カフェ&ダイニング EASTさん(@eastelsun)がシェアした投稿 – 12月 4, 2017 at 5:37午後 PST 日本には各地に伝統的な方法で作られている野菜がありますが、山形県温海(あつみ)地域の温海かぶもそのひとつ。昔から伝わる焼き畑農業がいまも続けられています。今回は、温味かぶの栽培方法や漬物の漬け方をご紹介します。 山形県温海地域の伝統野菜「温海かぶ」とは Shigetomo Togashiさん(@shigetomo.t)がシェアした投稿 – 10月 29, 2015 at 7:56午前 PDT 温海かぶとは山形県温海地域に伝わる伝統野菜で、およそ400年の歴史があります。もともとは中央アジア原産の野菜で、シルクロードを伝って、やがて日本にも入ってきました。天明5年(1785年)には、徳川幕府に献上されたとも言われます。 外皮は鮮やかな暗赤色で、中は真っ白なのが印象的な野菜で、山形県温海地域の特産品のひとつです。特に、温海地域の一霞という集落で盛んに作られています。旬は10月~12月。雪が降るまで収穫が続けられます。 主に酢の物や漬物にして食べられているのですが、集落ぐるみ、地域ぐるみで伝統野菜の温海かぶを守っていこうと、温海かぶの生産だけでなく、加工やブランド化も熱心に行われています。 伝統的な「温海かぶ」の栽培方法 温味かぶといえば、焼き畑農業で作られているのが特徴のひとつ。7月下旬になると畑を焼くための準備が進められます。温海かぶの畑は山の急斜面なので、まずその斜面の木を刈り払い乾燥させます。 斜面に植える草木はかぶをはじめ杉や大根、雑穀などを5年置きくらいの間隔で循環させていたのですが、時代が変わって杉はあまり植えられなくなりました。杉を植えると農地に養分が行き渡りすぎて、かぶの根が成長しすぎて、色味も白くなるのです。 伐採した枝を燃やすためには、乾燥する必要があるので、晴れの日が続くタイミングを待って作業が始められますその後、火入れといって、刈り取った枝に火をつけ、農地を焼き払います。また、お盆までにこの作業を終えることが習わしになっています。 そして、焼くことによって養分となる灰ができるのですが、焼いたばかりの灰はふんわりしているそうです。そこに雨が降ったり、朝露がかかったりすることで灰が湿気を含み、温海かぶを栽培する土壌が出来上がるのです。 湿気を含んだ灰の上に温海かぶの種をまくのですが、その時は、種の上に灰がかぶるように、雨が降る直前の日を待って種まきをします。温海かぶは成長が早く、そのため種を蒔いてから一ヶ月もすると間引きをしなければなりません。 間引きの頻度は農家によって違うそうですが、あまり畑に踏み入らず、自然のまま栽培できるよう、最初から浅く種まきをする方法も取られています。やがて10月初旬になると収穫の季節がやってきて、収穫は雪が降る前まで続けられます。 …
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たけのこが頭を出し始める春。山野にも緑が萌え、春の植物が旬を迎えます。そんな中に、日本人の食への惜しみない愛が現れる植物があります。春の山菜です。 キュートな見た目の山菜は、実は味には一癖あり。しかしきちんと調理すればおいしくいただくことができます。春に食べたい山菜とその調理法を紹介していきます。 山菜とは? 出典:写真AC 山菜とは、春に山や野に生えている食べられる植物で具体的にはたらの芽・ふきのとう・コシアブラ・うるい・わらび・うどなどの種類があります。春の山菜の多くはクセのある苦みがあり、その苦みにこそ山菜の持つ良い効果が含まれているのです。 かつて山菜は春にしか食べることのできない季節ものでしたが、いまではスーパーなど店頭にて栽培された山菜が旬の時期でなくても手に入れることが出来るようになりました。すべての山菜が栽培されているわけではなく、天然物しかないものもあります。 おいしい春の山菜①たらの芽 出典:写真AC 1つ目に紹介したいおいしい春の山菜は、たらの芽です。たらの芽はウコギ科のタラノキの植物で、食べられる新芽が春の山菜になります。旬の時期としては4月から6月のはじめにかけて採取でき「山菜の王様」と呼ばれています。