伝統工芸の定義は、なんとなくわかるけど、実際にどういうものがあるのか分かりにくいですよね。そこで、全国の伝統工芸に関する人気のニュースを週刊でお届けします! 日々、伝統工芸のニュースに触れることで、伝統工芸の作品だけでなく、最新の動向や各地の展示会情報などを掴めるようになります。 毎週配信しておりますので、イベント情報や最新情報を見逃したくない方はSNSのフォローがおすすめです。 Instagram Twitter Facebook ニュースの前に伝統工芸の定義を手短に解説 経済産業大臣は、「伝統的工芸品」として、以下の5つの要件に該当する工芸品を指定します。 1.主として日常生活の用に供されるものであること。 2.その製造過程の主要部分が手工業的であること。 3.伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。 4.伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。 5.一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。 経済産業省HP それでは、伝統工芸ニュースをご覧ください。 今週の伝統工芸ニュース 伝統工芸×NFT総額16ETH(約300万円)プロジェクトの第2弾始動 第1弾は、日本の伝統色である「和色」を活用したNFT作品「十人十色」がオークション結果で総額16ETH(約300万円)となりました。 プロジェクト名は「JINP(Japan Inspired NFT Portal)」。株式会社CyberZと株式会社OENが発足したNFTで日本文化を世界に発信するプロジェクトです。 第2弾も期待が高まります。 ニュース記事 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001214.000006792.html 大学生が今の時代にアレンジした伝統工芸品で展示会 京都市 現代の若者に好まれる部屋をイメージし、そこに伝統工芸品をアレンジした作品を並べ、伝統工芸品が現代の日常にも馴染むことをアピールしています。 「京都の伝統工芸品が形を変えて、現代でも活用できる可能性を感じてほしいです」 京都産業大学2年生の村上菜々芽さん 京都の伝統工芸品を現代風にアレンジして展示するイベントが京都市中京区で行われています。需要が少なくなる伝統工芸品の魅力を再認識してもらいたいと京都産業大学の学生を中心に行っています。 2月4日〜2月18日まで …
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深川製磁 大阪店さん(@fukagawa_osaka)がシェアした投稿 – 8月 3, 2017 at 8:09午後 PDT 九州の佐賀県西松浦郡の有田町といえば、“有田焼”で有名なところです。その歴史は、江戸時代までさかのぼります。朝鮮人の陶工、初代金ヶ江三兵衛らが有田焼に使われている陶石を発見して、陶器を作ったのが始まりだと言われています。 絵付けの発展と共に、海外で人気に 当初は分厚く、色もあまり使われていなかったのですが、歴史の変遷とともに絵付けの技術が発展し、その後、絵付けの技術や美しいデザインが海外でも認められ、1650年以降、中国やヨーロッパにも輸出されるようになります。ヨーロッパの王侯や貴族の間では、有田焼の陶器を持つことが、ひとつのステータスになっていたそうです。 1867年万国博覧会、1900年パリ万博で入賞 有田焼は一時衰退するものの、有田の豪商・久富与次兵衛が独占販売することにより再興し、やがてその販売が自由に行われるようになりました。そして、1867年からは次々に万国博覧会で出品し、ジャポニズムの人気ともあいまって、数々の賞を受賞しました。そのなかのひとつが、1900年にパリ万博で金牌を受賞した深川製磁の大花瓶だったのです。深みのある赤や鮮やかなブルー、金色で描かれた、高さ2mもある大きな花瓶は、現代でも色褪せることのない優美で美しいたたずまいを見せてくれます。 