気軽にできる伝統工芸体験として、陶芸体験は老若男女問わず人気です。 陶芸といえば、関東では笠間や益子などの地域が思い浮かびますが、実は東京都心でも体験することが可能です。今回は、東京の青山や銀座など、おしゃれな街で陶芸体験のできる施設を紹介します。 at Kiln AOYAMA 陶芸 Studio(青山) 出典:写真AC 陶芸を体験する際、できればおしゃれな場所で体験したいという人もいると思います。そういった人におすすめなのが東京の青山にあるat Kiln AOYAMA です。 ここの特徴は簡単に自分だけのオリジナル器を作る事ができることです。土に触れて、うつわを作るコースであるタタラアートコースは、2時間で5400円。 常時10種類以上ご用意している素焼きの中から、好きなものを一つ選んで作れる、ビスクアートコースは2時間で4320円です。 at Kiln AOYAMAへのアクセスは、バスの場合、渋谷駅から都営バスに乗って南青山7丁目で降りて徒歩1分です。電車の場合は表参道駅B1出口から徒歩15分ほどです。 at Kiln AOYAMA 陶芸 Studio 住所:〒107-0062 東京都港区南青山6-6-22 アクセス:半蔵門線・銀座線・千代田線 表参道駅B1出口より徒歩15分 電話番号:03-5778-3196 体験費用:5400円~ 体験先URL: https://atkiln.com/ Organon Ceramics Studio(北千住) …
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そもそも和牛とは、牛の品種名です。明治以前から日本で独自に配合と育成がされた品種を和牛と言います。黒毛和牛とは和牛と名乗ることが出来る四品種の純血個体の一つなのです。 黒毛和牛は和牛の品種の中でも育成と生産されている数が最も多く、和牛の九割を占めている品種です。その見た目は霜振りの具合や締り、赤身が鮮やかです。 味も霜の部分と赤身のバランスを保っているため、溶けるような甘さとなって口内に広がります。 黒毛和牛の歴史 出典:写真AC 黒毛和牛は明治以前から作られている品種です。しかし大元となる血筋は、日本の在来種と外国の品種をかけ合わせた牛です。元々日本において牛は、仏教の定着から殺生が禁じられていたため、明治時代までは農耕用の役畜でした。 しかしキリスト教の解禁や外国人の入国が認められた明治時代からは、食用の牛の需要が高まり始めます。これ以降海外から数種類の食用牛を輸入して和牛と交配し、改良を重ねることで、現在の黒毛和牛が生まれたのです。 実際に現在登録されている黒毛和牛のほぼ全ての祖先が、兵庫県で育成されていた一頭の但馬牛であると社団法人全国和牛登録協会からも発表されています。 黒毛和牛の格付け 出典:写真AC 和牛の格付けは、2種類の肉の格付けを組み合わせる全十五ランクの方法でなされています。まず歩留まりという、体重に対しての肉の量の比率を指す各として使われているAからCという格付けを使います。 そしてもう1つ肉質等級という、霜の入り具合や肉の色、締りとキメ、脂肪の色の四項目から格付けされる5から1までの数字を組み合わせることで、A5からC1という格を付けられています。 これは肉の格付けという部分だけではなく、外国産の牛肉との質の差や、価格競争から和牛のブランドを守る為に作られたものでもあるのです。 黒毛和牛以外の和牛 出典:写真AC 和牛には黒毛和牛の他に、3種類の和牛がいます。 黒毛和牛は全体の9割以上を占めているため、他の3種類は数が非常に少なく、まず薄い褐色の体毛を持つ褐毛和種、北方で飼育されることが多い日本短角種、そして山口県萩市を中心として飼育される無角和種といった全ての数を足しても1割に満たない数です。 褐毛和種は阿蘇を中心に飼育され、日本で2番目に多い品種です。肉質は赤身が多いため健康志向の人に人気があります。日本短角種は寒さに強い品種で丈夫な和牛です。 また比較的低コストの放牧での飼育が可能で、赤身が多くやや肉質が粗くなっています。そして最も少ない無角和牛は赤身の多さで人気を持っています。黒毛和牛より大型で早く育つという特徴があり、ほとんどが無角和種振興公社で管理された土地で育てられています。 ▼豚肉もいいですよね。 トロトロの豚肉が美味しい沖縄の郷土料理「ラフテー」のレシピ この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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雪駄(せった) は、日本の伝統的な履物で、竹皮の草履の裏底に獣の皮を張り付けたものです。