これで安心!正しい小麦粉の保存方法
出典:写真AC
薄力粉、中力粉、強力粉を問わず小麦粉は全般的にニオイや湿気を吸収しやすい特徴を持っています。
ニオイの強いものの近くで保存するとそのニオイが移ってしまいますし、湿度の高い場所で保存すれば湿気を吸って固まり、カビが発生する原因となってしまいます。
保存には冷暗所が適していますが、小麦粉は湿気に敏感なため冷蔵庫の中に保存すると出し入れの際の温度差で結露を招き固まりやカビの原因となる可能性が高まります。
それ以外にも冷蔵庫内は生ものが保存されるためにそれらのニオイが移ってしまうことも考えられるので、小麦粉の保管場所として冷蔵庫は適さないと言えるでしょう。
また、小麦粉は長期保存すると虫が発生することがあります。外から侵入してくることもあるので、しっかりと密閉された容器に入れて保存することが大切ですし穀物を好む虫は非常に多く存在するため開封後はできるだけ早く使い切るのが一番でしょう。
タンパク質の含有量によって変わる小麦粉
薄力粉、中力粉、強力粉の主な特徴について紹介しました。簡単に言ってしまうと、タンパク質の合有量によって同じ小麦粉のなかで3つに分類されています。
強力粉の方が粘りが強く、薄力粉は軽い出来上がりが期待できます。中力粉はその中間に位置しており、3種類すべてを常備していなくても使い勝手がいいのではないでしょうか。
お菓子を作るのに向いているのは薄力粉で、パンやピザなどを作るときは強力粉、うどんやそばを打つのには中力粉が向いている小麦粉ですので、それぞれ代用はできますが使用用途に合わせて使い分けると良いのではないでしょうか。