剣道防具の老舗店を紹介
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続いてご紹介するのは、剣道防具を手掛けるおすすめのお店です。剣道の防具や用具をそろえたいけどどこで購入すればいいかわからない!なんてお困りの方は是非、こちらをご参考にしてみてください。
剣道防具おすすめ店①大正2年創業の老舗店森部道具株式会社
森武道具株式会社は、大正2年に日本橋小伝馬町で開業した老舗の剣道防具専門店です。 そのすべての製品は、専任の職人によって手間ひまをかけてひとつひとつ作られています。
真綿と毛氈の素材はとても弾力性が高く丈夫で、丁寧に縫い付けられた刺糸は長期間切れることがありません。 このような伝統技術によって、使いやすく、打たれても痛くない機能性、そして美しさを兼ね備えた製品を実現しています。
少年から初心者、さらに有段者まで幅広く使用できる防具として人気を集め、警視庁職員互助組合指定店にも任命されています。
剣道防具のおすすめ店②全国選手も愛用する剣士に合わせて防具を作る永武堂
永武堂は、長崎県にある剣道防具の専門店です。 オリジナル製品の「かたつむり甲手」は、その握りやすさや動かしやすさから一番人気となっています。高級小鹿の白革で作られた手の内は、汗を吸っても柔らかいまま使い続けることができます。
ほかにも、洗える防具シリーズや伝統工芸士による輪島漆塗りのすずめ胴など、さまざまな製品をあつかっています。 剣士の体を細かく採寸して、それぞれにぴったりの防具を作るのも特徴のひとつ。
そのため、全国のさまざまな剣士が愛用する剣道防具専門店となっています。 店内では、職人が防具を手がける珍しい様子も見学することができます。
剣道具師について
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剣道の防具を製作する職人のことを、剣道具師といいます。 手刺しで仕上げられた防具は、差し幅がミシンよりずっと細かくなります。そのため、緩衝材をぎっしりと詰め込んで、とても衝撃に強い防具となります。 機能性だけではありません。圧縮された布地は表面がなめらかで、とても美しい出来栄えとなります。
有名な剣道具師が手がけた防具は工芸品として扱われ、なかにはとても高価なものもあります。最近では、海外でもその需要が増えているほどです。
しかし、残念ながら剣道具師の数は年々減りつつある現状です。 剣道具師になるには、まず弟子になるのが一番の近道です。剣道具職人会の公式サイトなどで問い合わせてみてください。 ほかにも、剣道防具の制作会社に応募する方法もあります。
剣道で体と心を鍛えよう
剣道といえば、学校の授業でもおなじみです。経験したことがある人も、数多いのではないでしょうか。 現在の競技人口は数百万人にもおよび、最近では海外でもその数を増やしているといわれています。
競技やスポーツとしての面白さはもちろん、剣道の最大の魅力はやはり精神をきたえられる点にあります。「礼に始まり礼に終わる」といわれるように、その奥底に流れる武士道をぜひ学んでみてください。
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