鵜戸神宮の運玉
photo by satoshi sawada
鵜戸神宮の本殿に向かう参道脇には、運玉と呼ばれる素焼きの陶器を投げて自分の運を確かめる運試しスポットが存在します。
参道脇の広場から見下ろした場所には、豊玉姫命を海宮から運んだ亀が姿を変えたと伝えられる亀石と呼ばれる霊石があり、その背中に穿たれた約60cm四方の穴に向け運玉を投げ込むことで運試しを行います。
鵜戸神宮名物といわれる運玉投げは、男性 左手、女性 右手で運玉を投げ込みますかなりのコントロールを要する運試しだと言えますが、上手く運玉を投げ込むことができれば願いが適うといわれていて多くの参拝者が運玉投げに挑戦しています。
運玉は本殿脇を5個100円で販売されています。鵜戸神宮に参拝した際には是非挑戦してみたい運試しです。
鵜戸神宮のお守り
photo by Ray Swi-hymn
鵜戸神宮で授けられるお守りには、海上安全が2種類、商売繁盛、事業繁栄と商売繁盛、家内安全、大麻の6種類のお神札と子供健康守、足腰健康守の健康お守り、ランドセルを模したランドセル守、学業成就守の学業お守り、縁日絵馬、シャン絵馬、香福守、福徳円満守、亀の背に乗った豊玉姫命を模した姫鈴、運試しに用いる運玉を模した運玉土鈴などのお守りがあります。
鵜戸神宮の御利益にある縁結びと安産のお守りも授けられますが、一般的なお守りと共に鵜戸神宮のみで授けられるのが「お乳飴」と呼ばれる飴です。鵜戸神宮の主祭神は豊玉姫命が子供のために、両乳房を残してできたいわれるお乳岩から伝わり落ちる水で、お乳飴を作り母乳代わりにして成長したと伝えられています。
この伝説のお乳飴を安産、育児のお守りとして鵜戸神宮では授けています。お乳飴は鵜戸神宮でしか授かることができないお守りですから、鵜戸神宮参拝の際には是非とも授かりたいお守りだと言えるでしょう。
鵜戸神宮の魅力
photo by Ray Swi-hymn
自然の力で開いた岩窟はそれだけでも神秘的で魅力的な存在だと言えます。日向灘に面した鵜戸崎岬の断崖中腹に存在する岩窟は人間の力を超えた神の力が影響して存在すると太古の人々は感じたのでしょう。
この岩窟で生を受けた子供が、やがて日本の歴史を紡いでいく天皇家の祖先となるという伝説は、非常にロマンがある話だと感じます。
伝説の真偽はともかく、素晴らしいロケーションの中で神事を行っている鵜戸神宮は、優れた観光スポットであることは間違いありません。九州旅行の際には宮崎県の鵜戸神宮に足を運んでみては如何でしょうか。
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