そしてたらには女たらと男たらの2種類あり、女たらに比べて男たらはクセが強いのが特徴となっています。 スーパーなど店頭で見かけるたらの芽のほとんどが栽培された女たらですが、野山で採取できる天然物のたらの芽は男たらとなっています。女たらと男たらは棘の量で見分けることができ、棘の数が多いのが男たらで反対に棘の数が少ないのが女たらです たらの芽を選ぶ方法としては、成長しすぎるとクセの強さが出てきてしまうため、つぼみが5センチ以下のものを選ぶといいでしょう。たらの芽はあまり日持ちしないのでなるべく早く食べるか、あるいは冷凍保存するといいです。調理方法としては、天ぷらやからあげなどの揚げ物やおひたしがおすすめです。 おいしい春の山菜②ふきのとう 出典:写真AC 2つ目に紹介したいおいしい春の山菜は、ふきのとうです。ふきのとうはキク科フキ属の多年草の植物で、食べられるのはつぼみの部分です。旬の時期は12月の終わりから3月の終わりです。 ふきのとうは特徴的な匂いや味に苦みがあることから、食材としてだけでなく香辛料としても使われてきました。ふきのとうの選び方は、つぼみが小さくしっかりと閉じた硬さのあるものを選ぶといいでしょう。ふきのとうは乾きやすいので、すぐに食べない場合は冷凍するといいでしょう。調理法としては、炒め物や味噌などがおすすめです。 おいしい春の山菜③コシアブラ 出典:写真AC 3つ目に紹介したいおいしい春の山菜は、コシアブラです。コシアブラはウコギ科ウコギ属の植物で食べられるのは芽の部分です。旬の時期は4月のはじめから5月のおわりで、その時期に採取することができます。「山菜の女王」とも呼ばれています。 コシアブラは成長すると苦みが増していくので、葉が広がっていないも若いものを選ぶといいでしょう。コシアブラは時間がたつと風味を損なってしまうのでなるべく早く食べましょう。すぐに食べられない場合はこれも冷凍保存です。調理法としては、炊き込みご飯や煮物にするのがおすすめです。 おいしい春の山菜④こごみ 出典:写真AC 4つ目に紹介したいおいしい春の山菜は、こごみです。こごみはイワデンダ科クサソテツ属の植物で、食べられるのは新芽の部分です。旬の時期は、地域差が生じていますが、関東地方では4月から5月のはじめに採取することができます。 選び方は、茎がしっかりとしていて葉が綺麗に巻かれているものを選ぶといいでしょう。こごみは、たらの芽やふきのとうなどの他の山菜に見られる苦みがないので、非常に食べやすく使いやすい山菜です。ですが、ほかの山菜同様日持ちはあまりしないのでなるべく早く食べるか冷凍しましょう。調理法としてはチヂミや和え物がおすすめです。 おいしい春の山菜⑤わらび 出典:写真AC 5つ目に紹介したいおいしい春の山菜は、わらびです。わらびはシダ目コバノイシカグマ科ワラビ属の春の山菜で、旬の時期はこちらも地域差がありますが、関東地方では4月の半ばから5月のはじめにかけて採取することができます。 わらびの選び方は、産毛の数が多いものや茎が短くしっかりとした太さのあるものを選ぶといいでしょう。またわらびは非常にアクが強いので、生で食べると中毒を引き起こす場合もあります。必ず加熱処理などあく抜きをしたうえで食べましょう。 わらびは他の山菜同様あまり日持ちしないのでなるべく早く食べるか、すぐに食べない場合は塩漬けや干物にするのがおすすめです。そして調理法としては、漬物や和え物にするのがおすすめです。 おいしい春の山菜⑥うるい 出典:写真AC …
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日本一の枇杷の生産地として知られる千葉県富浦町(現在の南房総市)に位置する道の駅とみうらは、「道の駅とみうら枇杷倶楽部」の正式名称を持ち2000年の「全国道の駅グランプリ」で最優秀賞に輝いた道の駅です。 10:00~18:00の営業時間外でも乗用車65台、大型車15台、身障者用4台の駐車場とトイレなどの施設は24時間無料で利用できます。 