長崎県の美しい対馬の海に浮かぶ離島・壱岐島。歴史的ルーツを持つ壱岐・対馬の中でも、本州とは違った別世界のような魅力を持つ孤島です。そんな壱岐島の観光スポットと魅力を紹介します。
壱岐島とは
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壱岐島は、九州の北方にある長崎県の島です。別名は、「天比登都柱(あめひとつばしら)」と呼ばれています。壱岐島の大きさは、車があれば二時間半ぐらいで一周できるほど小さいです。
貴重な歴史や文化、自然がたくさん残されているため、島全域が「壱岐対馬国定公園」に指定されています。
ちなみに周辺には、23個にも及ぶ属島が存在していて、それらの島を全てひっくるめて、壱岐島と呼んでいるようです。
壱岐島へのアクセス
壱岐島へのアクセスは、福岡空港から高速船に乗るのが一般的で、1時間ほどでアクセスできます。長崎からアクセスする場合は、飛行機を使って30分ほどです。
壱岐島内での移動は、レンタカーがないと厳しいでしょう。
壱岐島には電車が走っていません。バスは走っているものの本数は少ないので、ご注意を。空港のすぐそばにレンタカーがありますし、島の中にもレンタカーが点在しているので、訪れた際は是非ご利用ください。
壱岐島の観光スポット①猿岩
出典:写真AC
黒崎半島の先端にある、高さ45メートルの岩です。横から見ると、猿の横顔のように見えることから、このネーミングになった「猿岩」。これが、自然が生み出した造形だというのは驚きです。向きによって表情が変わるので、角度を変えて見るのも楽しみのひとつです。
また、猿岩から見る夕日の美しさも必見!猿岩を訪れる際は、夕日が沈む時間帯に合わせるのも良いでしょう。ちなみに、このスポットは、映画『奈緒子』の撮影場所になっていました。そのため、映画ファンの聖地巡礼としても、定着しています。
ちなみに、すぐそばには、「おさるのかご屋」があるのも魅力的。ここでしか購入できないお土産を販売しているので、是非お立ち寄りください。
【住所】長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触870-3
【アクセス】郷ノ浦港から車で20分
壱岐島の観光スポット②一支国博物館
ぱっと見た感じ、不思議な建築デザインになっている「一支国博物館」。それもそのはず、個性的な建築を作ることで有名な黒川紀章氏がデザインをしているんです。なんでも、黒川紀章氏が、国内で最後にデザインしたのが、こちらの博物館なんだとか。
中に入ると、魏志倭人伝が壁いっぱいに映し出されていて、インパクト十分です。他には、壱岐島で発掘された遺跡が展示されていたり、それに直接触れることができたりします。貴重な展示物が目白押しです。
【住所】長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515番地1
【アクセス】郷ノ浦港・芦辺港から車で20分。印通寺港もしくは壱岐空港から車で10分。
壱岐島の観光スポット③月読神社
出典:写真AC
壱岐島で有名な神社と言えば月読神社です。なんでも、伊邪那岐と伊邪那美命が、天照大御神の次に作ったのが、月讀命なんだとか。その月讀命が祀られているのが、こちらの神社なんだそうです。
神道発祥の地とされている背景もあってか、雑誌やテレビで頻繁に紹介されるようになり、壱岐島を代表するパワースポットになりました。
【アクセス】郷ノ浦港からタクシー約10分。芦辺港からタクシー約5分。印通寺港からタクシー約15分。
【住所】長崎県壱岐市芦辺町国分東触464
壱岐島の観光スポット④筒城浜海水浴場
出典:写真AC
壱岐島には、30個ほどのビーチがあります。その中で、一番人気と言ってもいいのが、空港の近くにある「筒城浜海水浴場」です。
とにかく、眺めが最高に素晴らしい!その美しさは、 「白砂青松100選」「日本の水浴場55選」「日本の渚100選」「日本の水浴場88選」「快水浴場百選」など、名だたる絶景ランキングに選ばれているほどです。海水の色も綺麗で、少し離れた底がビーチから見えてしまうほどの透明度。砂浜の美しさも魅力的で、きめ細かい白い砂浜が約600メートルも続いています。
夏は多くの観光客が足繁く通い、シャワーや更衣室、キャンプ場やバーベキュー施設、テニスコートなど、楽しみやすい海水浴場になっています。
【住所】長崎県壱岐市石田町筒城東触1916
【アクセス】印通寺港から車で10分