有平糖とは?|飴との違いや有平糖の老舗店も紹介

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有平糖の老舗店「榮太郎本舗」

今から約160年以上も前の1864年創業の東京日本橋の榮太郎本舗は、古くから飴作りを続ける有平糖の老舗の1つだと言えます。

創業当時から現代に受け継がれ、榮太郎飴とも呼ばれる榮太郎本舗の「梅ぼ志飴」は、江戸の庶民にとって高根の花であった有平糖を気軽に楽しんでもらえるように、有平糖を鋏で短く切り三角錐の形に加工したものです。

三角形の形が梅干しに見えることから、洒落好きの江戸っ子たちから梅干し飴と呼ばれたことから、この名が付きました。榮太郎本舗の有平糖である梅ぼ志飴は江戸時代からの製法を守り、ザラメとサツマイモのでん粉から作られた水飴を原料に、菓子職人の手で手作りで作られています。

近年では榮太郎飴のラインナップに黒飴、抹茶飴や紅茶飴、のど飴などが加わり、国産果物使用で無香料・無着色のフルーツキャンディ「果汁飴」なども榮太樓飴シリーズに加わりました。これらも全て有平糖の製法を用いて作られています。

有平糖の特徴や魅力


出典:写真AC

古くは安土桃山時代から日本人に食されていた有平糖は、南蛮菓子ではなく伝統的な和菓子の1つに加えても良いのではないかと言える飴菓子だと言えます。

美しい細工の施された有平糖も魅力的ですが、庶民の味とも言える「梅ぼ志飴」も捨てがたいですね。茶菓子として茶会でも登場することが有りますので、ガラス細工のような有平糖の意外なほど素朴な柔らかい味わいを楽しんでみてください。

有平糖を食べたくなった方はこちら

  

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