七福神と聞くと、おめでたいイメージがあったり、宝船に乗っている神様を思い浮かべる人も多いと思います。その信仰は「七難を消滅すれば七福が生ずる」という仏教経典の教えによって始まったそうです。
そんな七福神と関連のある神社仏閣をめぐる「七福神めぐり」はお正月に行うと福を呼び込むことができるとされており、全国各地でめぐることができます。東京でできるものから日本最古のものまで、七福神めぐりのご利益ややり方について解説します。
七福神って?
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幸福と財産の神様として、昔から信仰されている七柱の神様のことを七福神と呼びます。金運や幸福を授けてくれる七福神を信仰する習慣は、室町時代からはじまったと言われています。
その七福神と関連のある寺院をめぐる「七福神めぐり」は、江戸時代になってから広まりました。正月飾りを飾っている期間に七福神めぐりをすると、福を授かると伝えられています。
七福神の神様を紹介
七福神ってよく言うけど、どんな神様がいるかまでは詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。そこでまず、どんな七福神がいるかを一人ひとり紹介します。
【恵美寿】
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片手に釣竿、片手に大きな鯛を持った姿で知られているのが恵比寿です。恰幅がよい笑顔の老人、というイメージが強いのではないでしょうか。
恵比寿の起源は、日本神話に登場するイザナギとイザナミの間に生まれた一番最初の子であるヒルコが、流れ着いた先で祀られたものという説があります。商売繁盛、五穀豊穣など、商業や農業、漁業にご利益があると言われています。
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