【選挙でも大活躍】なぜ高崎だるまで縁起を担ぐのか|その歴史と由来は?

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お正月に神社で縁起物として買われたり、選挙の当選中継の際に見かけたり日本の人々の暮らしに深く浸透しているだるま。

このようにだるまは日本の人々に親しまれています。そんな中でも最も有名なだるまの一つが高崎だるまです。

今回はそんな高崎だるまの歴史や由来、特徴、選挙で活躍していること、縁起を担ぐ理由など高崎だるまについていくつかご紹介をしていきたいと思います。

高崎だるまの歴史と由来


出典:高崎達磨製造協同組合

それでは一つ目に高崎だるまの歴史や由来についてご紹介していきましょう。

そもそもだるまとは、中国に禅宗を伝えた徳の高いインドの僧であった達磨大師が長い間座禅をしつづけていた結果両手両足が腐敗して無くなったという伝説を模ったものです。また、だるまといえば赤い色が多いですが、それは達磨大師がよく着ていた衣が赤色だったこと、そして赤には魔よけの力があるとされていることからきています。

それから高崎だるまの歴史についてですが、二百年以上昔の江戸時代に山縣友五郎によって作られたのをきっかけに高崎でだるまが作られるようになりました。当初はだるまに塗る塗料がなかなか手に入らなかったためあまり生産されていませんでしたが、日本の開国に伴い1859年に外国から塗料を輸入することができるようになったため次第に生産が活発になっていきました。

高崎だるまの特徴


出典:高崎市

高崎だるまの特徴は2つあります。一つ目の特徴は高崎だるまの顔にあります。高崎だるまのお顔には、「鶴は千年、亀は万年」と言われ縁起がよいとされている二つの動物、鶴と亀をモチーフに描かれています。

眉毛は鶴、鼻から口ひげまでは亀を表しています。

また2つ目の特徴はいくら転がしてもすぐに起き上がることから不屈の精神力を表していることが挙げられます。

選挙で活躍する高崎だるま

そして高崎だるまはお顔に縁起の良い鶴と亀のモチーフが描かれていることから選挙の当選祈願としても非常に人気が高く総選挙時には全国の候補者から注文が殺到します。そのためテレビで総選挙の中継などの際に見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?

ちなみに選挙の当選祈願として使われるだるまは総選挙に立候補する際に右目を書き、総選挙に当選した際に左目を書くことが多いようです。

なぜだるまで演技を担ぐのか


出典:高崎市

だるまは願い事が叶うと目入れを行うなど選挙はもちろん願い事を叶える縁起物として今日まで重宝されてきただるまですが、そもそもだるまで縁起を担ぐ理由は何だったのでしょうか?

だるまが縁起物として担がれるようになったのは江戸時代にまで遡ります。江戸時代は天然痘という流行り病が流行っていて多くの死者が後を絶ちませんでした。

また当時天然痘が解明されていなかったため天然痘にかかるのは天然痘神のせいであると信じられ、天然痘神は赤い色を嫌うと考えられていたため、赤い色をしているだるまは天然痘を退ける力があると大変人気があったようです。

もちろん天然痘が流行る以前から縁起の良いものだと考えられていましたが、天然痘から身を守ってくれる魔除けとしてさらに縁起の良いものとして人々から重宝されていたのです。

なぜ後から目を入れるのか

そして天然痘にかかると視力を失うことが多かったため、美しい目をしているだるまは飛ぶように売れ、反対に雑な目をしているだるまは売れ残るなど目の良し悪しが売れ行きを左右するようになります。

そのため目の書かれていないだるまを売るようになり、購入した人に目を書いてもらうようになりました。

いつしかその目を書く目入れが願い事を願い片目だけ目を入れ、願い事が成就したら片方の目を入れるという一種の願掛けとして浸透していったのです。

意外と知らないだるまの歴史と始まり。年始の風物詩だるま市とは?

カラフルな高崎だるま


出典:吉田だるま

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