出典:写真AC まず紹介するのは、米味噌と呼ばれる味噌です。実はこの米味噌は日本各地で使われている一般的な味噌のことを言います。日本で使われている味噌の約9割がこの米味噌だと言われています。 米味噌というと米を使った味噌なのかと思いがちですが、米味噌も大豆を原料にして作られています。 では、なぜ米味噌と呼ぶのかというと大豆を発行させるための酵母が米を原料にしているからなのです。一般的で馴染みがある米味噌は米麹を使って作られており、全国各地で生産されています。 白味噌や赤味噌といった種類がありますが、米味噌はどちらの種類も作ることができるようになっています。 味噌の種類②:大豆から作られている味噌 豆味噌 出典:写真AC 続いて紹介する味噌は豆味噌です。こちらも大豆を原料にして作られており、さらに発行するための酵母にも大豆を利用しているものが豆味噌と呼ばれます。豆味噌という種類の中で一番有名なのが愛知県などで生産されている八丁味噌ではないでしょうか。 普通の味噌よりも味が濃く、渋みや深みも入っているのが特徴的な味噌です。なぜこの様な味わいになるのかと言うと豆味噌ならではの製法が関係しています。 米味噌の場合は3ヶ月ほどで発酵が済むものが多いのですが、豆麹を使い作られる味噌は年単位で発酵させて作られます。そのために色も味も濃くなりやすいという特徴があるのです。この独特な製法なために豆味噌は赤味噌しか作られていません。 八丁味噌の場合は赤よりも更に色が濃く黒に近いような色合いになっています。この味噌は味噌煮込みうどんなど愛知県の特産品で活用されています。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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香木(こうぼく)とは、広い意味では良い香りを放つ樹木、その樹木からの木材、またはその樹木より採れる香料のことですが、一般的には伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)の3つを指します。 削って細片にして薫香料として焚いたり、様々な物に加工されたりします。 香木の最古の記述は日本書紀で、推古3年(595年)に淡路島に漂着した流木で、島人が火にくべたときに立ち上った芳香に驚き帝に献上したところ、聖徳太子が「沈香」であると教えたとあります。 日本では産出されず、東南アジアなどの熱帯地方原産です。 香木のでき方 出典:写真AC ジンチョウゲ科の沈香の原木には香気がなく、老木や倒木、枯木などの樹木の中に生成された樹脂が凝結し、樹木自体は枯れていく中で長い年月の間に酸素に触れずに熟成され、香りを発するようになります。 この樹脂は動物や虫に傷つけられたり強風に煽られたりしてできた傷を、樹木自ら治すために浸出したものです。このようにして香木ができます。 原木は軽いですが樹脂の部分が重く水に沈むので、沈水香木または沈水香とも呼ばれ、そこから沈香といわれるようになったようです。 伽羅は沈香と同じ過程で作られます。 ビャクダン科の白檀は芳香をもつ樹幹から心材を割り出し、乾燥した後に更に割ったり刻んだりして使います。 香木の用途 香道で用いられる他に、仏像や数珠、線香、焼香などの仏具や棺、櫛や扇、額縁、彫刻用の材料としても利用されます。特に白檀は加熱しなくても香るのとその堅さから、幅広く使われているようです。 小さな巾着袋に香木の破片を入れた匂い袋を箪笥に入れて衣類に香りを移らせたり、バッグの中に入れて持ち歩いたり、名刺や手紙が微かに香るよう、少量の香料を紙に包んだ文香と呼ばれるものを名刺入れや手紙に添えたりします。 また、あるいはルームフレグランスと同じように部屋の香りを楽しむために使用したりと、最近では日常の暮らしの中に香木の香りを取り入れる人も増えています。 贈り物にも喜ばれているようです。 また、寺院で厠(かわや)を出てからの手洗いの後、清めるために手で触れたのが香木といわれています。 香木の相場・伽羅とは 出典:写真AC 値段が低い方から、白檀、沈香、伽羅の順になります。 香木の値段は高価ですが産地や銘柄、品質による差が大きくなっています。