【なぜお彼岸があるの?】秋分の日の魅力やお彼岸の習慣がある理由

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秋分の日とは?

秋分の日は1948年(昭和23年)の「国民の祝日に関する法律」によって制定された国民の祝日の一つで、毎年9月23日ごろに指定されています。二十四節気の第16番目の節気である秋分が起こる日が秋分の日になっています。秋分は春分と共に昼と夜の時間がほぼ等しくなる日です。

秋分の日は「国民の祝日に関する法律」では「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」とされていて、秋分の日を中心とした1週間の「秋彼岸」には墓参りなど祖先を供養する行事が行われます。

2018年の秋分の日


出典:写真AC

祝日法によって天文観測で秋分が起こる秋分日が選定されて休日になります。通例、9月22日か23日のいずれか1日ですが、2018年の秋分の日は9月23日の日曜日になります。

ハッピーマンデイの影響


出典:写真AC

毎年2月1日に国立天文台が翌年の「暦象年表」という小冊子を作成して、それに基づいて閣議によって翌年の秋分の日が決定されるので、秋分の日が毎年9月23日になるわけではありません。

秋分は太陽が秋分点を通過する日なので、太陽の動きによってその日は変わってきます。なので、秋分の日は9月23日だけでなく、9月22日や9月24日になることもあります。計算上では29世紀には秋分の日が9月21日になることもあります。

ハッピーマンデー制度によって国民の祝日の一部が、固定された日ではなく、その週の月曜日に移動されるようになりました。秋分の日はこの制度の対象にはなっていませんが、従来9月15日に固定されていた敬老の日が対象になって、9月第3月曜が敬老の日になりました。

つまり、9月15日 から21日のいずれかが敬老の日で月曜日が祝日になります。そして、秋分の日が9月21日から23日のいずれかで水曜日になると、水曜日も祝日になります。祝日法では祝日に挟まれた日は国民の休日となるので、火曜日も休日になります。

結果として敬老の日の前日の日曜日から4日続けて休日となり、週休2日制ならその前の土曜日も含めて5連休になります。この連休は第2のゴールデンウィークとされていて、敬老の日に因んでシルバーウィークと呼ばれることもあります。

2009年と2015年には敬老の日が9月21日、秋分の日が23日になってこの大型連休が発生しました。次は2026年になるのでかなり先のことです。

秋分の日にお彼岸の習慣がある理由


出典:写真AC

雑節の一つに彼岸があり、春分の日を中日にして前後3日間を合わせた7日間を春彼岸、秋分の日を中日にして前後3日間を合わせた7日間を秋彼岸と言います。 仏教では先祖がいる極楽浄土のことを彼岸と言い、現世のことを此岸と言います。極楽浄土は西方にあるとされています。

春分の日と秋分の日には太陽が真東から昇って真西に沈んでいくため、真西に沈む太陽と西方にある極楽浄土を重ね合わせて、彼岸に先祖を供養するというお彼岸の風習が生まれました。

仏教の思想に由来するお彼岸ですが、同じ仏教国のインドや中国にはなく、日本独特の行事になっています。

秋分の日におはぎを食べる理由


出典:写真AC

お彼岸では「ぼたもち」と「おはぎ」が供え物とされて、これらを食べるのが一般的です。

「ぼたもち」と「おはぎ」はどちらも同じものですが、漢字で書くと「ぼたもち」は「牡丹餅」、「おはぎ」は「お萩」となり、牡丹が春に咲き萩が秋に咲くことから春分の日には「ぼたもち」、秋分の日には「おはぎ」と呼んでお供えするようになりました。

また、「ぼたもち」と「おはぎ」に使われている小豆は朱色をしていて、日本では古くから朱色には邪気を払う力があるとされていたため、これらをお彼岸に食べるようになりました。

秋分の日の魅力

秋分の日は昼と夜の長さがほぼ等しくなる日で、国民の祝日であるという認識だけでなく、その由来やお彼岸の意味を知ると秋分の日をより大切な日だと思うようになるのではないでしょうか。

祖先の供養のために休みになっていますので、墓参りなどで祖先に思いを馳せて、おはぎを食べてみてはいかがでしょう。

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