沖縄の方言③
だからよー
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「だからよー」は、相槌につかう言葉です。
沖縄県以外にも宮崎県南部から鹿児島県全域、奄美群島でも使われていて、話し相手に自分のことで話題を振られた時に「そうなんだよねぇ」と、強い共感を求める時に発する方言なのですが、若者から老人まで、会話の最中ところどころで無意識に言ってしまうという方言です。
だからよーは、特に共感がほしい時には最初の音である「だ」がいつもより強くなるのでわかります。
また、相手と普通に話をしていてたまたま同じ意見で同意できたときにも使います。
例えば夕飯に何食べるか話していた二人ががたまたま二人共同じく焼肉を食べたいと考えていた時、
片方が「えっ?焼肉食べたかったの?」と聞くともう片方は「うん、だからよー!」と言うふうに使われています。
沖縄の方言④
なんくるないさー
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沖縄県の方言の代表格の一つである「なんくるないさー」は沖縄県外の人たちが思いつく数少ない沖縄方言の一つです。
なんくるないさーには、「なんとかなるよ」や「大丈夫」というような意味で知られており、明るい沖縄県民の人たちの明るい性格になんだかマッチしていて、沖縄方言の好きな言葉である人も多い言葉です。
ですが、沖縄県に伝わっている格言のなかの一部分で、本来はこの、なんくるないさーの前になんくるないさーにつながる部分があります。
それが「まくとぅそーけー」というもので、「真のことをすれば」という意味でその後ろに「なんくるないさー」をつけて「正しいことをしていれば何とかなる」という意味です。その点で、なんくるないさーは実は深い意味がある沖縄の方言です。
沖縄の方言⑤
あふぁー
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「あふぁー」は感嘆符であり「あーもー」とか「あちゃー」とか「うわぁ」という時に出る方言で「気まずい」という意味も持っています、若者が多く使う方言であり、気まずいときや何かに失敗した時に思わず口から出てくる言葉です。
同じような沖縄方言には「あがっ」や「あげっ」というものもあり、こちらも同じく沖縄県民がとっさのときやびっくりすると出て来る方言です。
次のページでは、私たちが使っている言葉でも、沖縄では意味が異なる方言を紹介します。