国道127号沿いの道の駅とみうらへは車の場合は、富津館山道路の富浦ICから、電車はJR富浦駅から徒歩約15分で、東京駅発の「房総なのはな号」や新宿駅発の「新宿なのはな号」などの高速バスではとみうら枇杷倶楽部バス停下車でアクセスできます。電話での問い合わせは0470-33-4611へお願いします。 びわの変わり種メニューが楽しめる道の駅とみうらの名物 photo by TAKA@P.P.R.S 道の駅とみうらに併設されたカフェコーナーでは南房総の大地の恵みの野菜をタップリと使用した「けんちんうどん」や海の幸を用いた「いかたらこパスタ」、枇杷の生産量日本一の旧富浦町に位置する道の駅とみうらならではの名産の枇杷の自家製ピューレが隠し味のカレーとライスの「オリジナルびわカレー」や「ナンびわカレー」、「びわカレーパスタ」、「びわカレーうどん」などのオリジナルメニューを楽しめます。 またパン好きの方には「びわ葉トースト」や「びわ葉ロールパン」、さらに「びわの葉茶」、「びわの葉紅茶」、「飲む果実びわジュース」、「びわジュースフロート」など旧富浦町名産の枇杷を用いたメニューを中心に南房総グルメを楽しむことができます。 びわだらけ!道の駅とみうらの人気スイーツ 道の駅とみうらのカフェコーナーの充実したスイーツメニューはスイーツ好きの人要チェックのメニューです。名産の枇杷を全面に押し出した道の駅とみおかはスイーツメニューもやはり枇杷づくしです。 びわソフトや完熟びわゼリーの人気が高いですが、びわソフトと完熟びわゼリーを一度に楽しめるびわパフェの存在も見逃すことができません。他にもびわシャーベットやびわの葉アイスなどが枇杷スイーツのラインナップを充実させています。 夏限定のパッションフルーツケーキや春夏限定のイチゴのケーキ、秋限定のマロンケーキなどの季節限定スイーツもあり、南房総がフルーツの豊富な場所であることが実感できます。どのスイーツを選ぶか目移りしてしまいますね。 ここでしか買えない道の駅とみうらのお土産とは photo by naitokz 皇室にも献上される旧富浦町の「房州びわ」は黄橙色に輝く美しい粒や上品な甘さで豊富な果汁、初夏の限られた時期にしか味わえない希少性から果物の女王とも呼ばれています。 道の駅とみうらでは果物の女王、房州びわが豊富に生産される旧富浦町に位置することからオリジナルびわカレーや枇杷を用いたスイーツなどを提供しています。 これら道の駅とみおかのオリジナル枇杷メニューの多くはお土産用にも加工され、多くの観光客が買い求める人気の土産物となっています。 道の駅とみおかの土産物で最も人気の高いのが枇杷の美味しさを凝縮したピューレをたっぷり使用した完熟びわゼリーです。上品な枇杷の甘さを生かし喉越しのいいゼリーは1度試すと病みつきになる美味しさです。 またカフェの人気メニューのカレーをレトルトパウチした房州産びわカレーや枇杷の実キャンディー、枇杷の葉のど飴も手軽な土産物として人気です。 さらに枇杷の葉は食べ物だけではなくスキンケアにも用いられ、肌への浸透力や保湿効果が高くハリと弾力性を与える素肌ケア用品ビワ・リーフ・ジェルやビワの葉ボディーソープも人気が高い土産物です。 木更津花火大会2018年日程|有料席情報や穴場スポットまで 【土から作る焼き物】千葉県で『備前焼』を学べる本格的陶芸体験に行ってきました! この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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石臼の歴史は古く、紀元前3,000年頃古代エジプトにおいてサドルカーンという石臼で小麦を挽きパンを焼いていたとされます。 サドルカーンは、平面の石の皿に小麦の粒を入れ、その上から体重をかけて石で磨り潰すものでしたが、紀元前600年頃の古代オリエント時代には上下2段の石を回転させる回転石臼が考案され、より粒の細かい小麦粉を作れるようになりました。 日本には中国から約1400年前に石臼が伝わったといわれていますが、当初は権力や財力を持ったごく限られた階層の人々が保有するもので、一般庶民に普及したのは江戸時代中期のことだといわれています。 それ以前は、穀物を粉にするにはすべてつき臼を用いていたため、石臼が普及すると能率は格段に向上しました。 