出典:深川製磁株式会社 その後、有田焼は国内、海外で愛される陶器になって、日本国内はもとより、海外でもコレクターたちに高く評価されるようになりました。 深川製磁とは ayuayuさん(@ayuayu0629)がシェアした投稿 – 6月 17, 2017 at 2:17午前 PDT 深川製磁は、有田焼を代表するブランドのひとつで、香蘭社などとともに国内外で大変な人気を集めています。創業は明治27年。「ブルーワイナリー」や「ブルーチャイナ」に代表されるフカガワブルーと呼ばれる色と鮮やかな赤絵は、深川製磁の象徴的なカラーです。 すべての作品は、初代深川忠次の工藝思想という哲学をもとに作られ、技術と意匠が表裏一体でなければならないというポリシーは、現代でも変わらず受け継がれています。 モダンと伝統の融合 ayuayuさん(@ayuayu0629)がシェアした投稿 – 2月 …
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神社や寺の創建や由来を縁起というところから、物事が起こりそうな気配、兆候の由来も縁起というようになりました。 更にその良し悪しを判断するようになり、良い縁起を得られれば幸運が開けて幸福になり、悪い縁起を得てしまえば不運になり不幸になる、とされました。 そして神社や寺で参拝者が神仏の加護を得て良運を得るための物が「縁起物」として売られるようになったのがその始まりです。「縁起物」は神社や寺によく行く正月や節分などの行事を始め、日々の生活に広く浸透しています。 日本各地にある縁起物① 成就いなり(山形) 出典:写真AC 山形県天童市にある真言宗総本山、丹法山成就寺の別院が銀座にあります。 その一階にお寺のセレクトショップ「TERA SHOP GINZA」があり、そこで販売されている縁起物が「成就いなり」です。 この店では全国の寺社から御朱印帳やお守りなど選りすぐりの、浄化と成就をもたらすという品を揃えています。 「成就いなり」は住職自ら米づくりにも携わっていて、すべての事象を含んでできあがったお稲荷さんなので、「成就いなり」と名付けられました。 天童市の日光を浴びた天日干しのお米「天童あきたこまち」と、れんこん・しいたけ・ごまを使用し熊本の歴史ある名産「南関揚げ」で包んだ深い味わいです。 縁起物として、贈答品によく用いられています。 日本各地にある縁起物② 福引せんべい 出典:写真AC 「福引せんべい」は三重県の津市や松阪市で節分の季節限定で厄除けに販売されている小麦粉を使用した甘い三角形のせんべいで、空洞があり、割ると中から玩具や打ち出の小槌やおみくじなどの縁起物が出てきます。 素朴な味を懐かしく思う人や縁起物として購入する人が多く、昔から日本三大観音のひとつとされる三重県津市の津観音の名物だったようです。 この「福引せんべい」を売っている主な店は二つあり、津市は「平治煎餅」、松坂市は「柳屋奉善」になります。 日本各地にある縁起物③ 茶柱縁起茶(福岡) 出典:写真AC 昔から日本ではお茶を湯呑みや椀に注いだときに、茶葉の茎が縦に立って浮かんでいると「茶柱が立つ」と言って大変縁起が良いとされてきました。ところが最近では「茶柱」にはなかなかお目にかかれなくなりました。 理由としては、デザインに工夫を凝らしていたり性能を良くした急須の登場や、茶葉や茎を椀に入れない茶こしの使用や、もともと茎が入っている茶葉の需要の減少だったり、人々がお茶を飲む時間自体が減っているなどが考えられます。 ところが今でも縁起の良し悪しに「茶柱」を気にする人は結構います。 そういった背景からか、手軽に必ず「茶柱」が立つお茶が考え出されました。 薬のような見た目のカプセルを割って、中に入っている粉末と茶柱を湯飲みに入れてお湯を注げば、ぷかりと浮いた「茶柱」に頬も綻びます。 福岡の「縁起茶本舗」という会社で「茶柱縁起茶」が販売されています。 また、島根県出雲市の「茶三代一(ちゃさんだい)」というお茶屋さんで「出雲茶柱縁起茶」が販売されています。 …
