美しい所作①
背筋を伸ばした姿勢
出典:写真AC
姿勢が悪いと立ち姿がだらしなくなってしまいます。美しい所作の基本は背筋を伸ばした正しい姿勢を保つことだといえます。肩甲骨が開いてしまわないように意識して閉めれば胸を張った姿勢になります。頭頂部を上から引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばせば顎が引かれて正しい姿勢を保つことができます。
慣れるまでは気が付くと背筋が曲がり肩や顎が前に出てしまうかも知れません。正しい姿勢を保つ筋肉の動きが身に付くまでは、意識的に背筋を伸ばすようにしましょう。正しい姿勢の癖を付ければ凛とした立ち姿を手に入れることができ、美しい所作で行動することができます。
美しい所作②
歩き方
出典:写真AC
美しい歩き方も意識すれば身に付けることも難しくありません。正しい立ち姿からスッと前に踏み出して下さい。背筋の伸ばし方や顎が前に出てしまわないように注意しましょう。
足さばきのポイントはつま先を真っすぐ前に向けること、視線は約10メートル先を見るような意識で歩きます。 踵で着地してつま先で蹴るという、誰もが行っている歩行のメカニズムを意識して歩くと歩き方が変わります。
美しい所作を身に付けるためには高い美意識が必要だということですね。ランウェイを歩くモデルのように颯爽と歩けるようになると、美しい所作が身に付いてきたといえるでしょう。
美しい所作③
座り方
出典:写真AC
美しく座るというのは意外と難しいものです。イスに腰掛ける動きは次の3つの動きで構成されていると考えてください。 ①イスの近くに立つ ②膝の裏をイスの座面に付ける ③静かに真っすぐ腰を下ろす この一連の動作を1つ1つで区切って腰掛けることで美しい所作を体現できます。
イスに腰かけた後は肩の力を抜き背筋を伸ばします。上半身は立っているのと変わらない状態で腰掛けます。背もたれにもたれてしまうと姿勢が崩れるので、背を伸ばして座る姿勢を維持します。
立ち上がる際には手を膝の上に置き、勢いを付けずに静かに立ち上がります。イスに深く腰帰ると立ち上がりにくくなりますので注意しましょう。
次のページでは、やってはいけない所作についてご紹介します。