「雪踏」は丈夫で湿気に強いのが特徴です。 古くは「せきだ」と言い、これは「席駄」と書きました。このうち「せき」は「席」と書き、むしろを指していて、「竹や草で編んだもの」という意味があります。 「だ」のほうは「駄」と書き、「履物」のことを指しています。この「席」と「駄」を合わせて「席駄」としたものが、音変化によって、「せった」になったと言います。 また、「雪駄」というのは当て字で、雪の日でも歩けるというがその一因だとする説もあります。 現在では皮底以外にもゴム底のものなどがあり、主に男性が和服を着る際に用いられています。 雪駄の歴史 出典:写真AC 雪駄の歴史には諸説あり、どれが正しいものなのかはっきりと分かっていません。 室町時代に有名な茶人・千利休が発明した、あるいは利休に織田信長が贈ったというような説などは、現代に生きるわたしたちにロマンを感じさせます。 その発祥について確認する術はありません。はっきりと雪駄の存在が認められるのは、江戸時代になってからです。江戸時代には、雪駄は庶民に広まっていたようです。粋でいなせな江戸っ子には欠かせないお洒落な履物として定着していました。 特に元禄になって考案された、裏底の革がすり減るのを防止いるために、尻鉄を打ち付けたチャラガネ型というタイプが庶民の間では最新の人気アイテムでした。この尻鉄を打ち付けたタイプの雪駄は、歩くとその名の通り、チャラチャラという音が鳴り、これが当時の流行でした。 チャラガネ型の雪駄は、音がうるさいなどの理由から徐々に改良が重ねられ、現在では馬蹄型・テクタ型といったタイプが主流となっています。これにより、今はチャラガネ型の入手は大変困難なものとなりました。 また、角界では十両に昇進した力士が親方からマワシの他に雪駄を贈られるという慣習があります。 こちらも江戸時代、当時の将軍が家臣に雪駄を与えたという説に端を発しているとされています。 雪駄と草履の違い 出典:写真AC 雪駄と草履の明確な違いは、防水性です。 草履というのは、鼻緒の付いた履物のことを指しますが、その草履の一種が雪駄なのです。 雪駄の特徴としては、以下のような要素が挙げられます。 ・男性用である ・表側と裏革の間にある重ね芯と呼ばれる部分の枚数が、通し芯1枚・半月2枚以下である ・かかと部分の金具がある ・裏底に皮が張り付けられている 現在では技術も進歩して、草履も草で出来たものより革の草履が主流となっているので、構造上ではともかく雪駄の最大の特色である丈夫さや、防水性といった機能面での違いに明確な差異がほとんどありません。差異が無いとは言っても、広く定義される草履の中には湿気に弱いものも含まれています。 今あるすべての草履が雪駄と同様のものであるということでもありません。少なくとも、防水性のない草履は雪駄ではありませんし、専門店などではその造りの違いで草履に類するその他の履物ともはっきりと区分されています。 雪駄の保管方法 雪駄を保管するときのキーワードは、日陰と乾燥です。 まず使用後の雪駄は、汗を吸っているので乾かします。水分を吸ったままだと、しまった後でカビています。 これは洗った場合も同じです。乾かすには日陰などの暗所が適しています。 …
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島国である日本は国土の約67%に当たる約2,500万ヘクタールもの森林面積を誇り、世界でもトップクラスの森林保有率を誇っています。 また地質に大きく影響されるために一概には言えませんが、一般的に日本の水は硬度が低い軟水が多いと言われています。 実際に日本国内を見回すと、大都市や工業地帯の意外に近い所まで自然が迫っている状況で、かつてマルコポーロに黄金の島ジパングと呼ばれた日本は、緑の深い森林の国であるといっても過言ではないでしょう。 飲料水として使用できる豊富な湧水は日本各地で湧いていたため、かつては「水資源の豊富な日本では諸外国のようにミネラルウォーターは売れない」とまで言われていました。 しかし生活習慣の変化や健康志向の向上などの影響を受ける現在、日本国内でも多くのミネラルウォーターが消費されています。 今回はおすすめの国産ミネラルウォーターを5つ紹介します。 おすすめのミネラルウォーター① いいみずいみず 出典:日本橋とやま館 いいみずいみずは富山県射水(いみず)市の射水市水道事業が製造しているミネラルウォーターで2016、2017、2018年と3年連続でモンドセレクションの金賞以上を受賞している、おすすめのミネラルウォーターです。 