新潟県のおすすめ日本酒その4「高千代(たかちよ)」
雑味の少ない米本来の美味しさが味わえる
高千代を生産している「高千代酒造」では、全国においても珍しい「一本〆」という米を使っています。
「一本〆」の米は「五百万石」と「豊盃」を人工交配した固定種になります。 五百万石は、新潟県の日本酒を代表する「淡麗辛口」ですが、「一本〆」の味わいには「旨み」があります。
それ故、五百万石の精米係数などは残しながら、辛口では出せない味わいを出すことができます。 そんな高千代のおすすめは「純米大吟醸魚沼産一本〆」になります。
先ほど紹介した通り、旨みが滲み出ているお酒です。 希少な魚沼産の一本〆を原料米として、扁平精米で精米歩合48%まで磨いたもので、雑味の少ない酒になっています。
新潟県のおすすめ日本酒その5「越後鶴亀(えちごつるかめ)」
純米酒ながらも飲みやすい
出典:写真AC
越後鶴亀は新潟県にある角田山の麓にある町で造られています。 こちらも「淡麗辛口」を敢えて選ばず、旨みがある日本酒となっています。 越後鶴亀が生産している日本酒は生産量のうち約70%が純米酒であり、酒造りに対してのこだわりと思いが現れています。
そんな越後鶴亀、の純米大吟醸の日本酒「越後鶴亀 超特醸 純米大吟醸」は、山田錦精米歩合40%を使用した日本酒です。 飲んだ瞬間に旨みと少しの辛さ広がり、その後にフルーティーな香りが鼻から抜けていきます。 純米酒でありながら飲みやすいのが特徴的です。
新潟県のおすすめ日本酒その6「加茂錦(かもにしき)」
料理にもぴったり!時代に合わせて作られてきた一本
出典:写真AC
創業120年以上の加茂錦酒造。 昨今食生活や、食卓に並ぶものが変わってきたことから、「どのようなお酒がおいしく飲めるのか」を考え研鑽を重ねている酒蔵です。
日本酒だけでなく梅酒なども生産するようになったことから、ニーズに合わせたお酒を提供しようという思いがわかります。
そんな加茂錦酒造が造る日本酒、純米大吟醸「荷札酒」ですが、精米50%の山田錦を麹米に使用し、精米50%の五百万石を掛米に使用しています。 フレッシュ感があり、すっきりした後味が特徴的ですが、甘さは抑えられており、様々な料理に合うのでおすすめです。
新潟県のおすすめ日本酒その7「鶴齢(かくれい)」
淡麗のキレと米のうま味が味わえる
鶴齢は「淡麗旨口」を目指して、創業300年の「青木酒造」が造っている日本酒になります。 「青木酒造」は日本一の米どころと称される新潟県の青沼地方にある酒蔵です。
鶴齢は、塩や醤油を用いた料理が主体の、青木酒造の地元魚沼に合わせた味わいとなっています。 その為、新潟県の日本酒の特徴でもある淡麗のキレは残しながら、米の旨みを最大限に引き出した、飽きない銘柄となっています。
そしてその青木酒造「鶴齢 純米大吟醸」は「越淡麗」の30%精米を使用した純米大吟醸です。 創業300周年の青木酒造が今作れる最高の酒質を目指した日本酒であり、澄み切った透明感のある味わいが特徴的で、柔らかい飲み口の日本酒となっております。
新潟県のおすすめ日本酒その8「八海山(はっかいさん)」
熱燗でも楽しめる大吟醸酒
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八海山の酒蔵「八海醸造」も魚沼地方にあります。 「雷様の清水」で造られた八海山は、非常に綺麗な酒質になっています。 八海山の純米大吟醸「八海山金剛心」は麹米と掛米それぞれに、精米40%の山田錦、五百万石と他を使用しています。
ギリギリまで磨いた山田錦を2年熟成させて造られた「金剛心」は「淡麗辛口」で新潟県を代表する味わいを感じさせます。
本来、吟醸や大吟醸は燗酒にはあまり向かないと言われていることもあるのですが、八海山の場合は熱くしすぎなければ、冷酒では味わえない香りを楽しむことができるので、燗酒で飲んでみるのもおすすめです。