【飲むと綺麗になる!】酒粕の甘酒に含まれる栄養分とその効果を紹介

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酒粕の甘酒とは

甘酒は、米麹とお米、もしくは酒粕を原料に作られるものがあります。アルコール度数は1パーセント未満で、甘「酒」と言ってもソフトドリンクのうちの1つになります。ですから未成年でも飲むことができる飲み物です。

ただ、酒粕甘酒の場合はそれ自体にアルコールが含有されており、少量とはいえそのアルコールが残っているため、幼児などお酒に弱い人や妊婦さんは大量に飲まないように注意が必要です。胎児と母体は繋がっているので、妊婦がアルコールを摂取すると胎児が胎児性アルコール症候群になり、先天性疾患を引き起こす危険もあります。

幼児も身体がまだ発達していないので、アルコールを分解する肝臓も完成していませんから、飲み過ぎには気を付けましょう。どうしても甘酒が飲みたいと言うのであれば、酒粕よりアルコールの含有量が少ない米麹由来のものが良いかもしれません。

酒粕の甘酒の特徴


出典:写真AC

酒粕を使った甘酒は、日本酒を作る過程でできる酒粕を原料とし、その酒粕は米麹を発酵させて製造されます。米麹に比べるとアルコール分を多く含有しています。日本酒を製造する際に残るもろみでできているので、日本酒特有の良い香りがするというのが特徴的です。

この酒粕自体には甘みはありませんが、砂糖を加えることによって味わいが出るうえ、本来ならば日本酒の精製の副産物であるものなので、安く販売することが可能です。

酒粕の甘酒の栄養


出典:写真AC

そんな甘酒には、まず酵素の助けになり疲労回復や肌を整えるビタミンB1、B2、B6などのビタミン群があります。次に腸内環境を整えてくれる食物繊維、オリゴ糖があり、脂肪分解酵素やでんぷん分解酵素と呼ばれる100種類以上の酵素があります。

そしてシステイン、アルギニン、グルタミンなどの必須アミノ酸が含まれています。何よりオリゴ糖とともにブドウ糖が豊富です。これらの栄養素は点滴の成分とほぼ同じなので、古くから甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれています。

また、便秘解消によって肌や髪を美しくしてくれたり、適量であればダイエットにもなるので「飲む美容液」と称されることもあります。

酒粕の甘酒の効果


出典:写真AC

甘酒に含まれている大量のブドウ糖は脳や体にとってのエネルギーとなるため、食欲がなく食べ物が食べられない時や、疲れている時、忙しくて食事が摂れない時などに体力を回復するのに役立ちます。手っ取り早く栄養が補給できるんですね。

起床してすぐの空腹時に他の食べ物と一緒に摂ると血糖値が上がるため、寝起きに食事と共に取り入れるのが効果的です。

また、ダイエットにも効果があり、その理由としてビタミンB群が新陳代謝を助けてエネルギーを消費しやすくすること、酵素には脂肪をエネルギーに変える働きがあること、ブドウ糖は満腹中枢を刺激するため食前に飲めば食べ過ぎを防げることなどが挙げられます。

また、甘酒を飲む時間帯は目的によって変わってきます。どの時間帯に飲んでも効果を発揮しますが、ダイエット効果を期待するのならば朝に飲むことです。起床する朝に甘酒によって代謝を高めると、一日の基礎代謝が上がるため、脂肪や糖が燃焼します。なのでいつもと同じ生活をしていても効率よくエネルギーを消費することができます。

逆に夜飲むと、安眠の効果があります。寝る前にホットミルクを飲むと良いことはよく耳にしますが、ミルクの代わりに温かい甘酒を飲むと血の巡りが良くなり、リラックスできます。ぐっすりと眠って質の良い睡眠を取れば体の疲労回復に繋がります。一晩だけでは効果が出なくても、毎日の習慣にすれば段々安眠できるようになるはずです。

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