならではの自然豊かな景観が素晴らしいですが、中でも黒部川本流に架けられている朱塗りの奥鐘橋は、季節に応じて様々な表情を見せる名所です。

また、河原露天風呂は掘った場所にお湯が湧き出るため、自分の好きな大きさに露天風呂を掘り、入浴が楽しめます。

黒部峡谷鉄道|トンネルをくぐると広がる、別世界の風景

風情のあるおすすめローカル線④

京都丹後鉄道

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photo by TRJN 

京都丹後鉄道は、元は北近畿タンゴ鉄道というローカル線でした。沿線には日本三景の一つである天橋立などの観光名所が数多く存在する路線ですが、マイカーが普及したことで利用者が減少し、廃線の可能性まで出ていました。

自治体は赤字の立て直しを図り、車両の運行を高速バス会社に引き継いだという経緯があります。その結果、ネットを利用した広告の強化、安全管理の徹底などで利用者の信頼を積み上げていき、ローカル線の中でも徐々に認知度を上げていきました。

西舞鶴と豊岡市、福知山を結び、贅沢な食事を楽しめるくろまつ号、木目調のインテリアで統一され、ソファやカウンターなど様々なシートで景観を楽しめるあかまつ号、予約なしにオリジナリティのある車内を楽しめるあおまつ号が人気です。

天橋立やコウノトリの郷公園、峰山など見どころも満載です。

【京都丹後鉄道】天橋立、コウノトリ、伊根の舟屋|丹後の名所を通る観光列車

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