白檀と沈香は1g数百円から数千円程度が多いようですが、伽羅になると1gで数千円から数万円するようです。 それぞれの成分が配合されたお線香やお香などの商品は多いのですが、香木の原木は年々手に入れるのは難しくなっています。特に伽羅については、希少過ぎたり高価過ぎたりで、取扱いがないと表示を出す店もあります。 また、香木の香り成分を含むオイルに木片を漬けて、天然伽羅として高額で販売しているところもあり、購入するときには注意が必要です。 沈香の中でも最上品のものを伽羅といい、木の質や香気、油の質の違いによって区別されるようです。 非常に長い年月をかけて香りが生成されるため、とても複雑で深みのある、バランスの良い芳香を持ちます。乱獲の影響からか産出量が僅少で、供給も減少の一途を辿っている大変貴重なものです。 かつては天皇や将軍などの最高権力者、貴族や高僧といった人々しか手に取れなかった最高級品で、産地も沈香は東南アジアのベトナム、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、ラオスなどですが、伽羅はベトナムの限られたところになります。 香木の魅力 出典:写真AC 木の成長や衰えと共に、長い年月をかけて少しずつ作られた香木の香りは、何事もスピードが優先されるような現代では、とても貴重なものといえるでしょう。優しく安らぐ香りを生活の一部に取り入れれば、自分のペースを取り戻すことができそうですね。是非、香木の香りでリラックスしてみてはいかがでしょうか。 沈香が持つ効果や効能|日本人に愛され続けてきた沈香の香りとは …
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出典:写真AC 火造りが終わり、センとヤスリで砥石などで形を整えたら、焼刃土を塗っていく”土置き”と呼ばれる作業を行います。藁灰で油分を取り除き水洗いをした後、日本刀の刀側に薄く、棟側に厚く土を塗っていきます。 この土置きでは、模様付けのためにも行われます。刀匠の美意識やセンスが光る工程ともいえるでしょう。また、刃部分を硬く、棟部分に柔軟性を持たせるためにもこの作業を行います。 日本刀の作り方その9「焼き入れ」 土置きが終わったら、刀全体を800度まで熱し”船”と呼ばれる水槽の中に入れて急激に冷やします。こうすることで、日本刀独特の反りや硬度が生まれるのです。この作業を”焼き入れ”と呼びます。 ここで重要なのが「水の温度」です。かつて、船に手を入れて温度を確かめた弟子が師匠に腕を切り落とされたという話があるほど。それほど、日本刀を作るうえで水の温度は重要なのです。水の温度が高すぎると刃に亀裂が入ってしまい、逆に低すぎるときちんと焼き入れが行えません。 水の最適温度は人肌程度といわれており、36度前後です。 日本刀の作り方その10「合い取り」 合い取りでは、焼き入れの際に焼成できていない不安定な部分を安定させたり、刃の腰を強くします。再度、150度くらいの温度でじっくり熱することによって刃こぼれを防ぎます。 日本刀の作り方その11「鍛冶研ぎ」 出典:写真AC 合い取りが終わり、日本刀の曲がりや反りを修正したら、刀匠が”研ぎ”を行います。この際に、刀匠は刀の完成度を確認するのです。最終的な研ぎは研ぎ師によって行われますが、この鍛冶研ぎも重要な工程。責任を持って刀匠は研ぎ作業を行います。 日本刀の作り方その12「鑢(やすり)がけ・銘切り」 出典:写真AC 最後に、茎(なかご)にやすりをかけ、鏨(たがね)で銘を切る作業を行います。かつては、柄から刀身が落ちないように鑢(やすり)がけが行われていましたが次第に美観のために行われるようになりました。 銘切りの”銘”とは、刀匠の作品であることを示すもので製作者名や製作年月日を刻銘します。ここまでが、刀匠の仕事です。この後は研ぎ師によって光沢が出るまで入念に研がれていきます。 日本刀制作にかかる時間と費用 出典:写真AC 日本刀は、900年以上も前から伝統的な製法を守り続け今現在まで受け継がれています。既述の通り、日本刀は玉鋼で作られていますが、これは日本刀のみといっても過言ではなく、その製法も他にはない日本独自の職人技術です。 そんな日本刀は複雑な工程によって作られており、一人の刀匠によって作られる刀の数は1年に数本~数十本と言われています。