供花を送る際のマナーとは?書き方・注文の仕方
出典:フォト像
供花を贈る際には、名札の書き方も重要です。
基本的に、供花は一個人ではなく、会社やサークルなどの団体で贈るケースが多くなります。 会社の場合は、会社名を記したうえで代表者の名前を一人記してください。会社名は略称などを用いず、正式名称を記します。部署で送る場合には、部署名もつけてください。連名で贈る場合には、会社内の地位が高い順に記していきます。
友人や身内など、特に代表者がいない場合には名前を記さずに「一同」と最後につけます。連名で贈る場合には、年齢順にしたがって名前を並べます。
個人で贈る場合には、そのまま名前を書くだけで問題ありません。 名札は葬儀場にも飾られるので、誤字があると失礼にあたります。業者にしっかり表記が伝わるように、メールやFAXなども利用するとよいでしょう。
注文するさいには、供花1つで「1基」、2つ1組で「1対」と数えます。読み方は、それぞれ「き」、「つい」です。
お悔やみ状を添える場合には、筆や万年筆などで便箋1枚分におさめるようにしたためましょう。筆ペンは問題ありませんが、ボールペンは避けてください。
供花を贈るさいには、事前に遺族や葬儀社に相談しておくのもマナーです。故人や家族の事情で供花をことわるケースも少なくありません。葬儀の通知に記されている場合もあるので、よく目を通しておきましょう。
また、祭壇の飾りつけなど葬儀の準備は午前中に行われるので、それに間に合うように届けるのがマナーです。お通夜なら当日の午前中まで、葬儀なら前日には届くように手配しておきましょう。
葬儀社に直接依頼すれば、その点もすべて考えてくれるので問題ありません。 自分でしっかり花の種類などを選びたいときは、朝方を目安に生花店に注文しておくとよいでしょう。
ただし、訃報を受けてからあまり早く届きすぎると失礼にあたるので、そのタイミングもうまく見計らってください。
供花を贈る際は何より気持ちが大事
供花にはふた通りの読み方があります。どちらの読み方でも、故人に贈る花という意味に違いはありません。 もしも読み方に困ったときは、あまり形式ばらずに「お花」といえば問題なく通じます。
いずれにしても、大切なのは故人への想いを込めるということです。 故人が生前に好きだった花、あるいはその人柄にふさわしい花。遺族の気持ちによく配慮したうえで、自分なりの供花で見送ってあげましょう。
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