石臼の特徴 出典:写真AC 石臼は重量があり、原料をまんべんなく挽くことができ粒が揃うのが特徴です。また、石臼はゆっくり挽くので熱が発生しにくく、原料の栄養素を破壊したり、風味を奪ったりということがないという利点もあります。 このため、味やコク、香りを最大限に引き出すことができます。 石臼で最も重要なのは上臼と下臼の擦り合う、ふくみと呼ばれる微妙なすきまの調整と目立て作業です。 かつては「目とり」という石臼の目立てを行う専門の職人がいて、一つ一つ時間をかけて石臼の目立てを行っていました。 一般的に石臼に使用される石材は、安山岩系が多くこれは柔らかい石ですが、組成物が荒いためにほどよく結合部が剥がれることで、長時間の使用に耐えることができます。 一方、御影石のような硬く堅牢な石材を用いると、より細かく挽くことができますが、表面が滑らかなので頻繁に目立てが必要です。 石臼の使い方 出典:写真AC 石臼には中心から放射状に出ている8本の主溝と呼ばれる目が上臼と下臼に刻まれています。このように8つに分かれている石臼を8分画といい、主溝の本数によって6分画、5分画、7分画などがあります。 また、主溝に対して平行な溝を副溝といい、これらのパターンは上臼と下臼とも同様ですが、重ねると裏返しになるので、実際に粉を挽く際には交差した状態になります。 挽き方は、取っ手を持ち、通常上臼を反時計回りに回します。速く回しすぎると荒い粉になってしまうので、2秒に1回転ほどのスピードで回し、穀粒は穴の中で詰まってしまわないよう、入れすぎに注意します。 溝はいずれも石臼の外方向に向かって動き、石臼の中の粉がいっぱいになると上臼と下臼の合わせ目から粉が出てきます。このため、石臼は逆に回すと粉が出てきません。 石臼豆腐 豆腐を作る際、石臼を使う場合には、大豆を水挽きします。これを石臼豆腐と呼んだりしますが、水挽きではまず大豆を水に浸し8~24時間、十分水を吸わせてから、さらに水を加えながら石臼で大豆をすりつぶしていきます。これによりできた白い粥状のものを呉(ご)といいます。 そして、こし袋に入れ、圧力をかけ絞った乳白色の液体が豆乳、袋に残った固形物がおからです。その後、釜炊きをし、冷やしてにがりを打ち豆腐箱に入れて水抜きすると、豆腐ができあがります。 機械を使えばあっという間に作ることができる豆乳ですが、石臼を使う場合は、少しずつ大豆を投入し、じっくり挽き、絞りあげるのも手作業で時間をかけます。 こうして作られる豆腐は一見非効率ですが甘味がしっかり蓄えられた濃厚でえぐみのない、本来の豆腐の味を持っています。 家庭で再現できる郷土料理のレシピを紹介します。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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日本家屋などでよく見かける「雨戸」と昨今の洋風住宅でみられる「シャッター」ですが、さまざまな種類と魅力があることをご存知でしょうか。 今回は、雨戸とシャッターについてメリット・デメリットや違いをご紹介します。 雨戸とシャッターの特徴 出典:写真AC 雨戸は、日本家屋などで雨風をしのぎ、防犯などのための建具として用いられていました。昔は主に木製のものが使われていましたが、昨今ではアルミや鋼板など金属製の雨戸も出てきています。 会社によっては、雨戸単体だけでなくサッシと一体となったものもあり、バリエーション豊かとなっています。雨戸はシャッターに比べて安価でありますが、利便性には欠けていると言えるでしょう。 シャッターも雨戸と同様、雨や風を防ぐだけでなく防音・防犯効果もある建具です。「鎧戸」と呼ばれることもあります。 雨戸とシャッターの役割 出典:写真AC では、なぜ雨戸やシャッターは家にとって必要なものなのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。 まず、雨戸は雨や風、台風などから家を守る役割を持っています。昔は、今のようなガラス窓などがありませんので障子の外側に木製の引き戸を設けて雨や風をしのいでいました。 