七宝焼き(しっぽうやき)とは?|歴史/特徴/作り方/体験スポット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

芸術品だけではなくブローチやイヤリングなどでも、その美しさからいつの時代でも人気の高い焼き物に、「七宝焼き」というものがあります。 日本の伝統工芸技法である「七宝焼き」は「しっぽうやき」と読まれ、英語でenamelと呼ばれています。

この「七宝焼き」は、金属の素地に色の焼き付けを行うことで生成されています。 「七宝焼き」の名前の由来には2つの説が存在します。1つ目は、材料に宝石が用いられているからという説です。

2つ目は法華経の中にある七宝(金・銀・真珠・メノウ・ルリ・シャコ・マイエ)のような美しさがあるという意味で名付けられた説です。 ちなみに調理器具などで良く耳にする「琺瑯(ほうろう)」も、鉄に釉薬を施した「七宝焼き」となります。

古代エジプトで生まれた!七宝焼きの歴史


出典:pixabay

「七宝焼き」の歴史を紐解くと、その技法の起源は紀元前のエジプトまでさかのぼります。 古代エジプトで生まれた「七宝焼き」の技法は、他の文化と同様にシルクロードを渡り中国に伝来してきました。

そして、中国を経て飛鳥時代頃の日本に「七宝焼き」の技法が伝えられたと言われています。

明治時代になると「七宝焼き」の人気に押される形でその技術も飛躍的に発展します。 特に京都の並河靖之、東京の濤川惣助、尾張の七宝家らの「七宝焼き」には人気が集まり、欧米に輸出されると、非常に高い値段で取り引きされていました。

現在ではそうした世界に誇れる「七宝焼き」の技術は、残念ながら失われつつあります。

七宝焼きの特徴とは?

ブローチやイヤリングなどのアクセサリーから壺、そして調理用の鍋まで、「七宝焼き」は実に多くの表情を持ち合わせています。また、用途だけではなく色合いの多さも「七宝焼き」の特徴です。

そして、「七宝焼き」の宝石のような美しい輝きは、長い時間が過ぎても失われることがありません。ツタンカーメンのラピスラズリや栃木県日光市にある日光東照宮の飾りにも「七宝焼き」の姿を目にすることができます。

カラフルでお洒落な七宝焼きのへら彫金アクセサリー制作体験

【体験レポート】美しい光沢を放つ伝統工芸七宝焼きを体験

  • このエントリーをはてなブックマークに追加