刀匠に刀製作を依頼すると、半年~1年半で納期されます。日本刀の相場は約20万円~150万円と刀の種類によって大きく変わります。 現在も受け継がれる日本刀作り 出典:写真AC いかがでしたでしょうか?古くより始まる日本刀作りは今現在も伝統的な技法が受け継がれています。日本の職人らしさが垣間見える丁寧な技術でしたね。 これからも、日本刀作りをはじめとした日本の伝統技術が廃れることなく、継承していかなければなりません。改めて、職人技術の大切さ、そして魅力を体験を通して知ることも良いですね。 日本刀に触れてみよう 今回、日本刀の作り方についてご紹介しました。そこで、大人の職場体験予約サイト「ココロミル」では日本刀に触れる体験を掲載しています。 かつての侍のように、実際に日本刀で巻き藁を一刀両断できる体験や、鍛冶の技術を使って燈台を作る体験ができます。他ではできない貴重な体験をぜひ、味わってみてください。 日本刀で一刀両断!本格古武道体験!|大人の職場体験予約サイト「ココロミル」 これぞ職人技!鍛冶屋の技術で燈台づくり|大人の職場体験予約サイト「ココロミル」 この記事が気に入ったら …
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「行灯」を見たことありますか? たまにお盆などで仏間や表に飾られていたりもしますが、常用する人は少ないかもしれません。 しかし行灯は、クラシックな見た目に反して、意外にも現代の生活にもマッチする優秀な灯りです。今回は、さまざまな種類の行灯の魅了をご紹介します。 行灯とは 出典:写真AC 行灯とは、古くから使われている照明器具の1つです。 今と違いマッチなどもなかった時代、行灯が普及してからは生活が一気に便利になりました。「行」という字が入っている通り、持ち歩きながら使うことのできる照明で、持ちやすいように提げ手がついていました。 行灯が日本に普及してきたのは江戸時代と言われています。安価な燃料やランプが普及するまでは、どこの家庭でも夜は行灯を利用して生活をしていました。 炎が消えないようにするために木や竹を火皿の中に置き、火皿に油を注ぎながら灯芯に浸して使います。 室内に置いて使うこともあれば、壁に掛けたり、持ち歩いて使うこともありました。 行灯の種類 出典:写真AC 行灯には、置行灯、掛行灯、遠州行灯、有明行灯、書見行灯、旅行行灯と6種類あります。 置行灯は縦に長い長方形の箱形をしていて、持ち運びして使えるように取っ手がついています。 掛行灯は、家の入り口や店の先、廊下など、主に大きな建物の壁や柱に掛けて使われていました。 遠州行灯は、二重になっている半円形の障子を回転させて光の量を調整できるようになっています。外枠は360度回転できるようになっていて、180度回転させると明るさが一番明るくなります。江戸初期の大茶人・小堀遠州の提案で作られたことから、遠州行灯と名前がつけられたのです。 有明行灯は、油皿を置く火袋の部分と外箱を取り外すことができるという特徴があります。四角形の木枠内に紙製の火袋が貼ってあり、木枠の外側と、内部の底に火皿を置く台があります。なぜ有明行灯という名前がついたかというと枕元に夜通し、夜明け(有明)まで灯していたことから、このように呼ばれるようになりました。 書見行灯は、読んで字の如く読書をするために使われていた行灯になります。枠板に開けられた丸い穴があり、その丸い穴がレンズになっていて、光を集めるようになっていました。 旅行行灯は旅人のために作られた行灯で、中には筆や鏡などの道具を入れることができるようになっています。 現代の行灯 出典:写真AC 行灯からろうそくへ、ろうそくからランプへ、ランプから電気へと時代が変わるにつれて、行灯も少しずつ変化してきました。 行灯やろうそくなどは火を灯さないといけないため火事を誘発する危険があり、小さな子どもがいる家庭などでは安全を考慮して使用を避けるようになりました。また火は消えやすく、一度消えたら付け直さないといけないという手間もあり、本物の火を入れる行灯は電気の普及とともに減っていきました。 現在売られている行灯は、ほとんどがLED電球などを利用したコード式のものになります。 行灯の魅力 出典:写真AC 電気がある現代において、なぜあえて行灯を使う必要があるのかと思われるかもしれませんが、行灯の魅力は意外にもたくさんあります。 行燈はがっしりとした木枠づくりで、スタンド電球などより安定感があり、ワーロン紙貼りの色合いや木目の細工、三日月形の窓などが光に風合いを与えてくれます。 また、光が強すぎないところも良ポイントです。行灯を使うのは主に夜ですが、遅くまで作業や読書をするのに部屋の照明をつけるのは明るすぎて嫌だという人には、行灯の明かりはちょうど良いでしょう。 間接照明のようにぼんやりと優しく照らしてくれるので、部屋にクラシックな雰囲気がほしい人のインテリアにもぴったりです。 …
