妖怪の種類を紹介|有名な日本三大妖怪からユニークな妖怪まで | 粋-iki- – Part 2

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女性の妖怪の種類の中で最も有名なのが「雪女」でしょう。

「雪娘」、「雪女子(オナゴ)」、「雪女郎」「雪アネサ」など地方によって様々な種類の名前で呼ばれる妖怪です。 小泉八雲の記した『怪談』の「雪女」が最も有名ですが、雪の多い地域には雪女伝説が多く存在します。

一般的な言い伝えは「死に装束を身に付け、冷たい息を吹きかけて人を凍死させる」というもので、雪山での事故や粗末な暖房器具しかなかった時代に発生したであろう「凍死」の恐怖が生み出した妖怪だと考えられます。

雪の美しさに潜んだ危険さや、温かくなると溶けて消えてしまう雪のはかなさからか、美しい女性のイメージがついている妖怪です。

女の妖怪②

雨女

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伝承される地方によって若干の違いがあるものの、雨を呼ぶ妖怪としての迷惑な一面と、雨不足の際には雨を呼び人を助けてくれる「雨神」としての一面を持ちます。

一般的には「産まれたばかりの赤ん坊が雨の日に神隠しに遭い、子供を失った女性が雨女となり、泣いている子供のもとに現れる」という子供をさらう妖怪としてのイメージがついています。 妖怪というよりも「雨の日に訪れる神が堕落して妖怪化したもの」など「神」の存在と結び付けられることもあります。

女の妖怪③

磯女

磯女は九州各地に伝わる妖怪です。呼び名は「磯女子(おなご)」、「海女」、「海姫」、「海女房」、「濡女子(おなご)」などいくつかの種類があり、姿も「上半身は人間の美女に近いが、下半身は幽霊のようにぼやけている」、「上半身は人間の美女に近いが、下半身は龍やヘビのようになっているもの」などいくつかの説が存在します。

「全身が濡れており、髪は地面に触れるほど長く垂れている」「鼓膜を突き刺すような鋭い声で叫ぶ」「関わった人間が死んでしまう、溺れ死んだ者たちの首を持ってくる」など、基本的に人々に恐れられる妖怪であると言えます。

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