師範とは?|師範になる方法やメリット・デメリットを紹介

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日本の伝統文化を受け継ぐ人たちの中には、「師範」と呼ばれる人も存在します。

何となく「先生」や「師匠」と同じような意味合いで捉えている人も多いかと思いますが、「師範」は実は社会的に確立されたステータス、資格の一つになります。彼らがどのような人たちなのか、「師範」について解説します。

師範って何?


出典:写真AC

「師範」とは様々な流派の中での指導者にあたる、有資格者のことです。つまりその流派の中で、一番の実力者という意味になります。

師範の認定基準は、それぞれの流派によって異なります。ちなみに、師範の立場は「資格取得した流派の中でのみ有効」なのが大前提です。師範として独り立ちすると、自分の流派の看板を掲げて、教室を開けます。

師範は武道によって存在する

一言で師範と言っても、様々なジャンルが存在しています。例えば、書道、茶道、柔道、剣道などですね。このようにして見てみると、日本の伝統文化のしきたりの中で、師範が成り立っていることがわかります。

師範になるには?資格は必要?


出典:写真AC

書道、茶道、柔道、剣道……師範の価値は、それぞれのジャンルが違うので、師範のなり方は、それぞれに違っています。それを踏まえた上で、大まかな「なり方」を説明しましょう。

【教室に通う】

最も一般的なのは、どこかの流派(教室)に入門することです。その教室で経験を積んで、昇格試験のクリアを目指します。ただ、昇格試験を一回クリアすれば師範になれるわけではありません。1段階ずつクリアして、レベルを上げていくのが一般的です。

【通信講座】

近年注目を浴びているのが、通信講座による取得です。ユーキャンなどがそれにあたります。スキマ時間でコツコツ学べるのが魅力で、特に書道は人気があるようです。通信講座といっても侮るなかれ!内容は相当濃いものになっています。

DVDなどでわかりやすく指導しているものもあり、頑張り次第で着実にレベルアップできます。通信講座で師範取得を目指すには、「師範の試験を受けるにふさわしいレベルになってから」2年以上はかかると言われています。

したがって、どちらの取得方法を目指すにしても、それなりに長い年月をかけなければいけないのは変わりません。「上手くなる」だけなら難しくはないかもしれないですが、師範になりたいなら、一筋縄ではいかないのです。

日本にはどれだけの師範がいるの?

師範の人数は把握しきれていないのが実情です。というのも既に紹介しているように、書道、茶道、柔道、剣道など様々なジャンルがありますし、それ以外に日本舞踊や生け花などもありますからね。

通信教育で、ひっそり取得している人もいるようなので、意外と身近なところにも師範がいるのかもしれません。

師範になるメリット・デメリットを紹介


出典:写真AC

師範になるとその道を極めたことになるので、自分の教室を開くことができます。その教室が評判を呼んで、生徒が増えれば、自分の好きなことで稼ぐことができるのです。

師範の資格は、一度とってしまえば原則奪われるものではないので、比較的安心して稼ぐことができるでしょう。本当に教室だけで食べていくことができれば、満員電車に揺られて会社勤めをするストレスや、未払いの残業を強いられるストレスは無縁です。

しかし、楽なことばかりではありません。未経験の生徒にその道を極めさせるのは、難しいのが実情。それぞれの生徒の長所短所を理解して、伝わる指導をしなければならないので、コミュニケーション能力が問われます。

しかし、そのような困難を乗り越えて、自分の生徒がスキルアップしたのを見た時は、大きな喜びを得ることができるでしょう。

このような「教える喜び」は、生徒だった時には得られない充実感です。また、師範という立場を使って、個展を開くなどの活動をすることもできます。

自分の個展を活かして、生徒の作品も一緒に展示してあげれば、生徒のモチベーションアップにも繋がるので、何かとメリットに働くと思います。

以上、師範の魅力について解説しました。興味を持った人は、ぜひ資格取得を検討してはどうでしょうか?

 

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