熊本県の郷土料理8選│だご汁やいきなり団子、ざぜん豆

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熊本県は福岡と大分、宮崎と鹿児島の4県に隣接しており、九州の真ん中付近にある県です。馬肉の生産が全国で一位であり、県内には馬肉を使った料理店が多数存在しています。また米や野菜などの生産も盛んで、スイカやメロン、ミカンやナスなどは全国でも有数の産地となっています。地酒も有名で、生産している米の品種も多い県です。

観光地として有名なのは熊本城、桜の見どころとしても知られる水前寺成趣園があります。熊本城は中央区にあり、JRの熊本駅から「熊本城周遊バスしろめぐりん」で30分ほどの位置にあります。

現在有料区間は立ち入れませんが、二の丸神社などから天守閣などを見ることができます。水前寺成趣園は同じくJR熊本駅から水前寺公園で下車し、徒歩で4分の位置にあります。公園内の料金は高校生以上は400円、小中学生は200円となっています。どちらも熊本を代表する観光地であり、自然豊かな風景にも出会えます。

熊本の郷土料理①

だご汁


出典:写真AC

熊本の郷土料理「だご汁」の「だご」とは、「団子」のことです。小麦粉を練って団子を作り、それを汁物の中に入れて食べる料理です。和風のダシを入れた汁物の中へ入れたり味噌汁の中に入れたりして食べることが多いです。

他の地域でも小麦粉を練って味噌汁などにいれる郷土料理がありますが、「だご汁」の特徴は、ゴボウやニンジン、里芋などの根菜と一緒に食べることが多いということです。

団子は柔らかい方が好まれ、少し溶けたくらいが美味しいといわれています。年中食卓にあがりますが、特に寒い季節には一般家庭でもよく食べる熊本の郷土料理の1つです。

熊本の郷土料理②

いきなり団子


出典:写真AC

「いきなり団子」は、熊本では誰しもが知っている郷土料理です。団子といっても汁物に入っている団子ではなく、中にはサツマイモと甘い餡が入っています。この団子の名前の由来は「時間がなくてもすぐに作れる」「お客さんが突然きてもすぐに出せる」という2つの意味があるといわれています。

団子の中にはサツマイモと餡が入っていますが、甘すぎずサッパリしているので誰にでも食べやすい団子となっています。家庭で作ることも一般的で、露店でもよく販売されている熊本の郷土料理です。手軽に作れることから長く親しまれている優しい味の団子です。サツマイモが入っているので腹持ちもよく、手軽に食べられることからオヤツとしても人気があります。

熊本の郷土料理③

ざぜん豆

「ざぜん豆」は砂糖と醤油、そして昆布で大豆を煮込んだ豆料理のことです。昔の修行僧が座禅をする前に大豆を食べたことから、この名前がついたといわれています。砂糖を多めに入れて煮込むので甘みが強いのが特徴で、見た目にもツヤがあります。大豆がギュッと締まり歯ごたえがあり、味がしっかりしみ込んで噛むたびにうま味がでてきます。

保存もきくので熊本では一度に多めに作り、毎日の食卓に並べ常備品として食することが多い郷土料理です。作り方は家庭によっても少々違いますが、伝統として家庭でそれぞれの味が受け継がれることが多いです。

【受け継がれてきた郷土の味】全国各地の郷土料理を紹介

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