沖縄の方言⑥
ちゃー
「ちゃー」は「いつも」とか「ずっと」という意味の方言です。いつも元気という時には「ちゃーがんじゅー(元気)」というように使い、動詞の前につけてずっと〇〇という様に使います。
疑問形の場合は「ちゃーがんじゅーねー」と語尾が変化します。沖縄では若者はあまり使わない古い方言です。
実際に使う時には、二人で話していて、その場にいない人が何してるか聞いた時にその人の行動を「ちゃー〇〇」と言うような使い方で、「いつも〇〇してるよ」という使われ方が多い方言です。
沖縄の方言⑦
あんまさい
「あんまさい」は「面倒くさい」とか「都合が悪い」とか「気分が良くない」という意味を持つ沖縄方言で、若者たちが、標準語の「めんどくさい」のように使う言葉です。
面倒くさいからという時には「あんまさいから」と使い「あんまさいから〇〇したくない。」というふうに沖縄では使われています。
沖縄の方言⑧
やったー
「やったー」は嬉しいという意味の単語ではなくて、相手が複数の人達の時に相手に対して何か言うときの沖縄方言で使われている主語で、「あなたたち」という意味を持つ沖縄方言です。
沖縄方言の二人称である「やー」と複数形の「たー」で「あなたたち」という意味になります。ただし現代では、嬉しいときの「やったー」も沖縄で使われています。
沖縄ではイントネーションが難しいので、沖縄県民以外の方はアクセントを聞くことで聞き間違えを避けることができます。
沖縄の方言の魅力
出典:ぱくたそ
沖縄県は日本の中でも海外からの文化の影響を特にたくさん受けた地域でありです。
さらにきれいな南国の海に囲まれた沖縄本島とたくさんの島々から連なる沖縄県の島でおじいさんやおばあさんの使う沖縄方言には、同じ島の人にしか解読ができないような単語もたくさんあります。
また、教訓のような素敵な意味を持つことわざのような方言もあり、沖縄が好きな人が沖縄の一つ一つの島を旅してみれば、その島々の一つ一つがまるで別の国のようにすら思えるほどです。
沖縄は琉球王国の昔からアジアと海の上でつながっていた地域であり、太平洋戦争以降のアメリカによる統治の結果、さらに新しいアメリカ文化の影響も受けて大きく変化し続けています。
沖縄方言は今も大勢の沖縄県民たちが使い続ける生きている言語であり、今も変化を続けている新しい言語です。また、沖縄方言には沖縄の人たちの考え方が含まれていて、それを知ることは沖縄を知ることと同じであるといえます。
もっと沖縄の方言を知りたい方にはこちらの本がオススメ。