2018年度は最高金賞と共に国際優秀品質賞も同時受賞するなど高い評価を得ています。 上水道が美味しいと評判の、射水市の上水道供給に利用されている広上取水場で採水した水を浄化、加熱処理しペットボトルに封入した、「いいみずいみず」は現在多くの市町村が発売している上水道を利用したミネラルウォーターです。 良質の水が採取できる取水地を持たなければ商品化は難しいと言えますが、既述のように食品品評で有名なモンドセレクションで高い評価を受けるだけの実力を備えたおすすめのミネラルウォーターだと言えるでしょう。 おすすめのミネラルウォーター② 越前の自然水 美味しい米として人気の高いコシヒカリ発祥の地、福井県は良質の水が湧き出る場所として古くから米作りや酒造が盛んな土地でした。 自然豊かな越前山系に源流を持つ水を利用して作られたのが、多くのお茶を開発販売するおすすめのブランドハイピースです。 越前の自然水はハイピースブランドが発売しているミネラルウォーターで、口あたりの柔らかな天然水を加熱処理してペットボトルに詰められています。 福井の大自然が育んだ天然水に無駄な手を掛けることなくボトリングした越前の自然水は、飲料はもちろん調理やお茶を入れる際に使用しても美味しく頂けるおすすめのミネラルウォーターです。 ペットボトルもサイズも携帯に便利な330mlとガッツリ楽しめる500ml の2サイズが発売されているので、用途に応じてサイズが選べるのも嬉しいですね。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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日本国内でこんにゃくといえば、こんにゃく芋を使ったグレーのものが一般的です。しかし、滋賀県の近江八幡市には「赤こんにゃく」という一風変わった伝統食品があります。今回は、その近江八幡名物「赤こんにゃく」をご紹介します。 近江八幡名物「赤こんにゃく」と織田信長の意外な関係 出典:Wikimedia 通常こんにゃくといえば、グレーもしくは白っぽい色をしていますが、滋賀の近江八幡に伝わる伝統食品の「赤こんにゃく」は、文字通り赤い色をしているのです。赤いといっても最近流行りの激辛食品に使われている唐辛子の色ではなく鉄分による色なので、辛いわけではありません。 いつから赤こんにゃくが食べられるようになったのか定かではないのですが、この赤こんにゃくは、派手好きだった織田信長ちなんで作られたものなのです。その昔、織田信長は赤色の襦袢をまとって踊り狂ったと言われていて、そのため近江では天下の奇祭「左義長祭」が毎年3月に日牟礼八幡宮で執り行われます。 この祭りでは、女装した踊り子がかつぐ山車が出るのですが、山車は必ずその年の干支にちなんだもので、高さ数メートルにわたって、炎を表現している無数の赤い紙が飾られています。この勇壮な祭礼にちなみ、こんにゃくも赤く染め上げられたと伝えられています。 いまでは、冠婚葬祭の時など欠かせない食材と言われていて、また、色合いが肉に似ているため精進料理にも肉の代わりに使われます。 近江八幡名物「赤こんにゃく」はなぜ赤いのか 三二酸化鉄という鉄の食品添加物を使っているため、赤こんにゃくは赤いのです。体には害のない添加物で、それどころか牛乳にも負けない豊富な鉄分を含んでいます。そのため、別名「鉄骨こんにゃく」と呼ばれます。 もちろん、鉄の味がするわけではなく、味わいそのものは普通のこんにゃくと変わらず、ノンカロリーだけど栄養豊富なので、現代に伝わるヘルシーフードとして親しまれています。 非常にきめが細かく、滑らかな舌触りが特徴で、近江八幡の料亭に行くと、懐石料理の中にも使われています。味の染み込みがよいため、おでんや煮物にも最適。四角い赤こんにゃくもあれば、突きこんにゃくや糸こんにゃく、玉こんにゃくもあるので、用途に応じて好みのものを選べます。 唐辛子入りの赤こんにゃくは、煮物にして味を染ませるとご飯のお供や酒の肴にしても相性抜群。さらに、赤い色が料理に華を添えてくれます。 近江八幡名物・赤こんにゃくの販売店 @luv_minnie_hrmがシェアした投稿 – 11月 25, 2017 at 4:53午前 PST ここで、赤こんにゃくを手に入れられる店をご紹介します。 