しかし、木は湿度によって収縮を繰り返すため、完全な密閉というのは叶いません。また、劣化が激しいため定期的なメンテナスが必要となり、費用がかかります。そこで、窓にガラスがはめ込まれ、より気密性に優れたものが割れないように雨戸が用いられるようになりました。 一方で、シャッターは雨風がしのげるだけではなく、防音や防火の役割があり、そのうえ防犯の役割もあるのです。万が一、突然の突風や豪雨に見舞われてもシャッターならば、その被害を最小限に抑えることができます。 また、自宅周辺で火事が起こったとしても、熱に強いシャッターならば火から窓ガラスを守ってくれます。ほかにも、日差しを遮る遮熱効果や家の中の温度を保ってくれる断熱効果もあるのです。 雨戸とシャッターの違い 出典:写真AC 雨戸とシャッターの大きな違いはその”形状”といえるでしょう。一般的な雨戸が横にスライドする引き戸であるのに対して、シャッターは上下に開閉します。シャッターは上げれば見た目にもスッキリ綺麗に見えますが、雨戸は違います。 また、値段も大きく違いがあり、シャッターは手動で約6~16万、電動式で約10~35万である一方、雨戸は3~6万円という価格です。 雨戸とシャッターのメリット・デメリット 出典:写真Ac 雨戸とシャッターのメリット・デメリットを見ていきましょう。 雨戸とシャッターのメリット 雨戸またはシャッターの大きなメリットといえば、窓の保護でしょう。強風が吹いてもシャッターがあることで破損することを防ぎます。また、防音効果もメリットといえるでしょう。 例えば近所で夜中に工事を行っていたとしてもシャッターを閉めることで騒音を軽減することができます。他にも、カーテンよりも高い遮熱効果があるため夏場は有効に活躍してくれます。 雨戸とシャッターのデメリット 上記にも挙げたとおり、雨戸とシャッターには防犯性がありメリットとも言えます。 しかし、時にはデメリットとなってしまう場合があるのです。雨風が強いわけでもないのに、昼間から雨戸やシャッターを閉めていたままにすると空き巣や泥棒が「この家は、長期間不在にしているのでは?」と考えます。そして、玄関やシャッターのない2階の窓などから侵入を許してしまうのです。 また、手動の雨戸・シャッターの場合は将来的に不便となる可能性が高いです。将来、老いてきて身体の自由が利かなくなったり病気で床についてしまう場合もあるでしょう。 その時に、手動式の雨戸やシャッターだと不便なのはもちろん、終いには開閉できなくなってしまうおそれもあるのです。今では、電動式のシャッターも出てきていますが、停電時に開閉できなくなってしまうデメリットもあるのです。 しかし、将来的にはその問題が解決されている可能性は高く、生涯の住まいとするならば電動式のシャッターをおすすめします。 …
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旧街道は、現在の甲州街道、奥州街道、日光街道、東海道、中山道などのかつての姿です。旧街道は、人の往来や物資の輸送をするために使われてきました。しかし、明治時代に入り、鉄道などに交通の手段が変わって行き、行き来する人の数が減っていきました。 人の数は減っていながらも、道自体は現在も健在で、機能しています。 当時の旧街道はどのような賑わいを見せていた?旧街道の歴史を紹介 出典:写真AC 前述したように、旧街道は物資の輸送や人の行き来で使われていました。 その需要は、「旧街道」になる前からありました。旧街道となったのは、江戸時代になってからになります。より移動しやすいように整備されて、東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道が「五街道」と呼ばれるようになったのです。 当時は、自動車や自転車の文化ではないため、移動はほぼ徒歩でした。そのため、移動には日数が必要なので、いたるところに宿場町が設置されていました。 宿場町では、人馬の引き継ぎ、大名や公家、一般の旅人などが多数集まって、賑わいを見せていたそうです。しかし、明治時代からは、自動車や鉄道の文化が入ってきたため、旧街道は自動車が通りやすいように整備されはじめます。 