春の七草を紹介|七草粥の簡単レシピ/歴史/特徴/覚え方など

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春の七草⑥

菘(すずな)


出典:写真AC

菘(すずな)は昔のカブの葉の呼び名です。中国では菘(すずな)が2000年以上前から食べられており、乏しい土地でも栽培できたため大事な食糧として親しまれていました。

菘(すずな)は食物繊維が豊富でビタミンC・Eも多く含まれているため、便秘やむくみに効くといわれています。栄養は実であるカブよりも多く春の七草だけでなく普段の食生活にも取り入れたい野菜といえます。

春の七草⑦

蘿蔔(すずしろ)


出典:写真AC

蘿蔔(すずしろ)は上記の通り、大根の葉を指す別称です。歴史は古く、エジプトのピラミッド建設の際に食糧として食べられたとされています。日本では中国から伝来しました。

蘿蔔(すずしろ)も菘(すずな)と同様に実よりも栄養価が高く、ビタミンA・Cとカルシウムが多く含まれています。

秋の七草との違い・特徴


出典:写真AC

春の七草に対して秋の七草もあります。秋の七草は女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)・桔梗(ききょう)・撫子(なでしこ)・藤袴(ふじばかま)・葛(くず)・萩(はぎ)の7種の野草です。

現在の名称ではおばなはすすき、なでしこはカワラナデシコになります。 春の七草とは違い秋の七草を七草粥にして食べることはなく、短歌や俳句の題材に使われるなど観賞用になっています。秋の七草にはそれぞれ薬効成分が含まれているので、民間薬や漢方薬としても使われてきました。

春の七草の覚え方

春の七草は短歌の5・7・5・7・7のリズムで「せり/なずな・ごぎょう/はこべら・ほとけのざ・すずな/すずしろ・春の七草」とテンポよく繰り返し唱えると覚えやすいです。

春の七草それぞれの頭文字をつなげて、自分なりに覚えやすい文章を作る方法もあります。

七草粥の作り方


出典:写真AC

七草粥は家庭でも簡単に作ることができます。 七草は水洗いした後、沸騰したお湯に少量の塩と共に入れて軽く茹でます。茹で終わったら熱を冷まし、食べやすい大きさに切ります。

土鍋に米と米の5倍の量の水かだし汁を入れて蓋をして強火で沸騰させます。沸騰したら弱火にして好みの柔らかさになるまで30分から40分煮込みます。ご飯が炊き上がったら七草を入れて味付けをして仕上げます。

せりには整腸作用・食欲増進・血圧降下作用、なずなには解毒作用・止血作用、ごぎょうには咳や痰を止める効果、はこべらには歯槽膿漏や腹痛への効果、ほとけのざにはアトピー改善効果、すずなには利尿作用・便秘改善、すずしろには風邪予防や美肌効果など様々な効能があります。

無病息災を願う春の七草

春の七草にはそれぞれ無病息災を願う大切な意味が込められていて、実際に食べることで健康に良いものばかりです。

お正月はつい暴飲暴食してしまうことがありますが、1月7日に七草粥を食べることで、疲れた胃腸を回復することができます。正月明けには春の七草の意味や由来を思い出しながら七草粥を食べてみてはいかがでしょうか。

春の七草について気になった方にはこちらがおすすめです。

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