柿の葉茶の身体や美容に嬉しい効能|なんとビタミンCはレモンの10倍以上!

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柿の葉茶の原料や製法


出展:写真AC

 柿の葉茶の原料はその名の通り、柿の葉そのものを原料としています。 しかし、重要なことは柿の葉茶とすることができる採取される次期なのです。 7月から8月中旬の日当たりがとても良くなる季節であることや、乾燥していても葉が枯れていない季節に採取する葉であることが重要なポイントになるのです。

製法はまずはしっかり葉を乾燥させることから始めます。 乾燥させた後に細かく葉を刻み、蒸し器により約1分間ほど蒸します。 蒸し終えた柿の葉を今度はしっかり水分を抜くために乾燥させるのです。 こうした手間暇を重ねて、柿の葉茶が完成するのです。

柿の葉茶に含まれるタンニンの効果


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柿の葉茶には吸収性の高いタンニンが多く含まれていることで知られています。 しかし、実はこのタンニンは一般的なお茶などに比べると、実は少ない量なのです。 タンニンは抗酸化作用や殺菌、そして消臭作用などに優れていますが、反面鉄分の吸収を阻害する作用もあることで知らています。

貧血ぎみの人であれば、鉄分の摂取は必須ですが、タンニンにより吸収されにくくなることで摂取をためらっている人も珍しくありません。 しかし、柿の葉茶は適度なタンニンの量であることで鉄分の吸収を妨げるほどではないこともあり、まさにちょうど良いタンニンの摂取が可能だと言えるのです。

柿の葉茶に含まれるプロビタミンCとビタミンC


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柿の葉茶のビタミンCはなんとレモンの10倍以上と言われています。 ビタミンCと聞くと、緑茶もとても多くのビタミンCを含んでいますが、緑茶よりもはるかに多い約20倍以上のビタミンCを柿の葉茶は含んでいるのです。 さらに柿の葉茶にはビタミンCになる前のプロビタミンCと呼ばれる成分も含まれているのです。

この成分はビタミンCが苦手としている熱による成分のダメージが起こらないので、お茶として熱を加えて摂取しても栄養素をしっかり吸収できると言うメリットがあるのです。ビタミンCの摂取目的としてお茶を飲みたいと考えている場合には、断然柿の葉茶の方が有利だと言うことを理解しておきましょう。

柿の葉茶に含まれるアストラガリンの効果


出展:写真AC

柿の葉茶にはあまり知られていませんが、アストラガリンと呼ばれる成分も含まれています。 聞きなれない成分かもしれませんが、このアストラガリンにはアレルギーの炎症を引き起こしてしまうヒスタミンを抑制してくれる効果があります。

また、アストラガリンはポリフェノールの一種なので、アンチエイジングなのどの美容効果も得ることができる成分なのです。

柿の葉茶に含まれるルチンの効果


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柿の葉茶に含まれているルチンもまた、ポリフェノールの一種の成分なので高い美容効果を生み出してくれる役割を担ってくれます。

さらにルチンは血管強化作用なども期待でき、さらに抗酸化作用も同時に得ることができますので、ただ見た目を改善できるだけではなく体の内部からしっかり若返りを目指すことができるのです。 血行の流れの改善にも繋げることができますので、冷え性で悩んでいる女性にも強い味方になってくれることは間違いありません。

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