東京からの女子旅としても最近人気がある、千葉県佐倉市の歴史は非常に古く、旧石器時代にこの地でナウマンゾウなどを狩る際に、石や骨などを使って道具を作っていた証拠が、多数残されています。
また、貝塚や竪穴式住居なども残されており、吉見台遺跡や井野長割遺跡などは、研究資料として価値があるだけでなく、観光地としても人気があります。
継続して人が暮らしていた場所ですので、弥生時代の土器や古墳時代の前方後円墳、古代の寺院なども残されています。中世になると、佐倉市のあたりは千葉家の支配下に置かれました。
しかし、戦国時代末期になり、千葉市が仕えていた小田原北条氏が滅ぶと千葉家も没落していき、徳川家がこの地を支配するようになったのです。江戸時代になると土井利勝が佐倉市の領主となり、佐倉城が築城されました。
1642年には堀田家が佐倉市の藩主になり、一時他の家に藩主の地位を譲ることはあったものの、明治維新まで大半の期間に藩主として勤めました。
第二次世界大戦後は6つの町村が合併して現在の佐倉市となり、古くから残されている名所・旧跡を大切に保管しています。
佐倉市は、このように女子旅や観光地としてみた時にも、見所スポットがたくさんある場所です。
歴史好き必見!佐倉市おすすめ観光スポット①
国立歴史民俗博物館
佐倉市の国立歴史民俗博物館は、歴史学や考古学、民俗学などの研究の発展、資料を公開することによるより深い教育を目的として設立されている施設です。
佐倉市で発見されている数々の資料を常設展示したり、企画展示でさらに踏み込んだ研究や資料を公開したりしています。
佐倉市に限らず一般的な博物館よりもはるかに規模が大きく、当時の資料だけでなく、研究資料から想像される実物を多数展示しています。
歴史に興味があるメンバーがいたり、知識面で満足度の高い女子旅を求めたりする人は、時間をかけてみて回るとよいでしょう。
大学生や研究者が資料を見るために、東京などから訪れることも多いですが、佐倉市への観光目的で出かけたとしても満足度が高い観光スポットです。