なぜだるまで縁起を担ぐのか
高崎だるま含むだるまは願い事が叶うと目入れを行うなど選挙はもちろん願い事を叶える縁起物として今日まで重宝されてきただるまですが、そもそもだるまで縁起を担ぐ理由は何だったのでしょうか?
だるまが縁起物として担がれるようになったのは江戸時代にまで遡ります。江戸時代は天然痘という流行り病が流行っていて多くの死者が後を絶ちませんでした。
また当時天然痘が解明されていなかったため天然痘にかかるのは天然痘神のせいであると信じられ、天然痘神は赤い色を嫌うと考えられていたため、赤い色をしているだるまは天然痘を退ける力があると大変人気があったようです。
もちろん天然痘が流行る以前から縁起の良いものだと考えられていましたが、天然痘から身を守ってくれる魔除けとしてさらに縁起の良いものとして人々から重宝されていたのです。
なぜ後から目を入れるのか
出典:写真AC
そして天然痘にかかると視力を失うことが多かったため、美しい目をしているだるまは飛ぶように売れ、反対に雑な目をしているだるまは売れ残るなど目の良し悪しが売れ行きを左右するようになります。
そのため目の書かれていないだるまを売るようになり、購入した人に目を書いてもらうようになりました。
いつしかその目を書く目入れが願い事を願い片目だけ目を入れ、願い事が成就したら片方の目を入れるという一種の願掛けとして浸透していったのです。
カラフルな高崎だるま
高崎だるまといえば赤い色をしているだるまを思い浮かべる人も多いと思いますが、実は高崎だるまには赤のほかに黒・白・青・緑・金・銀などの色があり、色に応じてそれぞれ違うご利益があります。
例えば青の高崎だるまには心を落ち着かせ冷静にし、集中力をもたらしてくれるご利益があります。そのため受験生の方におすすめの縁起の良いだるまです。