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日本の伝統文化であり、機能性に優れ、美しい姿で目を楽しませてくれるのが着物です。それでも着物を自分で着る事が出来る方は、そう多くはありません。 冠婚葬祭や成人式、七五三やパーティや卒業式などで着る機会は有りますが、美容院などで着付師の方に着させて貰う人がほとんどです。 日本文化を守る為にも着物姿はなくす訳にはいきません。そんな日本の伝統を守る仕事と言えるのが着付師です。 今回はその着付師という仕事を収入や資格などを含め、詳しく紹介します。 着付師とは 冠婚葬祭や成人式など様々な和服を着る場面で、どのような装いが相応しいかの知識を身に付け、その相応しい形に着物を着付けする技術を持っている人が着付け師です。 着付師の仕事 https://www.pakutaso.com/ 着付師が活躍する場所は沢山あります。 デパートや専門店の着付師 まずはデパートや専門店での販売や着付けです。特に和服に関しては、専門の知識が必要です。着物は安い買い物ではありません。専門家の話を聞き、安心して購入したいと考える方がほとんどだからです。 式場や芸能の着付師 次に、結婚式場や美容院、時代劇や芸能関係の和装の着付けです。最近の結婚式や成人式、卒業式などは古典に乗っ取って着付けなければいけないと言う事は無く、現代風のアレンジも多々有ります。 芸能関係でも、アイドルや和楽器バンドの様に古典では無くアレンジされた物も有り、そこで着付師をするにはそれなりのセンスが必要です。 逆にお葬式や古典の時代劇、ましてや歌舞伎などの着付師だと古典の着方を習得しなければいけません。また、舞台やテレビ、映画の場合は奇麗に着ているのに動き易く乱れにくいなどの技術や着る方と着せる方との相性も有ります。 写真館の着付師 さらに、写真館のスタッフやカメラマンにも着付けの知識が必要です。これには雑誌の撮影のスタッフやカメラマンも含まれますが、着付けした姿を写真に残す為、それ相応の知識が必要なのです。 又、デザイナー物の着物であるならば、そのデザインを生かす様に着せて写真に取らせなければ意味が有りません。一点物の友禅で着物の絵がきちんと見えなくなる様な着せ方では、きもの雑誌に掲載する意味が無くなってしまうからです。 後世に残したり、世間に公表したりせねばならない物なのできちんとした着付けが要求されます。 講師や教室の着付師 最後は、資格を取得している場合、取得した団体の講師になり後任を育成するか、自分で開業して教室を開いて教鞭を振るう道もあります。 着付師の年収・勤務体系 上記に挙げた勤務場所やその人の能力、社交性や運などによって様々です。デパートや専門店での販売であれば社員か派遣社員などの待遇です。つまり月の給料は普通のOL並です。 結婚式場や美容院などは、コンスタンスに収入が入る場所ではありません。結婚の多い6月などは一日に何現場もこなさなければなりませんし、成人式や卒業シーズンも同様に一日に何度も着付けなければなりません。もちろんその日の儲けは多くなります。イベント事に左右されるため、厳しく言えば日雇い労働者と同様です。 商業舞台で、時代劇や歌舞伎などは会社に入っている着付師の人達なので会社員と同様です。日本舞踊のおさらい会などのイベントでは、何人か着付けて2万円から5万円とその時の条件によりますし、毎日有る仕事ではありません。 テレビの時代劇なども会社員ですし、映画もほとんど会社員が出向します。 写真館などはその写真館の人気に左右されますので、一概には言えませんが会社に所属となります。雑誌などは着物の専門雑誌なら会社員扱いか、大物の場合は専属で着付師を指名しているため高い給料を望めるでしょう。 大物女優の専属になれることはほとんど有りませんが、稼ぎと待遇はとても良いです。 …
