甘酒の一日の適量
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甘酒は満腹感が得られやすく、ダイエットにも活用できる飲み物です。 ただし、甘酒にはブドウ糖をはじめとして多くの糖分がふくまれています。特に、酒粕甘酒には、甘味のために砂糖が加えられているものもあります。 決して、カロリー自体が低い飲み物ではないので気をつけてください。
適量としては、1日にコップやおちょこ1杯程度が目安となります。それを週に2、3度飲んでいれば、十分に健康や美容の効果を得ることができます。 もちろん個人差もあるので、中には毎日飲んだ方がより効果的だという人もいます。基本的には無理をせず、自分の体とよく相談して、程よい量をコントロールしていくことが大切です。
甘酒飲むタイミング
甘酒は、エネルギー補給に最適な飲み物です。 忙しい現代人にとって、何かと時間が取りにくい朝。ついつい食事も抜いてしまいがちですが、そんなタイミングで代謝のよい甘酒ならスムーズにエネルギーを得られます。 朝はなかなか食事が喉を通らない人でも、飲むだけで良いのでおすすめです。
特に、甘酒に多く含まているブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源となる栄養素です。寝起きの頭をはっきりさせるには、これ以上効果的な飲み物はないでしょう。
他にも、仕事や運動などで筋肉が疲労したタイミングでも、ブドウ糖の補給で甘酒が役に立ちます。 満腹感が得られやすくダイエットにも使えるので、間食の時間に摂るのも良いでしょう。 甘酒には、神経の高ぶりを抑えて寝つきをよくする効果もあります。夜寝る前のタイミングで飲んでおけば、睡眠不足の解消も期待できます。
料理のアレンジにも活用できる甘酒
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健康や美容の効果には関心があるものの、甘酒はクセがあって飲みにくい。 そのような人には、料理に利用する方法もおすすめです。 甘酒には豊富な糖分が含まれています。そのため、そのまま甘味料として使用することもできるのです。
例えば、パンケーキやマフィンなどに、本来の砂糖やバターの代わりに使ってみましょう。もちろん、おしるこのように和風の甘味にもぴったりです。だし巻き卵や鍋などの料理では、自然な甘みとともに酵素の働きで旨味も引き立ててくれます。洋風でも問題なく合うので、是非一度試してみてください。
米麹甘酒は濃い甘さ、酒粕甘酒は香りがそれぞれの特徴です。料理に合わせて使い分けましょう。 もし血糖値の上昇が気になるのであれば、酢や生姜、ニンニク、シナモンなどの素材と合わせることで、それを緩やかにすることができます。
甘酒を継続して飲む
「飲む点滴」や「飲む美容液」といわれるほど、様々な効果を持つ甘酒。 ただし、薬のようにすぐ効くというわけにはいきません。大切なのは、長く飲み続けること。そのために、フルーツや豆乳を加えたり、料理に用いるといった工夫もおすすめです。
冬は熱くして、夏は生姜汁などと混ぜれば、一年中美味しく飲むことができます。 市販されている甘酒の多くは、加熱殺菌の影響でビタミンや酵素の効果が十分には得られません。米麹さえ購入すれば自分でも簡単に作れるので、より健康や美容を求めるのであれば、是非チャレンジしてみてください。
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