【日本一の湖上に広がる大輪の花】琵琶湖大花火大会|2018年日程や魅力 【受け継がれる職人の技】全国の粋な伝統工芸品 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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出典:ウィキメディア・コモンズ ニポポとは 「ニポポ」とは網走(あばしり)に行くとよく見受けられる、こけしのような形をした木彫りの人形になります。「ニポポ」にはアイヌ語で「小さい木の子供」や「人形」という意味があり、魔除けや幸運を呼ぶお守りとして使われていました。また「ニポポ」にお願い事をすると、必ず叶えてくれるとも言われています。 ニポポの歴史 出典:写真AC 「ニポポ」は1954年に創出されました。元々アイヌの人々は、子供が産まれた際に、「健やかに育ちますように」とお守りとして木の枝を子供の着物などにつけておりました。その木の枝のお守りをルーツとして、「ニポポ」というお守りを作ろうという原案になったと言われています。 そして「ニポポ」の形やデザインは、樺太・ウィルタ族、またはニブヒ族の木彫り神である「セワポロロ」に似ており、その「セワポロロ」を原型として「ニポポ」は作られました。 そして「ニポポ」が創られてから、狩漁で山や海に向かう際には、「ニポポ」にお祈りをしてから出かけるようになりました。また獲って来たもの食べる前に、先に「ニポポ」の口元に与え、感謝をしていました。 特別な願い事が叶った際には、感謝を込めて「ニポポ」の首にショールなどの装身具で飾りつけを行います。「ニポポ」1954年に創出されてから、お守りだけでなく、街のモニュメントや様々なところに登場し、網走の人々から大切な存在として扱われています。 ニポポと網走刑務所の関係 出典:写真AC なぜ「ニポポ」が網走でよく見られるのでしょうか?実は「ニポポ」は網走刑務所の受刑者の方々が制作を行っています。 「ニポポ」が生まれた当時は網走刑務所の受刑者の仕事が少なく、網走博物館初代館長の考古民俗学研究家である米村喜男衛氏は何か受刑者たちのための仕事はないかと考えていました。 その時地域復興を考えていた、樺太研究家の高山長兵衛氏が「セワポロロ」の存在を知り、米村氏に「ニポポ」制作を提案したのが、「ニポポ」誕生のきっかけとなります。そしてそれからずっと現在に至るまで、「ニポポ」は網走刑務所の受刑者が一体ずつ手作り制作しています。 ニポポの材料 出典:写真AC 「ニポポ」には非常に縁起の良い木が材料として使われています。「ニポポ」の材料は、槐(エンジュ)という木になります。槐(エンジュ)は中国北部を原産とする落葉性の高木です。元々は薬木としており、その後は排気ガスなどにも強いということから、街路樹などにも使われるようになりました。 また、槐(エンジュ)には様々な使われ方があり、「延寿」とも書け、長寿や安産のお守りとしても使われたことがあります。そのことから、魔除け・長寿・安産・幸せの木として扱われるようになりました。槐(エンジュ)は仏壇などにも使われることもあり、お守りとして使われる「ニポポ」には非常に適した材料だと言えます。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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【意味】 風の吹くさまや、その音を表す語・風に吹かれてひるがえる様・足元がふらついている様。また、目的もなくふらふらと行く様・考えや行動が世間離れしていて、掴みどころのない様 【由来】 ー 【類語】 「飄逸」「軽妙な」「飄然とした」「淡白な」「脱俗」「淡々とした」 【対義語】 ー 【英訳】 ー 皆さんは普段、「飄々」という言葉を使ったことがあるでしょうか。「漢字だけ見ると読み方がわからない」という人もいるかもしれませんね。 「ひょうひょう」と読むこの言葉は一見難しそうですが、日常会話では比較的使用する機会も多い言葉でしょう。この記事では、普段から使われている「飄々」の意味や使い方、飄々とした人の特徴などについてご紹介します。 「飄々」の意味・使い方 出典:写真AC 普段よく使う「飄々」という言葉は、人に対して使うことが多いのではないでしょうか。例えば、「あの人は飄々とした人だな」「飄々とした態度をとっている」など、人の性格や個性を説明する際に使う場合があります。 しかし、「飄々」の使い方は人についてだけでなく、「風が飄々と吹く」といった状況を説明する使い方もあるのです。 では「飄々」にはどんな意味があるのか見ていきましょう。 「飄々」には大きく分けて4つの意味があります。 1.