【美しい所作には間が大事】所作と仕草の違いやNGな所作を紹介

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NGな所作①

動作が大きい


出典:写真AC

欧米人のような全身を使ったコニュミケーションも悪くはないですが、決して気品を感じることはないといえます。日本人の美意識の中では大きな動作は美しい所作の対極にあるものだといえるでしょう。

美しい所作のポイントはコンパクトにゆっくりと動くことだと言えます。大きな動作を用いる人は仰々しく、騒々しいイメージを他人に与えてしまいます。

例えば欧米社会のエチケットやマナー文化の集大成を体現するイギリス王室の映像を見ても、意外と動作が大きくないと感じませんか?気品ある美しい所作には大きな動作は禁物だといえます。

NGな所作②

間を生まない

美しい所作を実行するためには、動きにメリハリをつけることが重要です。無意識に一連の行動として動くのではなく、一つ一つの動きをゆっくり丁寧に区切りを付けながら動くことで独特の間(ま)が発生します。

躍動感のある大きな動きでは、ゆっくり丁寧に動きに区切りをつけることが難しくなりますが、必要最小限の無駄のない動きであれば、余裕を持った間を生みだすことができます。この間は美しい所作の大きな要素として作用し、そこに気品が生まれるといえます。

日本独特の文化である間は上手に操ることで、得も言われぬ雰囲気を演出することができます。無駄のない美しい所作を身に付けて、間を操れるのが日本人の特徴だといえるでしょう。

所作の魅力


出典:写真AC

本来は周囲へのエチケットや自分の美意識に基づいた立ち振る舞いが、美しい所作に繋がるものですが、美しい所作を身に付けることは結果的に周囲から好意的にみられることに繋がります。

しかし美しい所作は、本来自分の美意識の高さから発生するものですから、他人からの評価を期待して身に付けるものでは無いといえます。 慣れるまでは正しい姿勢を保つことや美しく歩くことは大変に感じるかも知れませんが、一度身に付けた美しい所作は一生の宝物になるでしょう。

自分の振る舞いを客観視する美意識を持つことで、美しい所作が身に付きますから是非挑戦してみて下さい。結果的に周りから高い教養をもつ人間という評価を受けることがあれば嬉しいですね。

こちらの本では美しい基本の所作から細かい部分まで収録してあります。

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