彫金師になるには?気になる年収や勤務体系、人による向き不向き

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彫金師とは、金属加工の中でも装飾に特化して従事する職人を指す言葉です。最近は仕事の幅が広がり、アクセサリーからインテリアまでさまざまな装飾金属を作るようになっています。そんな彫金師の職業事情を解説します。

彫金師とは


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彫金師とは、ジュエリーやアクセサリーを作る職人のことです。広義の彫金師は、建物や家具などにつける装飾品の制作も行います。

彫金師の仕事


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彫金師の仕事は、鏨(たがね)という道具を使って、金属を削って、ジュエリーやアクセサリー、その他の装飾品を仕上げます。作品を作る大まかな流れは、糸鋸(いとのこ)、木槌(きづち)、金槌、プライヤーなどを使って「バーナーで素材を溶かして(ロウ付け)」「ヤスリがけして」「研磨する」となっています。

この他にも、「透かし」「彫り」「打ち出し」「象眼」「石留め」など、非常に多くの細かい工程を含んでいます。

彫金師の年収/勤務体系/福利厚生


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彫金師に弟子入りする場合は、アルバイトで見習いからスタートするのが一般的です。その場合は時給制で、1000円から1500円ぐらいが相場となっています。見習い期間は稼げるわけではないので、月収は10万円程度です。もちろん、独り立ちできればこの限りではありません。

ただしこれは、「伝統文化の彫金師」を目指す場合です。近年では、メーカーに正社員として就職する彫金師も増えています。その場合は、月給制となっていて、月収20万円~がスタートのようです。腕前により昇給も可能なので、50万円くらいになる彫金師もいます。

メーカーに就職した場合の就業スタイルについてですが、基本は1日8時間労働で、土日祝日が休みです。この辺りは、一般の企業の社員と変わらないでしょう。しかし、芸術を極める仕事である以上、アイデアが出てこなかったり、何度もやり直ししたりという概要は付きものなため、休日出勤を余儀なくされることも多いです。

彫金師のメリット・デメリット


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彫金師になるメリットとしてまず挙げられるのは、「好きな作業に没頭できる」ことです。彫金師は「なんとなくその仕事に行き着いてしまった」人ではなく、「その仕事に就きたくて就いている」人ばかりです。好きな仕事に没頭できるのは、幸せな毎日だと言えるでしょう。

また、「独立して稼げる」というメリットもあります。腕が立つ彫金師なら、フリーランス(アーティスト)になって稼ぐことも可能です。「彫金教室で独立できる」のもメリットの一つで、会社のしがらみや人間関係に束縛されない稼ぎ方が目指せます。

逆にデメリットとして言えるのは、「一人前になるまで時間がかかる」ということ。短く見積もっても10年と言われていますから、アーティストになったり、教室を開いたりするのは一筋縄ではいきません。

また、「給料が安い」のもデメリットです。見習いからスタートした場合は、アルバイトの月給になってしまいますし、メーカーに就職したとしても、決して高い給料ではありません。昇給は見込めるものの、一気に大幅にアップすることはないでしょう。

そして、「休みが少ない」のもデメリットの一つ。土日祝日の休みや1日8時間という規則はあるものの、休日出勤も当たり前な業界なので、いつも週末が休みになるとは言い切れません。

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