彫金師になるには?気になる年収や勤務体系、人による向き不向き

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彫金師に向いている人・向いていない人

非常に繊細な作業が要求されるのと、小さなアイテムを作ることもあるので、「細かい手作業が得意な人」は向いています。また装飾には流行りがあるので「流行がキャッチできる人」も向いています。

「我慢が得意な人」も向いています。彫金師で一人前になるには長い年月が必要なため、我慢が付きもの。逆に彫金師に向いていない人は、「集中力が続かない人」「忍耐力がない人」でしょう。

いくつもの細い工程を続けるのに、集中力は必要不可欠です。忍耐力もないと作業に集中できないですし、一人前になるための年月も乗り越えられないですからね。

彫金師の将来性


出典:Pixabay

彫金師に限らずですが、貴金属業界は不況に陥っています。原材料の高騰が続いているからです。貴金属はそもそも高級品なので、仕方がありません。

しかし「彫金師の需要が減っているか?」と言うとそうとは限りません。アクセサリー作りは趣味としての需要が高まっているので、そこに携わる教室やネット販売はシェアを広げています。活躍の場をシフトすれば、将来性はあると言えそうです。

彫金師になるには


出典:Pixabay

彫金師になるのに資格は必要ありません。実力主義のような側面も強いので、学歴も関係ないことが多いです。しかし独学で学ぶのは難しいため、教室や専門学校に通ったり、美大に通ってスキルを伸ばすのが一般的です。その後メーカーに就職したり、アーティストの元で弟子入りしたりするとよいでしょう。

彫金師になる魅力

彫金師は、アート性の強い仕事なので、おしゃれやものづくりが好きな人には、いつの時代も人気があります。自分の作ったアクセサリーがヒットしたり、誰かが身につけてくれる喜びは、苦労も吹き飛ぶ充実感があるのです。一人前になるのは難しいですが、そのような喜びが感じられれば、きっと乗り越えられることでしょう。

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