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蛇骨湯は、昭和の面影を残した浴場と、江戸時代から続いた歴史がある東京の銭湯です。 改装し、清潔感を出しつつも、レトロな銭湯として古き良きを残した心地よい空間が魅力的です。 黒湯を使用した天然温泉の他、サウナ、ミストサウナ、露天風呂と見た目以上に設備は整っています。 タオル&カミソリ&ハブラシ&手提げ袋が入った手ぶらセットや、石鹸、リンスと備品はありますので、手ぶらでの利用も可能です。 また、こちらの銭湯はリンスインシャンプーとボディソープが浴室内に設置してあるので、わざわざ持ち込む必要が無いのもポイントです。 浅草という下町にある銭湯なので、風呂上がりに浅草のお店で一杯ひっかけちゃう粋な楽しみ方もできちゃいます。 営業時間:13:00~24:00、定休日は毎週火曜日。 アクセス:東京メトロ「田原町」駅3番出口から徒歩3分、都営浅草線「浅草」駅A1出口から徒歩5分 入浴料:大人(中学生歳以上)460円、小学生180円、6歳未満80円、サウナは別途料金200円、共通入浴券(10枚)4,300円、サウナ利用回数券(10枚)1,500円 公式HPはこちら 東京の銭湯へ行き、疲れを癒そう 出典:写真AC 東京の銭湯には、古き良き昭和の銭湯だけではありません。 モダンな銭湯から、プロジェクションマッピングを施した銭湯、黒湯温泉など多様な銭湯が揃っています。 また、今回ご紹介した銭湯はどれもが東京都浴場組合に含まれた銭湯なので、入浴料は均一。 それでいて、スーパー銭湯並かそれ以上のクオリティーの銭湯が多数揃っているのです。 「東京にはこんなに綺麗でオシャレで魅力的な銭湯もあるんだ」というのを知り、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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豆味噌とは、原料に米を用いず、大豆と塩と水だけで作るものをいいます。八丁味噌というのは、その中でも特に愛知県岡崎市岡崎市八帖町で生産された味噌のことを指しています。 色の濃い赤味噌ですが、塩分濃度は11%と塩味はそれほど強くありません。むしろ、他の味噌と比べても薄いといえるでしょう。また、米を使用していないので糖分も少なく、甘味も控えめです。 最大の特徴は、大豆の旨味をぎゅっと凝縮したコクのある味わいです。酸味や渋みなども程よく混ざって、八丁味噌ならではの独特の風味を形作っています。東海地方では、味噌汁をはじめ、多くの名古屋飯に用いられている味噌です。 戦国時代に誕生していた?八丁味噌の歴史 出典:写真AC 八丁味噌の産地である岡崎市八帖町は、岡崎城から西に八丁(約870m)の位置にあることからその名前がつきました。もともとは、八丁村と呼ばれていました。 矢作大豆や吉良地方の塩、天然水などを入手しやすく、すでに戦国時代には豆味噌が作られていたと考えられます。 また、川に囲まれ湿度が高く、食べ物が腐りやすいことから、保存の利く味噌の製法がより発達しました。徳川家康が長寿だったのも、この豆味噌が理由だともいわれています。 兵食としても注目され、これに目をつけた大田弥治右衛門と早川久右衛門は、同時期に味噌の製造を始めました。これが、八丁味噌の起源です。 八丁村は陸路と水路の交わる要衝で、八丁味噌は各地へ輸送されるようになりました。江戸時代後期には、その出荷量の3分の1近くが江戸に送られていたといいます。 やがて、明治時代になると早川家の八丁味噌は宮内省の御用達ともなります。このことからも分かるように、当時は八丁味噌は高級品として扱われていました。しかし、戦時下には価格等統制令によってほとんど原価と変わらない公定価格をつけられることになります。 さらに大豆不足もあり、八丁味噌を作っていた両社は1940年に休業へ追い込まれてしまいます。それでも、戦後には営業を再開しました。1960年代後半には、海外への輸出も始まります。 さらに、1980年代にアメリカの有機食品認証を取得。オーガニックフードとして、現在では国内のみならず海外でも広く受け入れられるブランドとなっています。 魅力のない県なんて言わせない!「愛知県」の記事一覧 もろみ酢とは?|美味しい飲み方や成分と身体に嬉しい効果を紹介 醤油の作り方|自宅でも作れる!必要な材料やポイントも紹介 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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出典:フォト蔵 伝統芸能である狂言を演じる役者を狂言師といいます。