【別子飴】カラフルでレトロな可愛さ!愛媛土産にオススメの「別子飴」

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日本三大銅山の1つ別子銅山がある愛媛県新居浜市。現在は閉山になっていますが、この別子銅山を記念して名前を入れた懐かしい素朴な味のお菓子「別子飴」。

5つの味が楽しめて色とりどりの見た目になっています。今回はそんな別子飴と別子飴本舗のお菓子についてご紹介します。

別子飴の由来

別子飴の製造販売をしている別子飴本舗は、1868年(明治元年)創業の老舗菓子店です。当時は「板屋」の屋号でした。1924年(大正13年)に旧満州で「正ちゃん飴本舗」を設立。1937年(昭和12年)に屋号を「別子飴本舗」に改め、別子飴の登録商標を取得しました。

「別子」とは愛媛県新居浜市にある別子銅山のこと。江戸時代の1690年(元禄3年)に発見されて、1973年(昭和48年)に閉山するまで280年間わたり銅を70万トン算出して、日本の貿易や近代化に寄与してきました。

当時の社長がこの別子銅山の功績を讃え、地元物産と観光誘致をと考えて「別子」の称号をつけた乳菓飴製品を売り出すことにしました。第22回全国菓子博名誉総裁賞受賞した別子飴は、2017年で誕生80周年になります。

別子飴の特徴

別子飴は、精選された水飴と乳製品に上白糖を混ぜてつくります。愛媛の特産品の「みかん」「お茶」「いちご」「ココア」「ピーナツ入りミルク」の5つの味を1つずつ包んで、5つの味を1つのパッケージにしています。

レトロ感のある色とりどりの包み紙を外すとオブラートに包まれた落ち着いた色彩の飴が登場。意外にシックな色合いでおしゃれです。

贈答用の紙箱や包装紙には別子銅山の歴史を物語る意匠が用いられていて、坑内の様子が図化されています。

別子飴本舗の別子飴づくりの見学も10名以上で1週間前までに連絡すれば無料できます。見学の際には試食することもできます。

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別子飴の味

別子飴は5つの味が基本ですが、10月の新居浜太鼓祭りなどイベントバージョンのパッケージには2つの味が加わります。それぞれにキャッチフレーズがついているのが愛らしいところです。

・みかん(黄色)「乙女の情緒」

・抹茶(緑)「親愛のこころ」

・いちご(赤)「愛のささやき」

・ココア(青)「異国の香り」

・ピーナツ(オレンジ)「ほのかな思い出」

・うめ「若きときめき」

・珈琲「旅へのいざない」

これは、ぜひ7種類すべて試してみたくなりますね。

口に含むと不二家のミルキーのようなミルク風味の柔らかいソフトキャンディで、素朴な懐かしい味わいがします。ソフトさゆえに噛もうとすると歯にくっつきます。別子飴が原因でよく歯の詰め物が取れるそうなので、ゆっくりと口の中で溶かして食べてください。

次のページでは、別子飴以外の別子飴本舗のお菓子を紹介します。

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