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秋分の日は1948年(昭和23年)の「国民の祝日に関する法律」によって制定された国民の祝日の一つで、毎年9月23日ごろに指定されています。二十四節気の第16番目の節気である秋分が起こる日が秋分の日です。秋分は春分と共に昼と夜の時間がほぼ等しくなる日です。 秋分の日は「国民の祝日に関する法律」では「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」とされていて、秋分の日を中心とした1週間の「秋彼岸」には墓参りなど祖先を供養する行事が行われます。 2018年の秋分の日 出典:写真AC 祝日法によって天文観測で秋分が起こる秋分日が選定されて休日になります。通例、9月22日か23日のいずれか1日ですが、2018年の秋分の日は9月23日の日曜日になります。 秋分の日に関するハッピーマンデイの影響 出典:写真AC 毎年2月1日に国立天文台が翌年の「暦象年表」という小冊子を作成して、それに基づいて閣議によって翌年の秋分の日が決定されるので、秋分の日が毎年9月23日になるわけではありません。 秋分は太陽が秋分点を通過する日なので、太陽の動きによってその日は変わってきます。なので、秋分の日は9月23日だけでなく、9月22日や9月24日になることもあります。計算上では29世紀には秋分の日が9月21日になることもあります。 ハッピーマンデー制度によって国民の祝日の一部が、固定された日ではなく、その週の月曜日に移動されるようになりました。秋分の日はこの制度の対象にはなっていませんが、従来9月15日に固定されていた敬老の日が対象になって、9月第3月曜が敬老の日になりました。 つまり、9月15日 から21日のいずれかが敬老の日で月曜日が祝日になります。そして、秋分の日が9月21日から23日のいずれかで水曜日になると、水曜日も祝日になります。祝日法では祝日に挟まれた日は国民の休日となるので、火曜日も休日になります。 結果として敬老の日の前日の日曜日から4日続けて休日となり、週休2日制ならその前の土曜日も含めて5連休になります。この連休は第2のゴールデンウィークとされていて、敬老の日に因んでシルバーウィークと呼ばれることもあります。 2009年と2015年には敬老の日が9月21日、秋分の日が23日になってこの大型連休が発生しました。次は2026年になるのでかなり先のことです。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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きれいな海と大自然に浸れる沖縄。温暖な気候で夏のイメージの強い沖縄の梅雨は、本州よりも早く訪れます。梅雨入りの時期はその年によって若干の違いがありますが、平均的には5月の中旬。過去のデータから見ると、早くて4月の下旬、遅くても5月の20日頃には梅雨入りします。 梅雨の期間は1ヶ月から40日間程度ですので、平年どおり5月の中旬に梅雨入りした場合、梅雨明けは6月の20日前後。2010年までの過去30年間のデータを平均すると、沖縄の梅雨入りは5月9日、梅雨明けは6月23日になります。 沖縄の梅雨の特徴 出典:写真AC 沖縄の梅雨の特徴のひとつは、日本全国どこよりも早く始まること。ちなみに関東甲信地方の梅雨入りは平年6月中旬ですので、本州よりも丸1ヶ月早く梅雨入りすることになります。また雨の降り方や空の模様も本州の梅雨とは明らかに異なります。