狂言は能楽の分野の1つのため、狂言師が所属する能楽協会の名簿では「狂言方能楽師」といっています。能と狂言とは違う芸能ですが、同じ日に上演されることが多く、これを総称して能楽といいます。 公文式のTVCMに、親子で出演している野村萬斎さんは有名で、ご存知の方もいるのではないでしょうか。「陰陽師」や「のぼうの城」など俳優としても有名ですが、もちろん狂言師であって、プロの役者なのです。 狂言師の仕事 photo by midorisyu 狂言師の仕事はもちろん、役者として狂言を演ずることです。同じ能楽の舞台で演ずる能と狂言の違いはご存知でしょうか。能では主役であるシテ方が面を付けますが、狂言では素顔で、表情豊かに演じます。そして狂言は、笑いの芸で、セリフもわかりやすいものです。歌舞伎のように、大規模な舞台装置も使いません。 1日ごとに違う演目を上演するのも能楽の特徴です。狂言師は、狂言のみを演じ、能は演じません。狂言の世界は、和泉流と大蔵流とに大別され、さらにその流派の中で活動している家々があります。狂言の公演は、家々ごとに行うケースがほとんどで、他の家や流派との交流は、もともと多くありません。 ただ最近は、能と組み合わせない単独の狂言公演も多く、他家、他流にゲストで出演したりされたりといった機会も増えてきています。狂言(そして能)を観る場所としては、千駄ヶ谷の国立能楽堂などで公演が行われています。 この他、東京・横浜に5か所の能楽堂があります。地方では、屋外の能楽堂を舞台として、薪能など開催されていて、プロの狂言師が出演することもあります。狂言師の仕事にはこの他、アマチュアの弟子に技術を伝授するというものもあります。 狂言師の気になる年収 photo by midorisyu 狂言師の年収は、240万円~540万円程度です。アマチュア弟子からの謝礼も収入に含まれます。能楽師の中では、能のシテ方、ワキ方よりも低く、お囃子(はやし)と同等です。狂言師は勤め人ではありませんので、福利厚生などはありません。 狂言師のメリット・デメリット 出典:フォト蔵 年収を見てわかる通り、狂言師になったからといってお金持ちになれるわけではありません。これはデメリットといえます。伝統芸能の世界で生きていきたいという信念を持った人でないと、続かないでしょう。もちろん本当にやりたい人にとっては、なれるだけで幸せな世界だと思われます。これはメリットといえます。 狂言師に向いてる人、向いてない人 photo by Chris Gladis 伝統芸能にも色々な種類がありますが、狂言の世界は比較的狭いものです。かつてこの狭い業界で、宗家襲名騒動をおこした狂言師がいました。しばらくは良くも悪くも話題になりましたが、現在では見る影もありません。 伝統芸能の世界では、実力を認められない人の出番はないのです。このように、修業の労苦を厭う(いとう)人には向いていない世界でしょう。反対に努力した人には、大きなやりがいが待っています。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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富士山湧水もなかは、自分で中身を詰めるタイプの新感覚最中です。 最中の形は可愛い富士山型で、ピンクと通常の色の2色の富士山型もなかと瓶詰めのあんが入っています。 あんは静岡県県産の抹茶と小倉餡の2種類が用意されていて、好きな方を選んで詰めれば、まるで手作りしたような美味しさです。 あんがあらかじめ入っている最中よりも、パリパリッとした食感が楽しめます。また、通常よりもあんが柔らかめに作らているので、出来立てにより近い食感です。お好みの量を詰めることが可能で、もちろん2種類を混ぜて詰めてもいいかもしれません。 様々な楽しみ方ができるので、お子さんやお土産にも喜ばれます。 楽しいお土産選びの参考にどうぞ! 