趣のある建物は塗装されて、木々が切り倒されるなど、当時の面影は薄れて行きました。しかし、そんな背景がありながらも、当時の面影を感じさせるスポットやシンボルは、少なからず残されています。 徳川家康が作った地域が味わえるおすすめの旧街道① 東海道 出典:写真AC 徳川家康が関ヶ原合戦に勝利し、その翌年(慶長6年)に、整備された東海道。整備されたのは、江戸~京都、江戸~大坂の往来が主な目的でした。 そんな東海道のおすすめスポットを、いくつか厳選して紹介します。 日本橋 徳川家康によって作られた日本橋。慶応8年に作られて以来、江戸のシンボルとなり、現在でも愛され続けています。 ちなみに、当時は木の橋がかけてあったのですが、火事などにより何度も焼失してしまいました。その後、明治44年にルネサンス式石橋に整備されて、国の重要文化財に指定されています。 小田原宿 日本橋を出発した多くの人たちが、2泊目の宿として利用していたと言われている小田原宿。 箱根山を越えるためには、ここで宿泊せざる得なかったそうです。その規模は東海道最大級になっていて、本陣4件、脇本陣4件、旅籠95件という豪華仕様でした。大変な賑わいを見せていたようです。 山々の美しい景色や当時の歴史が窺えるおすすめの旧街道② 甲州街道 出典:写真AC 甲州街道は、200km以上に及ぶ街道です。 起点は日本橋で、内藤新宿、下高井戸、上高井戸、布田五宿、府中、日野、八王子などを通って、下諏訪まで続いています。 甲州街道で特徴的なのは、山々の美しい景色や歴史です。四季折々の姿を見せてくれる甲州街道は、現在も巡る観光客が後を絶ちません。 そんな甲州街道のオススメスポットを、いくつか厳選してお届けします。 府中宿 本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠38軒、商家142軒という大規模になっていた府中宿。 中でも、大国魂神社は一見の価値ありで、都内でも有数の古い神社として親しまれています。 …
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次にご紹介するのは「市民の台所」と称される朝市です。その歴史は実に400年以上も続いていて、地元からも愛されているスポットです。店舗がずらりと軒を連ねる風景は、千葉県勝浦の名所となっています。 これらの店舗では、千葉でとれた魚介類が並ぶだけではなく、野菜や果物といった山の幸が購入できるのも魅力です。 周辺にある飲食店では、新鮮な海鮮料理も味わえます。特に定評があるのは『朝市新鮮広場うおすい』です。メニューの中で特に人気があるのは、マグロ漬け丼。 文句なしのボリューム感があって、お腹いっぱいになれる定番メニューです。この他にもリーズナブルな価格でボリュームのあるメニューが目白押しです。 【参考予算】 ・999円前後 【アクセス】 ・JR勝浦駅より徒歩10分 【住所】 ・〒299-5233 千葉県勝浦市浜勝浦下本町 目玉商品の海鮮丼と大海老天丼が食べれるのはここだけ!千葉の朝市④ 浦安魚市場 浦安魚市場は、業者販売も個人販売も対応している総合魚市場です。魚介類の購入は切り身一切れからでもOKなので、気兼ねなく足を運べるスポットになっています。 毎月第一土日には目玉商品がスロットラインナップされ、多くの人が新鮮な魚介を求めて足を運びます。 買い物の後はすぐ近くの『味館食堂』で美味しい海鮮をご賞味してみてはいかがでしょうか。カウンターしかない店内は、どの時間に行ってもほぼ満席の賑わいっぷり。海鮮丼と大海老天丼は目玉商品なので、ぜひ試してみてください。 【参考予算】 ・999円前後 【アクセス】 ・東西線「浦安駅」から徒歩3分 【住所】 ・〒279-0002 千葉県浦安市北栄1丁目10−20 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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出典:Flickr 箸の持ち方や使い方には、してはいけないとされているものが数多くあります。