味噌の種類①:もっとも一般的な味噌
米味噌
出典:写真AC
まず紹介するのは、米味噌と呼ばれる味噌です。実はこの米味噌は日本各地で使われている一般的な味噌のことを言います。日本で使われている味噌の約9割がこの米味噌だと言われています。
米味噌というと米を使った味噌なのかと思いがちですが、米味噌も大豆を原料にして作られています。
では、なぜ米味噌と呼ぶのかというと大豆を発行させるための酵母が米を原料にしているからなのです。一般的で馴染みがある米味噌は米麹を使って作られており、全国各地で生産されています。
白味噌や赤味噌といった種類がありますが、米味噌はどちらの種類も作ることができるようになっています。
味噌の種類②:大豆から作られている味噌
豆味噌
出典:写真AC
続いて紹介する味噌は豆味噌です。こちらも大豆を原料にして作られており、さらに発行するための酵母にも大豆を利用しているものが豆味噌と呼ばれます。豆味噌という種類の中で一番有名なのが愛知県などで生産されている八丁味噌ではないでしょうか。
普通の味噌よりも味が濃く、渋みや深みも入っているのが特徴的な味噌です。なぜこの様な味わいになるのかと言うと豆味噌ならではの製法が関係しています。
米味噌の場合は3ヶ月ほどで発酵が済むものが多いのですが、豆麹を使い作られる味噌は年単位で発酵させて作られます。そのために色も味も濃くなりやすいという特徴があるのです。この独特な製法なために豆味噌は赤味噌しか作られていません。
八丁味噌の場合は赤よりも更に色が濃く黒に近いような色合いになっています。この味噌は味噌煮込みうどんなど愛知県の特産品で活用されています。