無調整豆乳について|調製豆乳との違いや美味しいアレンジ方法を紹介

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豆乳は健康的なイメージによりずっと人気のある飲料ですが、無調整豆乳という言葉も聞きます。無調整豆乳とは、いわゆる豆乳とは違うものなのでしょうか。無調整豆乳とは、豆を絞った汁に、手を加えていないものを指します。

豆の青臭さが濃厚に残っていますので、苦手な人には飲みづらいでしょう。無調整豆乳ににがりを加えればご家庭でも豆腐ができますし、煮詰めて膜を掬い出せば、湯葉も作れます。

無調整とはいうものの、豆乳自体は牛乳のように自然の状態で存在するものではなく、これ自体加工品です。水に浸した大豆をすり潰し、水を加えて煮詰めた汁を漉したものが豆乳です。

ですから使用する豆や水により、豆乳の品質は大きく変わります。豆乳を漉したあとに残る大豆の繊維質は、おからとなります。

無調整豆乳の美味しいアレンジ方法


出典:写真AC

無調整豆乳は味の改良がだいぶ進んでいますが、それでも健康に良いと聞いても、慣れないと飲みづらいものです。そのため、コーヒー、紅茶や野菜ジュース、果物などで割って飲む人もいます。糖分を加えると、結局は調製豆乳と同じようなものになります。

日本豆乳協会は、ジュースを混ぜるのは豆乳がドロドロになってよくないとして推奨していないものの、ヨーグルトのように食べるならこれも好みの範囲としています。飲み物としてはいささか扱いづらい無調整豆乳は、料理に使うと最適です。

豆乳鍋にすると、大変美味しくなり、ごまや辛い味にもよく合います。長続きしない健康法には意味がないので、料理に楽しく使うのはお勧めです。無調整豆乳は大豆固形分が多いため、栄養成分にたんぱく質が多くなっています。

調製豆乳の定義とは?

調製豆乳についても触れてみましょう。字は間違えがちですが無調整と同じ「調整」ではなく「調製」です。「無調整」は「整えていない」という意味ですが、「調製」は「注文の通りに作る」という意味です。

調製豆乳にも無調整豆乳にも、JAS法にきちんと定義があり、調製豆乳は、「大豆固形分6%以上、加えていいのは砂糖等の糖類、食塩、食用植物油のみ」とされています。一方、無調整豆乳は「大豆固形分が8%以上、大豆以外に何も加えていないもの」です。

栄養価はメーカーによって様々ですから比べてみましょう。無調整豆乳の栄養価を損なわず、飲みやすくなっている商品も多いです。調製豆乳の定義に該当しない飲み物は、豆乳飲料となります。これも多数あります。

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