田子の月の魅力 出典:田子の月 田子の月の魅力は、お菓子への熱い情熱とこだわりにあります。 ひとつひとつ丁寧に、こだわりを持って作ることで上質な味を実現します。保存料を使用していないなど、品質へのこだわりは一級品です。 また、田子の月はお菓子の種類も豊富。定番のお菓子はもちろん、季節限定の菓子などの新商品も次々と作っています。 春分や敬老の日など、イベントにちなんだお菓子もたくさんあります。洋菓子や和菓子といった垣根にとらわれずに、独自のお菓子を常に開発中なのです。もう一度食べたい、そう思わせる魅力を田子の月は備えています。 ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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「波佐見焼」は、長崎県・波佐見町でつくられている、染付や青磁を主とした陶磁器です。丈夫で壊れにくいものが多く、昔から日常使いできる食器として親しまれてきました。現在も、定番から個性派まで、時代に合わせたバラエティ豊かなアイテムが流通しています。今回は、ちょっぴりモダンなスタイルを提案してくれる、人気の波佐見焼ブランドをいくつかご紹介します。 波佐見焼とは? 今から約400年前に、波佐見町で始まった焼きものづくり。もともとは施釉陶器が主流でしたが、磁器の原料が発見されたのを機に、しだいに染付と青磁を中心とする磁器へ移行しました。 粗い白磁に唐草模様を描いた「くらわんか碗」をはじめ、波佐見焼の多くは手頃な価格で、日常使いできるものがほとんど。成形、型起こし、釉薬、窯焼きとそれぞれに作業を発注するという分業体制も特徴のひとつです。 波佐見焼の伝統技術に少しのデザインと遊び心を essence(エッセンス)は、西海陶器が展開するテーブルウェアとインテリア雑貨のオリジナルブランド。波佐見町の製陶所跡地にスタジオをかまえ、従来のデザインにとらわれない新感覚の器を作り続けています。家の形をした調味料入れや楽器・動物をかたどった箸置きなど、食卓を素敵に彩るおしゃれなアイテムがそろうのが特徴です。 「esカップ」と「esボウル」は、10種類前後のカラーと柄、また豊富なサイズから、自由に組み合わせることができるようになっています。同じ柄をサイズ違いでそろえるのはもちろん、あえてバラバラのものをチョイスして、カラフルなコーディネートを楽しむのもおすすめ。 現代の暮らしになじむ「HASAMI」、洗練のディテール 複数の波佐見焼ブランドを手がけるマルヒロが、「愛される道具としての器」をテーマに作りあげた「HASAMI」シリーズ。余計な装飾を削ぎおとした、北欧食器を思わせる絶妙な色づかいとシンプルなデザインで注目を集めています。 「HASAMI」の定番プレートは、60年代のアメリカのレストランで使われていた大衆食器をイメージ。フチの高さもちょうどよく、何を盛りつけてもサマになるのが嬉しいところ。カラーは全9種。重ねて収納することができるほか、電子レンジや食洗機もOKと使いやすいように計算されています。 波佐見焼の時代を超えたスタンダードなものづくり 波佐見焼のブランドといえば、外せないのが白山陶器です。デザインから成型、絵付、施釉、焼成まですべての工程を自社で行い、あらゆるタイプの器を生産。グッドデザイン賞やロングライフデザイン賞なども数多く受賞しており、国内外でその確かな品質が評価されています。 白磁と錆色のコントラストが素敵な「錆千筋」シリーズ。蒸し碗は、丸みを帯びたフォルムが可愛らしい一品です。ほかにも急須、茶碗など、取り入れるだけで普段の生活がワンランクアップするようなアイテムがそろいます。 「麻の糸」シリーズからは、酒器をピックアップ。白磁に麻の糸をモチーフにしたうつくしい筋模様が描かれています。ちょうどよいサイズ感でお酒が注ぎやすく、お手入れがしやすいのもポイント。カラーはインディゴとセピアの2種類あり。 過去から未来へつづく伝統工芸、波佐見焼の可能性 400年という歴史を持ちつつも、その時代の暮らしに寄り添い、軽やかに進化を続ける波佐見焼。「気軽に手にとって、ずっと愛用できる」という伝統工芸の新しい姿がここにあります。それぞれのブランドが生まれた背景やコンセプトを理解したうえで見てみると、また違った楽しみ方ができるかも。現地では陶芸体験や絵付けにもチャレンジできますよ。長崎旅行を考えている方はぜひチェックしてみてください。 文・写真/ゆさ みずあ 焼物の記事一覧 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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長崎県の美しい対馬の海に浮かぶ離島・壱岐島。歴史的ルーツを持つ壱岐・対馬の中でも、本州とは違った別世界のような魅力を持つ孤島です。そんな壱岐島の観光スポットと魅力を紹介します。 壱岐島とは 出典:Pixabay 壱岐島は、九州の北方にある長崎県の島です。別名は、「天比登都柱(あめひとつばしら)」と呼ばれています。壱岐島の大きさは、車があれば二時間半ぐらいで一周できるほど小さいです。 貴重な歴史や文化、自然がたくさん残されているため、島全域が「壱岐対馬国定公園」に指定されています。 ちなみに周辺には、23個にも及ぶ属島が存在していて、それらの島を全てひっくるめて、壱岐島と呼んでいるようです。 壱岐島へのアクセス 壱岐島へのアクセスは、福岡空港から高速船に乗るのが一般的で、1時間ほどでアクセスできます。長崎からアクセスする場合は、飛行機を使って30分ほどです。 壱岐島内での移動は、レンタカーがないと厳しいでしょう。 壱岐島には電車が走っていません。バスは走っているものの本数は少ないので、ご注意を。空港のすぐそばにレンタカーがありますし、島の中にもレンタカーが点在しているので、訪れた際は是非ご利用ください。 壱岐島の観光スポット①猿岩 出典:写真AC 黒崎半島の先端にある、高さ45メートルの岩です。横から見ると、猿の横顔のように見えることから、このネーミングになった「猿岩」。これが、自然が生み出した造形だというのは驚きです。向きによって表情が変わるので、角度を変えて見るのも楽しみのひとつです。 また、猿岩から見る夕日の美しさも必見!猿岩を訪れる際は、夕日が沈む時間帯に合わせるのも良いでしょう。ちなみに、このスポットは、映画『奈緒子』の撮影場所になっていました。そのため、映画ファンの聖地巡礼としても、定着しています。 ちなみに、すぐそばには、「おさるのかご屋」があるのも魅力的。ここでしか購入できないお土産を販売しているので、是非お立ち寄りください。 【住所】長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触870-3 【アクセス】郷ノ浦港から車で20分 壱岐島の観光スポット②一支国博物館 ぱっと見た感じ、不思議な建築デザインになっている「一支国博物館」。それもそのはず、個性的な建築を作ることで有名な黒川紀章氏がデザインをしているんです。なんでも、黒川紀章氏が、国内で最後にデザインしたのが、こちらの博物館なんだとか。 中に入ると、魏志倭人伝が壁いっぱいに映し出されていて、インパクト十分です。他には、壱岐島で発掘された遺跡が展示されていたり、それに直接触れることができたりします。貴重な展示物が目白押しです。 【住所】長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515番地1 【アクセス】郷ノ浦港・芦辺港から車で20分。印通寺港もしくは壱岐空港から車で10分。 壱岐島の観光スポット③月読神社 出典:写真AC 壱岐島で有名な神社と言えば月読神社です。なんでも、伊邪那岐と伊邪那美命が、天照大御神の次に作ったのが、月讀命なんだとか。その月讀命が祀られているのが、こちらの神社なんだそうです。 神道発祥の地とされている背景もあってか、雑誌やテレビで頻繁に紹介されるようになり、壱岐島を代表するパワースポットになりました。 【アクセス】郷ノ浦港からタクシー約10分。芦辺港からタクシー約5分。印通寺港からタクシー約15分。 【住所】長崎県壱岐市芦辺町国分東触464 壱岐島の観光スポット④筒城浜海水浴場 出典:写真AC …