【米は日本人の心】日本で栽培されている米の品種と美味しい炊き方

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米の品種紹介④

はえぬき

はえぬきは、一粒一粒がしっかりしているのが特徴で、粘り気が少なめで冷めてもおいしいので、コンビニのおにぎりやお弁当でよく使用されます。はえぬきは山形県であきたこまちと庄内29号をかけ合わせて1990年に作られ、1993年に品種登録されました。和食から洋食まで幅広い料理とよく合います。はえぬきの収穫期は9月の下旬です。

米の品種紹介⑤

ゆめぴりか

ゆめぴりかは北海道で作られた品種です。ぴりかとはアイヌ語で「美しい」という意味です。ゆめぴりかは柔らかく、粘り気が強いのが特徴で、冷めてもおいしく食べることができるため、おにぎりやお弁当と相性がよく、飛行機のファーストクラスでも採用されています。札系96118と上育427号を交配して作られました。ゆめぴりかの収穫時期は9月中旬です。

米の品種紹介⑥

ひとめぼれ

ひとめぼれは、1981年に宮城県でコシヒカリと初星を交配して作られました。バランスがよくやさしい味わいが特徴で、冷害に強く栽培が比較的簡単なことから、現在では宮城県、岩手県、福島県などの東北地方を中心に、青森県から沖縄県まで幅広く栽培されています。

焼き魚や刺身などの和食との相性が非常に良い米ですが、柔らかい米なのでカレーには不向きです。

ひとめぼれは、コシヒカリに次いで全国2位の作付面積を誇っています。比較的安い米なので、定食屋やコンビニエンスストアなどで採用されています。ひとめぼれの収穫時期は8月下旬から9月上旬と早く、「早稲」に分類される品種です。

米の保存方法


出典:写真AC

米の保存期間は季節によって異なります。冬なら2か月、春や秋なら1か月、夏には2週間程度で食べきるようにしましょう。古くなった米は甘みが少なく、硬くなりがちです。

米を保存するときに一番注意しなければいけないのが、虫がつくことです。米につきやすいのはコクゾウムシと呼ばれる虫です。コクゾウムシは湿度や温度が高いとつきやすくなり、カビの原因にもなります。カビが生えると米に緑、黄色、赤などの色がつき、風味も落ちてしまいます。

虫やカビの被害にあわないように、温度と湿度が低く、直射日光が当たらない場所を選んで保存することが大切です。冷蔵庫の野菜室で保管すると、常温で保存した場合と比べて約2倍長持ちします。

直射日光があたる場所、冷蔵庫や電子レンジの近く、湿気がたまりやすいシンクの下やキッチンの床に保存したり、米が入っていた袋に入れたまま口を開けて使うことは避けます。

米を保存する容器は、米びつか、空気を遮断できる密閉容器がよいでしょう。虫がつかないようにするために、米を入れるときには必ず容器をきれいに掃除するようにします。

また、米は臭い移りしやすい食材です。臭いの強い食材と一緒に保存することは避けましょう。

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