本州の梅雨のイメージは、一日中曇天が続き、しとしとと雨が降り続くものです。 これに対して沖縄の梅雨は晴天の中突然雨がざっと降り出し、降り止むとまた晴れ間がのぞくことが特徴です。沖縄の地理からもわかるように、沖縄の雨は亜熱帯気候特有のトロピカルスコールのようなもの。突然土砂降りになり、その後再び晴れる、これが沖縄の梅雨のポイントです。 湿度は高く、気温も高いため、雨が降っている間はじめじめと蒸し暑く感じられます。しかしざっと一気に降って、その後は晴れるので、関東地方の梅雨とはまったく違った印象を受けます。梅雨の間も日照時間が割合多く、梅雨の期間でも晴れが多いことも沖縄の梅雨の特徴です。 沖縄の梅雨明けの気候 出典:写真AC 沖縄の梅雨は、雨の降り方だけでなく、梅雨明けにも特徴があります。沖縄ではある日突然一気に梅雨が開けます。梅雨明けとともに日照時間がぐんと伸び、気温も一段高くなります。梅雨明けとともに夏の到来を感じさせる気候になることが沖縄の梅雨のいちばんの特徴です。 湿度に関しては、梅雨の期間よりも若干下がりますので、梅雨の期間よりも過ごしやすく感じられます。梅雨が明けてから7月の中旬までは降水量が少なく、台風の心配も少ないため、この期間は観光にもマリンスポーツにも絶好の季節です。 ちなみに沖縄の6月の平均気温は26.8℃。最低気温の平均は24℃以上、最高気温は30℃を超えることもあります。沖縄の梅雨明けはわかりやすく、梅雨明けと同時に夏をエンジョイできるお天気に恵まれます。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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落花生を日本でいちばん生産している都道府県をご存知でしょうか。正解は千葉県です。なんと千葉県の落花生の収穫量シェアは、78%もあるのです。日本のほとんどの落花生が千葉で作られているといっても過言ではないんですよ。 最近では、家庭菜園で落花生を栽培する人も増えています。そんな落花生をおいしく食べるための正しい収穫時期や、保存方法は知っていますか? この記事では、落花生の収穫時期や保存方法についてご紹介していきますね。 落花生の収穫時期はいつ? 千葉県産落花生 高級殻付き煎りたて 400g 2,980円(100g745円) 落花生にはいくつかの種類があり、旬が違ったり、気候や環境によっても時差があったりします。最も収穫時期が早いのは、9月初旬頃。遅いものだと11月頃になる種類もあります。 一般的に落花生は、種まきからおよそ130日で収穫時期を迎えます。葉っぱや茎の部分が少し枯れて、黄色くなってきたら収穫の合図。収穫のタイミングを逃すと、土の中にさやが残ってしまうので、見極めが重要ですよ。 落花生を収穫するコツ 生・小粒落花生 無添加 2kg1,680円(100g84円) 落花生を収穫する場合は、サツマイモと同じように、試し掘りをしてから収穫するといいでしょう。試し掘りをする場合、収穫の5日前に行うのが理想的です。 株元の土を少し掘ってみて、さやが大きく成長して網目がはっきりと出ていれば、収穫のベストタイミング。網目がくっきりしているさやは「上さや」と呼ばれます。もし、網目がまだ出ていなければ、収穫には少し早いのでそっとしてあげてくださいね。 収穫方法は、株元を手でしっかりと持ち、一気に引き抜きましょう。このとき、失敗すると土の中にさやが残ってしまいます。失敗するのが不安な場合は、一度スコップを使って株の周りの土全体を持ち上げ、株元から引き抜くのがおすすめです。 落花生を収穫後洗うのはNG? Photo by Hajime NAKANO 土の中から収穫したばかりの落花生は、当然土だらけですよね。しかし、いわゆる「ピーナッツ」の状態にしたいのであれば、ここで洗ってしまうのはNG。掘り起こした落花生は、そのまま乾燥させましょう。もし、新鮮な状態のまま塩茹でして食べるのであれば、洗ってしまっても構いません。 収穫直後の落花生の食べ方 収穫したあとの落花生は、生のままでは食べられません。必ず加熱調理が必要です。 収穫直後の新鮮な落花生は、そのまま塩茹でして食べられます。これは新鮮だからこそ食べられる方法ですよ。 