風の吹くさまや、その音を表す語 2.風に吹かれてひるがえる様 3.足元がふらついている様。また、目的もなくふらふらと行く様 4.考えや行動が世間離れしていて、掴みどころのない様 1は、風の吹いている状況を説明するときや、その音について説明するときに使われます。 2は、風に吹かれて、葉っぱや花びらなどが舞っている様子を説明するときに使われます。 3は、人の状態を表すときに使う意味で、行動そのものを指しています。 4は、人の性格や個性、態度を説明するときに使います。 では、実際に「飄々」を使うのはどんな場面なのでしょうか。冒頭でもお話しましたが、一般的には、人の個性や態度を表現するのに使うことが多いでしょう。 例えば、周りにあまり掴みどころがなく、何を考えているか分からない人がいますよね。そのような人のことを「飄々とした人」と表現できます。 また、一般的に使うことは少ないかもしれませんが、風が吹いている様子や雪が舞っている様子を「飄々と風が吹いている」「飄々と雪が舞っている」と表現できますよ。 「飄々」の類語 …
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様々な効果・効能をもたらす香料を、粉末状にして布袋に入れたものです。 常温状態で緩やかな香りをもたらしてくれるため、現在でも香りを楽しむ、フレグランステラピーなど様々な活用方法で親しまれています。 小さな袋で香りを楽しむものなので、カバンに入れて持ち運ぶこともできれば、家の中でタンスや衣装ケースに入れて衣類に香りを移して楽しむ、トイレや浴室に置いておく、玄関に置いておくなど幅広い楽しみ方ができます。 日本では匂い袋と呼ばれ、欧米では「サシェ」と呼ばれています。 燃やしたり高熱を必要とせず、常温で香りが広がりますので、誰でもお手軽に楽しむことができるのが、匂い袋の大きな特徴であり魅力でもあります。 匂い袋の歴史 出典:写真AC 古くから世界各地で使われている匂い袋ですが、日本に匂い袋の文化が伝わってきたのは仏教伝来の時期・飛鳥時代だと言われています。 日本に入ってきた当初、宮廷の人間や貴族といった位の高い人物の間で大流行したものであり、お出かけの際の身だしなみや高尚な趣味の一環であり、一般庶民が気軽に親しめるものではありませんでした。 また、神社やお寺での神事、占いの際にも匂い袋が使われます。 江戸時代に入る頃には一般庶民の間でも大流行し、お出かけの際に帯からぶら下げたりとオシャレアイテムとしても使われるようになり、現在でも広く親しまされています。 日本では古くから、主に白檀(ビャクダン)や丁子(チョウジ)と言った植物が匂い袋の原材料として使われてきました。 現在では匂い袋の中に石鹸を削ったものを入れたり、ポプラを入れたり、アロマを染み込ませた布を入れたりと、様々なスタイルが誕生しています。 匂い袋の効果・効能 出典:写真AC 匂い袋の原材料となっている植物によって、効果や効能は異なってきます。 白檀や丁子は虫が好まない香りで虫除け効果が高いです。 柑橘系植物はリフレッシュ効果、ストレス解消効果が期待できます。 ハーブ系植物はリラックス効果や鎮静効果、消臭効果、安眠効果があります。 匂い袋の中身を1種類だけでなく、いくつかの植物を好みの分量で配合することで、上記のような効果を併せて取り入れることができますよ。 色々な組み合わせと分量で、自分のお気に入りを見つける楽しみがあるのも、匂い袋の魅力の1つですね。 匂い袋の作り方 オリジナルの匂い袋を作って楽しむこともできます。匂い袋は簡単に作れますので是非挑戦してみてください。 用意するもの 不要になった端切れなどの布、お好みのハーブ 作り方 ①不織布をお好みの大きさで長方形に切ります。手のひらに収まるサイズでしたら縦10センチ横12センチの長方形を作ると良いです。 ②次に、布を裏返して袋になるように縫い合わせます。そして、お好みのハーブを袋に入れて袋の上部を紐やリボンで結んだら完成です。
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京都府の日本海側に位置する丹後地方には、さまざまな特産品があります。例えば、カニ、カキ、梨、メロン、バラ寿司、ワインなどなど。海産物から果物まで、おいしい食べ物が味わえるほか、丹後ちりめんなど美しい仕上がりの絹織物も、特産品のひとつです。 そんな丹後で、今回は道の駅やスーパーでも手軽に手に入る、お土産に持ち帰りたくなるような特産品をご紹介します。 丹後のお土産・オイルサーディン mikkoさん(@m06ck)がシェアした投稿 – 6月 2, 2017 at 6:08午後 PDT 丹後は海に面した地域であることから、元々海産物が豊富です。その中で近年人気が高まっているのが、いわしを油漬けにしたオイルサーディンです。新鮮なイワシを、良質な植物油に浸してパックすることで、臭みなく、栄養たっぷりのイワシの味わいを楽しむことができます。缶詰なので、日持ちの心配も少ないです。 そのままでも食べられますが、少し温めたり、レモン醤油やショウガ醤油、ドレッシングなどをつけてもおいしいです。お酒のあてに、ご飯のおかずにと好みの食べ方でお召し上がりください。 オイルサーディンはいくつかのメーカーから販売されていますが、竹中缶詰株式会社の製品は贈答用としても人気です。丹後地域の道の駅や、スーパーで手に入り、1缶540円、2缶から箱入りで販売されています。 丹後のお土産・世屋みそ のりこさん(@nonchan.t)がシェアした投稿 – 1月 31, 2016 at 11:38午後 PST 世屋みそは、宮津市北部の山あいにある、世屋地区でつくられる赤味噌です。 1970年から製造が始まった世屋みそは、特産品である丹後産のコシヒカリと国産米、大豆を使用し、添加物を使わずつくられます。赤味噌ですが、やさしい味わいでコクがあるのが特徴です。世屋地区は冬の寒さも厳しい地域のため、みそづくりは1年以上の熟成期間が必要です。自然の中でじっくりつくられる味噌は、昔ながらの味わいが魅力です。寒い時期は味噌のパワーで食卓も温まりそうです。 世屋みそは、丹後地域地場産業振興センター「アミティ丹後」をはじめ、丹後地域のスーパーで手に入ります。1kg505円、5kg2,310円となっており、1㎏を家庭用にするのはもちろん、5㎏入りをシェアするのもおすすめです。 丹後のお土産「汐徳」いわしちくわ ちひろさん(@r.m.chihiro)がシェアした投稿 – 1月 …
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夏の早朝に花を開く朝顔は日本の夏には欠かすことができない夏の風物詩として、古くから広く栽培され時代を超えて日本人に愛され続けている花だと言えるでしょう。 朝に花開いても昼にはしおれてしまう姿から「愛情」、そしてしっかりと蔓を巻きつけながら成長する姿には力強さから「結束」という花言葉が存在します。 朝顔の花と言えば青や紫の涼しげな花弁をイメージする方が少なくないかもしれませんが、朝顔にはピンクや色が入り混じった復色などの様々な品種が存在し、それぞれの色ごとに花言葉が付けられています。夏の朝に彩りを添える朝顔の花言葉を紹介します。 各色の朝顔の花言葉を紹介 出典:写真AC 既に紹介したとおり朝顔の花言葉は「愛情」と「結束」ですが、開いた花の色によって異なる花言葉が付けられています。緑の葉と白い花弁のコントラストが目が覚めるように美しく、純粋無垢を連想させる白の朝顔には「溢れる喜び」と「固い結束」の花言葉が添えられます。 日本に渡来した当時の朝顔は青い花弁であったと伝えられ、日本人にとって最も馴染みのある朝顔である青の朝顔は、憂いを連想させる深い青の花弁から「短い愛」と「儚い恋」の花言葉が添えられています。 高貴さを感じさせる紫の花弁の朝顔には「冷静」と「平静」などの花言葉が添えられています。夏の朝に花開く紫の凛とした様子がこの花言葉を連想させたのでしょう。 朝顔の花名の由来と花言葉の由来とは? 出典:写真AC 早朝に花を咲かせても昼頃にはしぼんでしまう朝顔の様子を朝の美人の顔に例え「朝の容花(かおばな)」と呼ばれていたものが訛って朝顔と呼ばれるようになったのではないかと考えられています。 要するに、一際美しい様子を表す古語です。 短時間しか花を咲かすことができないことから儚さを連想させる花言葉が添えられる朝顔ですが、しっかりと蔓を巻きつけながら成長する様子から力強さや団結力を感させる花言葉も添えられています。 西洋朝顔にも愛着、結び付き、堅い約束、絆などの花言葉が添えられる一方で猛毒を持つ朝鮮朝顔には偽りの魅力や変装、夢の中、あなたを酔わせる、人を騙す可愛さなどの花言葉が添えられているのは興味深いと言えるでしょう。 カスミソウの花言葉は?|色別や誕生花、プレゼントにぴったりな理由 【青くて華やかなジャカランダ】ジャカランダの特徴や産地のフェスを紹介 【花言葉が花の色によって変化する】紫陽花の花言葉と花の色が変化する理由 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう