【沖縄の梅雨は本州とは違う?】特徴的な沖縄の梅雨を紹介

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きれいな海と大自然に浸れる沖縄。温暖な気候で夏のイメージの強い沖縄の梅雨は、本州よりも早く訪れます。梅雨入りの時期はその年によって若干の違いがありますが、平均的には5月の中旬。過去のデータから見ると、早くて4月の下旬、遅くても5月の20日頃には梅雨入りします。

梅雨の期間は1ヶ月から40日間程度ですので、平年どおり5月の中旬に梅雨入りした場合、梅雨明けは6月の20日前後。2010年までの過去30年間のデータを平均すると、沖縄の梅雨入りは5月9日、梅雨明けは6月23日になります。

沖縄の梅雨の特徴


出典:写真AC

沖縄の梅雨の特徴のひとつは、日本全国どこよりも早く始まること。ちなみに関東甲信地方の梅雨入りは平年6月中旬ですので、本州よりも丸1ヶ月早く梅雨入りすることになります。また雨の降り方や空の模様も本州の梅雨とは明らかに異なります。本州の梅雨のイメージは、一日中曇天が続き、しとしとと雨が降り続くものです。

これに対して沖縄の梅雨は晴天の中突然雨がざっと降り出し、降り止むとまた晴れ間がのぞくことが特徴です。沖縄の地理からもわかるように、沖縄の雨は亜熱帯気候特有のトロピカルスコールのようなもの。突然土砂降りになり、その後再び晴れる、これが沖縄の梅雨のポイントです。

湿度は高く、気温も高いため、雨が降っている間はじめじめと蒸し暑く感じられます。しかしざっと一気に降って、その後は晴れるので、関東地方の梅雨とはまったく違った印象を受けます。梅雨の間も日照時間が割合多く、梅雨の期間でも晴れが多いことも沖縄の梅雨の特徴です。

沖縄の梅雨明けの気候


出典:写真AC

沖縄の梅雨は、雨の降り方だけでなく、梅雨明けにも特徴があります。沖縄ではある日突然一気に梅雨が開けます。梅雨明けとともに日照時間がぐんと伸び、気温も一段高くなります。梅雨明けとともに夏の到来を感じさせる気候になることが沖縄の梅雨のいちばんの特徴です。

湿度に関しては、梅雨の期間よりも若干下がりますので、梅雨の期間よりも過ごしやすく感じられます。梅雨が明けてから7月の中旬までは降水量が少なく、台風の心配も少ないため、この期間は観光にもマリンスポーツにも絶好の季節です。

ちなみに沖縄の6月の平均気温は26.8℃。最低気温の平均は24℃以上、最高気温は30℃を超えることもあります。沖縄の梅雨明けはわかりやすく、梅雨明けと同時に夏をエンジョイできるお天気に恵まれます。

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