京都府の日本海側に位置する丹後地方には、さまざまな特産品があります。例えば、カニ、カキ、梨、メロン、バラ寿司、ワインなどなど。海産物から果物まで、おいしい食べ物が味わえるほか、丹後ちりめんなど美しい仕上がりの絹織物も、特産品のひとつです。
そんな丹後で、今回は道の駅やスーパーでも手軽に手に入る、お土産に持ち帰りたくなるような特産品をご紹介します。
丹後のお土産・オイルサーディン
丹後は海に面した地域であることから、元々海産物が豊富です。その中で近年人気が高まっているのが、いわしを油漬けにしたオイルサーディンです。新鮮なイワシを、良質な植物油に浸してパックすることで、臭みなく、栄養たっぷりのイワシの味わいを楽しむことができます。缶詰なので、日持ちの心配も少ないです。
そのままでも食べられますが、少し温めたり、レモン醤油やショウガ醤油、ドレッシングなどをつけてもおいしいです。お酒のあてに、ご飯のおかずにと好みの食べ方でお召し上がりください。
オイルサーディンはいくつかのメーカーから販売されていますが、竹中缶詰株式会社の製品は贈答用としても人気です。丹後地域の道の駅や、スーパーで手に入り、１缶540円、2缶から箱入りで販売されています。
丹後のお土産・世屋みそ
世屋みそは、宮津市北部の山あいにある、世屋地区でつくられる赤味噌です。
1970年から製造が始まった世屋みそは、特産品である丹後産のコシヒカリと国産米、大豆を使用し、添加物を使わずつくられます。赤味噌ですが、やさしい味わいでコクがあるのが特徴です。世屋地区は冬の寒さも厳しい地域のため、みそづくりは1年以上の熟成期間が必要です。自然の中でじっくりつくられる味噌は、昔ながらの味わいが魅力です。寒い時期は味噌のパワーで食卓も温まりそうです。
世屋みそは、丹後地域地場産業振興センター「アミティ丹後」をはじめ、丹後地域のスーパーで手に入ります。1kg505円、5kg2,310円となっており、1㎏を家庭用にするのはもちろん、5㎏入りをシェアするのもおすすめです。
丹後のお土産「汐徳」いわしちくわ
ご自宅用のお土産におすすめなのが、「有限会社汐徳」が製造しているいわしちくわです。昭和8年に創業し、80年以上の歴史がある地元では有名なメーカーです。
汐徳のいわしちくわは、通常のちくわに比べ大きく、いわしを使うことで少し黒っぽいのが特徴です。あぶって食べると、外側はカリッ、中はふんわりとして、お酒のおつまみにもなりますし、煮物などに入れれば出汁がわりにもなります。中にポテトサラダを詰めたり、マヨネーズで炒めて食べるのもおすすめです。
汐徳のいわしちくわは、作り置きをせず製造してその日のうちに出荷する、というのを徹底しています。栄養満点のいわしちくわは、丹後でしか手に入らないおいしさともいわれ、ひそかに人気のお土産となっています。主に、丹後地域にあるスーパーにしがきで販売されているので、探してみてください。
丹後のお土産・琴引きの塩
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道の駅などで人気の特産品が、琴引きの塩です。琴引浜は鳴き砂で有名ですが、透明度が高く、不純物が少ない海水でも知られています。琴引きの塩は、琴引浜のすぐそばの海水を原料に、昔ながらの自然製造法によって、丹念に炊き上げられた塩です。
お漬物や焼魚など、料理全般に使い勝手のよい塩として人気があります。
ほかにも磯の香りが特徴的な藻塩、おにぎりやつけ塩として使いたいブレンド塩（抹茶、山椒、梅しそ、柚子など）のほか塩飴、塩サイダーなどさまざまな製品がつくられていて、ちょっとしたお土産にも最適です。
丹後のお土産・がちゃまん
丹後銘菓のひとつ、がちゃまんはお土産としても人気スイーツです。お餅が加わって、もちもちとした皮の中に、しっとりしたつぶあんが包まれた一品です。
がちゃまんという名前の由来は、丹後地方の特産品、丹後ちりめんから来ています。丹後では、ちりめんの機織りの「がちゃんがちゃん」という音が聞こえるたびに、街の賑わいも増したといわれています。がちゃんという音が縁起のいい音とたとえられ、いつしか地元の人々は「がちゃまん」と呼ぶようになりました。
がちゃまんは、京丹後市網野町にある、「御菓子司あん」で製造されています。店舗では、がちゃまんのほか、地酒ケーキやきんつば、スイートポテトなども販売されています。駐車場もあるので、ドライブがてら訪れるのもおすすめです。
がちゃまん自体は、丹後地域のスーパー・ショッピングセンターや、道の駅などでも販売されています。試食ができる場合もあるので、ぜひもちもちした食感を楽しんでみてください。
丹後の道の駅やスーパーで買える特産品お土産・あちこち探索してみよう
お土産や特産品というと、地域の道の駅やお店を探すイメージがありますが、丹後では地元のスーパーでもたくさん見つけることができます。
その地域で親しまれている特産品を持ち帰り、自宅で楽しむというのも旅の楽しみのひとつになりそうですよね。
今回ご紹介した品物は5つですが、地元にはまだまだおいしいものがたくさんあります。丹後に行かれる際はぜひ、宝探しのような気持ちでいろんなところを巡ってみてください。