収穫した落花生をすぐに食べたいならば、天日干しはせず、すぐに株からさやを外します。大きな鍋にたっぷりの水とひとつまみの塩を入れたら、沸騰させましょう。お湯が沸いたら落花生を投入し、30~40分ほど茹でて、香ばしい香りがしてきたら完成です。 乾燥できたかどうかの目安は? 収穫したばかりの落花生は、キレイなピンク色。水分を多く含んでいるため、パンパンに膨らんで殻の中に実が詰まった状態です。乾燥して水分が抜けてくると、中の実が小さくなります。 落花生を振って中の豆が「カラカラ」と音を立てるようになれば、しっかりと乾燥した合図。ゆっくりと風通しの良いところで乾燥させることで、落花生の実に含まれるデンプンが糖分に変化し、甘みが増すメリットもあるんですよ。 おやつ・おつまみにスーパーフードの落花生 …
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出典:Pixabay 初穂料を納める、「昇殿参拝」とはどんなものでしょう。昇殿参拝は神職の先導で拝殿に入り、参拝をすることです。 昇殿参拝では、祈祷によって願いがかなった後、神様に感謝を伝える「神恩感謝」の祈祷が行われます。 略式の場合は特に服装は問われませんが、昇殿参拝の場合は男性は黒か紺のスーツに白のワイシャツ、女性はワンピースかフォーマルスーツ、襟付きの洋服で色は黒や紺などが望ましいといえます。 そのうえで、男性は派手なネクタイは避け、女性はスカートであればなるべく肌の露出を抑えた、丈の長いものを選び靴はローヒールでといったものを選びましょう。 お礼参りのポイント 出典:写真AC このようにお礼参りは厳格な決まりごとがありわけではありません。 お礼参りのタイミングも厳密着決められているわけではありませんし、訪れるのが難しければ、必ずしも祈祷を行った神社に赴かなければならないわけでもありません。 また、参拝の仕方も略式でも構わず、昇殿参拝でも収める初穂料の額よりも気持ちのほうが大切です。 日本では古来、春は神様に豊作を祈願し、秋にはその感謝を伝えるお祭りを行ってきました。 つまり、さまざまな恵みに感謝するという日本人の心が、お礼参りという習慣にも現れているのではないでしょうか。 おみくじは結ぶべき?出た運勢によっても異なる、おみくじの結ぶ意味や処分方法 【正しい作法で神様にお願いを】神社を参拝する際に知っておくべき5つの作法 【お賽銭は投げちゃダメ?】神社を参拝する際の基本作法と注意点 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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今や海外にも人気が広がる日本酒。今回は、日本酒造りの体験と併せて日本酒の伝統的な作り方を詳しく紹介していきます。 日本酒の作り方をチェック 出典:写真AC 日本酒は米・米麹・水を原料に作られます。米麹の酵素を使って米に含まれている”でんぷん”を糖に変え、その糖分をアルコールに変えて炭酸ガスを発生させる「アルコール発酵」によって日本酒が作られます。 また、日本酒は糖化とアルコール発酵を同時に行う珍しい方法で作られ、これによって高いアルコール度数を持つ醸造酒が作れるのです。 日本酒を作る際の主な工程はまず、玄米から精米にして洗米を行います。その後、洗った米を水に浸して中心まで水を吸収させる「浸漬(しんし)」と呼ばれる作業を行います。 次に、米を蒸す蒸米を行っていよいよ麹を作ります。そして醪(もろみ)を作り、発酵させて液体の澄んだ部分のみを濾過(ろか)し加熱していきます。 これらの工程が主な日本酒の製造過程です。では、次に日本酒の作り方について詳しく見ていきましょう。 日本酒の作り方その1「精米」 出典:写真AC 精米とは、玄米を白米にする作業のことをいいます。日本酒で使う米は、私たちが普段食べている白米よりも多く削っているため小さく丸い形になります。 玄米の外側部分には、ビタミンやたんぱく質、脂質が多く含まれており中央にでんぷん質を含んでいます。このたんぱく質が酵母の働きを活性させて香りがあまり良くなかったり雑味を与えてしまうために、たんぱく質部分を削ってでんぷん質のみの米を使用します。 しかし、この作業は大変で50%まで削るのに約50時間必要となります。また、日本酒の種類で大吟醸や吟醸など様々なものがありますが、これらは精米の際に削った割合によって異なります。詳しくは以下を参考にしてください。 ・大吟醸=50%以下 ・吟醸=60%以下 ・本醸造=70%以下 日本酒の作り方その2「洗米・浸漬・蒸米」 出典:写真AC 次に、洗米から蒸米までの工程をご紹介します。 日本酒における「洗米」とは、米の表面に残った糠(ぬか)や糖分など汚れを除去するだけでなく洗米時に水分も吸収するために、細心の注意を払って行わなければなりません。 洗米が終わった後は、水に浸して米に水分を含ませていきます。米を水に浸す時間は、米の品種や成分などその米の特徴によって異なります。また、水温が低いほど吸水は遅く、高ければ速くなり、この浸漬によって米の品質が問われると言われるほど重要な作業になります。 そして、浸漬が終わった米を蒸していきます。この作業は蒸米と呼ばれ、酒屋などでは「蒸強」とも呼ばれるそうです。およそ112度の大量の蒸気を使って米を蒸しあげます。 前の工程で水を吸わせることによって米の内側だけを柔らかくすることができます。日本酒製造で使う米は、麹を作るために外側が硬く内側が柔らかいものが良いのです。 日本酒の作り方その3「麹造り」 出典:写真AC この麹造りは酒作りで最も重要と言える作業になります。麹造りまたは「製麹(せいぎく)」とは、先ほど蒸した米にカビを繁殖させる作業です。 麹菌は環境の変化に敏感なため、室内の温度や湿度などを気にしながら手でほぐし、一晩中つきっきりで作業しなければなりません。 日本酒の作り方その4「酒母造り」 出典:写真AC 蒸した米を使う工程のもう一つが酒母造りになります。蒸米と水、麹、そして酵母を入れて作っていきます。酵母を培養し酒母ができるのですが、作成中に雑菌が入らぬように乳酸菌を用いて防ぎます。 …
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東京からの女子旅としても最近人気がある、千葉県佐倉市の歴史は非常に古く、旧石器時代にこの地でナウマンゾウなどを狩る際に、石や骨などを使って道具を作っていた証拠が、多数残されています。 また、貝塚や竪穴式住居なども残されており、吉見台遺跡や井野長割遺跡などは、研究資料として価値があるだけでなく、観光地としても人気があります。 継続して人が暮らしていた場所ですので、弥生時代の土器や古墳時代の前方後円墳、古代の寺院なども残されています。中世になると、佐倉市のあたりは千葉家の支配下に置かれました。 しかし、戦国時代末期になり、千葉市が仕えていた小田原北条氏が滅ぶと千葉家も没落していき、徳川家がこの地を支配するようになったのです。江戸時代になると土井利勝が佐倉市の領主となり、佐倉城が築城されました。 1642年には堀田家が佐倉市の藩主になり、一時他の家に藩主の地位を譲ることはあったものの、明治維新まで大半の期間に藩主として勤めました。 第二次世界大戦後は6つの町村が合併して現在の佐倉市となり、古くから残されている名所・旧跡を大切に保管しています。 佐倉市は、このように女子旅や観光地としてみた時にも、見所スポットがたくさんある場所です。 歴史好き必見!佐倉市おすすめ観光スポット① 国立歴史民俗博物館 出典:Wikimedia Commons 佐倉市の国立歴史民俗博物館は、歴史学や考古学、民俗学などの研究の発展、資料を公開することによるより深い教育を目的として設立されている施設です。 佐倉市で発見されている数々の資料を常設展示したり、企画展示でさらに踏み込んだ研究や資料を公開したりしています。 佐倉市に限らず一般的な博物館よりもはるかに規模が大きく、当時の資料だけでなく、研究資料から想像される実物を多数展示しています。 歴史に興味があるメンバーがいたり、知識面で満足度の高い女子旅を求めたりする人は、時間をかけてみて回るとよいでしょう。 大学生や研究者が資料を見るために、東京などから訪れることも多いですが、佐倉市への観光目的で出かけたとしても満足度が高い観光スポットです。 公式HP:https://www.rekihaku.ac.jp/ この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう