色ごとに変化する朝顔の花言葉とは?
夏の早朝に花を開く朝顔は日本の夏には欠かすことができない夏の風物詩として、古くから広く栽培され時代を超えて日本人に愛され続けている花だと言えるでしょう。
朝に花開いても昼にはしおれてしまう姿から「愛情」、そしてしっかりと蔓を巻きつけながら成長する姿には力強さから「結束」という花言葉が存在します。
朝顔の花と言えば青や紫の涼しげな花弁をイメージする方が少なくないかもしれませんが、朝顔にはピンクや色が入り混じった復色などの様々な品種が存在し、それぞれの色ごとに花言葉が付けられています。夏の朝に彩りを添える朝顔の花言葉を紹介します。
各色の朝顔の花言葉を紹介
出典:写真AC
既に紹介したとおり朝顔の花言葉は「愛情」と「結束」ですが、開いた花の色によって異なる花言葉が付けられています。緑の葉と白い花弁のコントラストが目が覚めるように美しく、純粋無垢を連想させる白の朝顔には「溢れる喜び」と「固い結束」の花言葉が添えられます。
日本に渡来した当時の朝顔は青い花弁であったと伝えられ、日本人にとって最も馴染みのある朝顔である青の朝顔は、憂いを連想させる深い青の花弁から「短い愛」と「儚い恋」の花言葉が添えられています。
高貴さを感じさせる紫の花弁の朝顔には「冷静」と「平静」などの花言葉が添えられています。夏の朝に花開く紫の凛とした様子がこの花言葉を連想させたのでしょう。
朝顔の花名の由来と花言葉の由来とは?
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早朝に花を咲かせても昼頃にはしぼんでしまう朝顔の様子を朝の美人の顔に例え「朝の容花(かおばな)」と呼ばれていたものが訛って朝顔と呼ばれるようになったのではないかと考えられています。
要するに、一際美しい様子を表す古語です。 短時間しか花を咲かすことができないことから儚さを連想させる花言葉が添えられる朝顔ですが、しっかりと蔓を巻きつけながら成長する様子から力強さや団結力を感させる花言葉も添えられています。
西洋朝顔にも愛着、結び付き、堅い約束、絆などの花言葉が添えられる一方で猛毒を持つ朝鮮朝顔には偽りの魅力や変装、夢の中、あなたを酔わせる、人を騙す可愛さなどの花言葉が添えられているのは興味深いと言えるでしょう。
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