それらをまとめて、「嫌い箸」や「忌み箸」、「禁じ箸」などといいます。 たとえば、箸を鷲づかみにする「握り箸」も、そのひとつです。握り箸では、食べ物を突き刺す「刺し箸」にもなりやすいので気をつけましょう。 食べ物を選ぶとき、どれを取ろうか箸をあちこち動かすことを「迷い箸」といいます。 ほかにも、箸で器の中身をかき分ける「探り箸」や、一度つかんだ食べ物を戻す「空箸」などは、食事を提供してくれた人に対する失礼にもあたります。 箸先についた食べ物や汁を舐める「舐り箸」、汁物を箸の先から垂らす「涙箸」なども、見苦しい所作となります。箸を高く持ち上げる「振り上げ箸」は、食べ物や汁を飛ばして、同席者などに迷惑をかけることになるので絶対に避けてください。汁気が多い食べ物は、懐紙で受け取るといった工夫をしましょう。 箸を口でもてあそぶ「噛み箸」や「くわえ箸」、食べ物を詰め込む「押し込み箸」、食べかすを取る「楊枝箸」なども、みっともない箸の使い方です。 食べ物だけではなく、器を箸で移動させる「寄せ箸」や、器に箸を乗せる「渡し箸」、箸を持った手で器を持つ「持ち箸」などにも注意が必要です。 また、ご飯に箸を突き刺す「立て箸」や、箸から箸へ食べ物を渡す「合わせ箸」は、仏前に供えるご飯や遺骨を拾う動作を連想させ、縁起が悪いとされています。 ほかにも、箸の使い方には多くのタブーがありますが、基本的に、相手に不快感をあたえたり、迷惑をかけないよう、きれいに食事することを心がけましょう。 正しい箸の使い方をするメリットとは 出典:Flickr 正しい箸の持ち方というのは、箸をうまく使うための方法です。 間違った使い方をしていると、どうしても食べ物がうまくつかめなくなり、食べ方も汚くなってしまいます。それが、マナー違反につながってしまうわけです。 間違った箸の使い方は相手の印象を悪くして、せっかくの食事の席を台無しにすることもあります。 たとえば、恋人やその家族、あるいは取引先の相手と同席していると、それがマイナス評価となることもあるでしょう。 正しい箸の使い方は美しい食事の場を作り、自分自身にも大きなメリットをあたえてくれるのです。 箸の持ち方・使い方が悪いと、食事をかきこんだり、顔を器に近づけて姿勢が悪くなったりして、早食いや食べ過ぎ、消化不良をまねくこともあります。 正しい箸の使い方は、自然とゆっくり料理を味わえるようになることも大きなメリットです。 このように、箸の使い方や持ち方は、食生活の充実度を大きく左右します。特に、和食はすべて箸で行うことが前提となっているので、正しい箸の使い方が何より重要といえるでしょう。 お箸を正しく持つための練習をしよう 箸の持ち方・使い方は、子供のころからクセになっているものなので、なかなか直せないものだと考える人も多くいますが、意識して練習さえすれば、矯正はそれほど難しいことではありません。 まず、箸は上と下でそれぞれ持ち方も動かし方も異なるので、一本ずつなじんでいくようにしましょう。 上の箸は、鉛筆の持ち方と同じです。人差し指と中指ではさみ、反対側に親指を添えます。そのまま、人差し指と中指で回転させるように箸を上下させてください。回転軸となる親指は、あくまで添えるだけで動かさないのがポイントです。 下の箸は、親指と人差し指の根本ではさみ、それを薬指の側面で支えます。下の箸はいっさい動かさないので、この形をしっかり固定できるようにしましょう。 それぞれの持ち方や動きが理解できたら、次は2本の箸でものをつまみます。豆のような小さなもの、スポンジのような柔らかいものを、皿から皿へ移し替える練習をしてみましょう。 正しい箸使いをしたい方におすすめ「矯正箸」 箸の持ち方を直したい人におすすめなのが、矯正箸です。 子供用のものでは、箸にリングが付いているものが一般的で、そこに指を通すと、自然と指が正しい箸の持ち方になるため、使っているだけで矯正することができます。 同じような矯正箸でも、大人用のものは指を置く位置にくぼみが付いているタイプのものがあります。こちらも、箸を使っているだけで自然と指がその位置にはまるようになり、無理なく正しい箸の持ち方が身につくようになります。 …
