東北の夏祭りは、全国的にみても規模が大きく、熱気があって魅力的なものがたくさんあります。年間を通して比較的気温が低い東北地方では、夏が非常に短くなっており、この期間を思い切り楽しみたいという思いが祭りにぶつけられているのです。
使われている神輿等の大きさや、参加している人数も規模が非常に大きく、また、地域によって独自性がある祭りが短期間でまとめて体験できますので、全国から東北の夏祭りをはしごするために、多くの人が集まっています。
一般の人が参加できる祭りも多く、観光客の中には一緒に踊る人も多く見られます。今回は、特に知名度の高い東北三大祭りや、無形文化財に指定されているような、伝統的な祭りを中心にご紹介していきます。
人生で一度は見たい!青森ねぶた祭り
photo by Herry Lawford
8月初旬の青森ねぶた祭りは、東北地方の祭りの中でも真っ先に名前が挙がってくる祭りの一つです。東北三大祭りの一つであり、国の重要無形民俗文化財でもあります。国内に限らず、海外からも観光客が多く訪れ、毎年300万人超の観客を動員しています。
前夜祭から一週間近く続くこの祭りは、言い伝えや歴史を題材にして作られたねぶたや高さ5m、重量4tという巨大な行灯が市内を練り歩き、お揃いのはっぴ姿で跳人と呼ばれる踊り子が、笛や太鼓のお囃子に合わせて踊ります。
衣装を用意すれば飛び入り参加も可能ですので是非参加してみてはいかがでしょうか。
観賞料金は基本的に無料ですが、よりゆったりと観覧できる有料観覧席は3,000円程度です。電車で行く場合には、JR青森駅から徒歩5分〜20分程度、車ならば青森道青森中央ICから15分程度かかります。
2018年の日程はこちら!
2018年8月1日(水)前夜祭 2018年8月2日(木)〜7日(火)ねぶた運行
2018年8月8日(水)夜 花火