おすすめの泡盛7種と美味しい飲み方を紹介|初心者も楽しめる沖縄の酒

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泡盛(あわもり)は沖縄では方言で「サキ」と呼ばれ、酒と言えば泡盛というほど古くから地元の人々に親しまれてきた焼酎などと同じ蒸留酒です。

原材料に米を使用している所は日本酒などと同じですが、泡盛の最大の特徴とされているのは黒麹菌(アワモリコウジカビ)を使用している所といえます。酒造りに黒麹菌を使用しているのは世界的に見ても珍しく、泡盛がもつ独特な香りやキレを演出している最大の要因となっています。

ちなみに、泡盛の瓶などに「琉球泡盛」のラベルが付いていれば沖縄県で所蔵された泡盛ということを意味しています。 また、黒麹菌の発酵を効率よく促すため、明治時代ごろから泡盛の原料となっている米は粘り気のある国産米ではなく、さらさらとした硬い性質をもったタイ米が使われています。

タイ米を使うことにより、黒麹菌による糖化が効率よく行われることや、他の米に比べてアルコールの収穫量が多いなどのメリットがあります。こうして作られた米麹をもろみにし2週間程度発酵させ単式蒸留機で蒸留させたものが泡盛となります。

泡盛の中でも3年以上貯蔵されたものは「古酒(クース)」と呼ばれます。泡盛を寝かせることで味わいを増す古酒は、酒の香りが甘くなり香りも芳醇に仕上がるため特に人気があります。これも泡盛の大きな魅力といえるでしょう。

泡盛という名称で親しまれ始めたのは1671年に徳川家綱に献上した目録に「泡盛酒」と記されたのが最初とされています。

泡盛という名称の由来には泡盛の原料に米と粟が使われていたことから「粟盛り」が変わって「泡盛」になった説、古代インド語の酒を表す言葉「アワムリ」が伝わった説、徳川幕府へ酒を献上した際に、薩摩藩が九州の焼酎と区別するため名付けた説、「良い酒は細かい泡が盛り上がる」から泡盛となった説などがあります。

泡盛には多くの銘柄があり、選ぶ時に迷ってしまうほどです。そこで、今回はおすすめの泡盛を何点か紹介いたしますので、是非泡盛を選ぶ時の参考にして頂き独特の香りとキレを楽しんでください。

おすすめの泡盛①

久米仙

まずおすすめしたい泡盛は1949年に創業された久米島町にある酒造店「久米島の久米仙」が製造しているその名も「久米島の久米仙」です。屋号をそのまま名前にするほどの自信のある泡盛は、甘みが少なめなので爽やかな味わいを楽しむことができます。

古酒としても取り扱いがある「久米島の久米仙」ですが、まずは新酒でそのすっきりした飲みごこちを味わうのがおすすめです。

ロックや水割りでそのままの味わいを楽しむのも良いですし、ソーダ水などで割っても爽やかさが増しておすすめですよ。

おすすめの泡盛②

八重泉グリーンボトル

石垣市字石垣に所在する八重泉酒造が樽貯蔵で製造している「八重泉グリーンボトル」は、石垣島を代表する泡盛です。

石垣島で泡盛を楽しむならまずこの「八重泉グリーンボトル」をおすすめします。 八重泉樽酒が作る泡盛は、樽貯蔵ならではのブランデーのような香りが特長です。その味わいは上品な柔らかい甘みと奥深いコクが楽しめます。

地元では「八重泉グリーン」などの名称で長年愛飲されています。100ミリリットル瓶が販売されていますので、まずは少量で試して口に合うようであればリピートすることをおすすめします。

おすすめの泡盛③

白百合


次におすすめしたいのが、1951年創業の池原酒造が製造している泡盛「白百合」です。

石垣市字大川に所在する池原酒店は、製造している泡盛の銘柄が2点のみという小さな酒造です。しかしながら、添加物なしの天然醸造ということからも分かるように酒づくりには相当のこだわりがあり、洗米から蒸留までについても全手作業で製造されていているから驚きです。

「白百合」は泡盛の中でも特にクセがある味わいが特長です。その特徴的な味わいを作り出しているのが麹造りにあります。非常にクセのある「白百合」でしか味わえないその独特の味わいは多くのファンを虜にしています。

おすすめの泡盛④

琉球王朝


宮古島市城辺字砂川に所在している古酒ブランドを扱う酒造店「多良川」でもっとも人気がある泡盛が「琉球王朝」です。「琉球王朝」は熟成された5年ものの古酒を蔵元独自の配合で作られた本格派の泡盛です。昔ながらのかめで寝かせた「古酒」の味わいは口当たりをまろやかにし香と味のバランスがとれたおすすめの泡盛となっています。

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