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photo by asobi tsuchiya みたままつりの期間中は、靖国神社の外苑山道沿いに献灯と呼ばれる提灯が約1万個、境内には約2万個の小型提灯が掲げられ、あたり一帯が黄金色に包まれます。 4日間にわたって境内「能楽堂」では、午前10時頃~午後8時頃まで各種奉納芸能が行われます。日本舞踊や琵琶、津軽三味線、浪曲、民謡、かっぽれなどの日本芸能や古武術の形などが披露されます。 参道では、神輿振りや青森ねぶた、盆踊りなどが行われます。 神輿は「そいや!そいや!」の掛け声とともに大鳥居から境内まで練り歩き、一団の人たちが伝統的な歌と踊りを披露しながら通りを進みます。 拝殿前で行われる神輿振りは迫力満点です。 みたままつり期間中は青森ねぶたが奉納されます。おなじみの山車が登場し、提灯の前では青森ねぶたの乱舞を観ることが出来ます。 大村益次郎の銅像前に組まれたやぐらとその周辺で踊る盆踊りは、もちろん飛び入り参加が可能。東京で一番早く行われる盆踊りを堪能することが出来ます。 今年からいっそう盛り上がりを見せるみたままつり photo by nishidaryuichi 東京の夏の風物詩「みたままつり」。その地に伝わる伝統や日本芸能を身近に感じることが出来る素晴らしいお祭りです。 今年からお祭りの醍醐味「屋台」が復活するため、きっと活気が戻ることでしょう。 訪れる際はマナーを守り、存分にみたままつりを楽しんでもらいたいものです。 是非、その屋台も含めてみたままつりを思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。 みたままつりについてより知りたい方にはこちらがおすすめです。 祭りに関するおすすめの記事はこちら。 東北を代表する「青森ねぶた祭り」2018年の日程や見どころ 【江戸時代にタイムスリップ】「佐原の大祭」の魅力と2018年の予定 【葵祭】京都三大祭りの一つ「葵祭」の魅力と2018年の日程 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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出典:写真AC 道の駅『国見 あつかしの郷』近くには、国見に数多く存在する文化財を収蔵し研究している「あつかし歴史館」があります。こちらは、閉校した旧大木戸小学校を改修して、2017年1月にオープンしました。 館内は、国見町で切り出された木材を使用しておりあたたかみのある空間となっています。これまでも発掘調査を行い、その際に出土した埋蔵文化財の研究やガイダンスを行っており、国見町の歴史や文化を学ぶことができます。また、それだけでなく地域住民との交流のスペースも設けてあります。 「あつかし歴史館」基本情報 住所 福島県伊達郡国見町大字大木戸字霞原3番地 アクセス 道の駅『国見 あつかしの郷』より車で6分 開館時間 9:00~16:30 閉館日 毎週月曜日・年末年始 入館料 無料 他にも、国見町の天然記念物に指定されている「御滝神社湧水(おたきじんじゃのゆうすい)」があります。こちらの湧水は「ふくしまの水30選」にも選ばれており、古くから国見の作物などの実りを支えてきた湧水です。 「御滝神社湧水」基本情報 住所 〒969-1712福島県伊達郡国見町光明寺969-1712 アクセス 道の駅『国見 あつかしの郷』より車で8分 また、道の駅近くには歴史的スポットもあります。国史跡として有名な「阿津賀志山防塁(あつかしやまぼうるい)」です。 こちらは、奥州合戦の際に、源頼朝率いる鎌倉軍を迎撃するために「平泉」を築いた奥州藤原氏の4代目泰衡が築いた堀と土塁からなる要塞施設です。日本三大防塁の一つとなっています。堀は3.2キロにも及び岩盤を削って2重に造られているためたいへん頑丈な造りとなっています。 こちらは、見学が自由にできるので道の駅に訪れた際は是非行ってみてください。 「阿津賀志山防塁」基本情報 住所 〒969-1701 福島県伊達郡国見町石母田国見山下 …